「キロノバの発見には「ローマン宇宙望遠鏡」が最適かも。その理由とは?」 【▲中性子星どうしが合体して爆発現象「キロノバ」を起こす様子の想像図(Credit: NASA, ESA, J. Olmsted (STScI))】アメリカ・ロスアラモス国立研究所のEve Chase氏が率いる研究グループは、開発中の宇宙望遠鏡「ナンシー・グレース・ローマン」(以下、ローマン望遠鏡)が「キロノバ」の発見に最適であるとした論文を発表しました。ローマン望遠鏡は、アメリカ航空宇宙局(NASA)が2027年5月に打ち上げる予定の宇宙望遠鏡です。キロノバとは、超新星爆発に至った大質量星が残した「中性子星」どうしが衝突することで発生する爆発現象のことです。太陽に近い質量であるにもかかわらず、直径が10km(約6マイル)ほどしかないとされる高密度の中性子星どうしが合体すると、金・白金・ストロンチウムといった重元素が生成されます。キロノバで生成された重元素は、将来的に地球のような岩石惑星の地殻を形成すると考えられています。