50代を駆け抜けるべく旅する写真家として活動しようとした矢先、新型コロナウィルス感染症の蔓延により、活動制限が余儀なくされるものの、持ち前のポジティブさで何事にも誠実に全力で取り組む上山敦司さん。写真展に来場された方との出会いでSDGsを知り、SDGsをキーワードに取材活動を行い、写真家としての肩書きと別に、SDGsの伝道師のごとく活動されています。主宰する「ココロハチマキ」では、やさしい広報と銘打ち、撮影と広報ツールの企画制作の2つの柱で活動中。コピーライター、ディレクターの経験から、自らデザイン制作まで行うマルチクリエイターというべきか。いや、上山さんにそんな肩書きは似合わないな(笑)。さて、今日のエピソードタイトルは、上山さんのココロハチマキのフィロソフィーからつけさせていただきました。
ゲスト・上山敦司/旅する写真家・ココロハチマキ代表
1年のうち10ヶ月は、フットワーク抜群のカメラマンとして、残り2ヶ月は世界を旅する写真家として活動しています。写真のテーマは「素」。作り込むのではなく、引き出すのでもなく、その人らしさが浮き出てきた瞬間が、一番魅力的な「素」の状態であると考えています。それは、写真だけではなく、コミュニケーションにおいても、制作物においても同じ。伝えるべき「素」の部分が、人肌の温かさをもって伝わる表現とはどのようなものなのか。その最適解を目指すことが自分にとってのクリエイティブです。写真はもちろん、これまでのコピーライター、編集といったキャリアも生かしながら、伝える手段を俯瞰し、「伝えたいことが、伝わる」情報発信のサポートをさせていただいています。
大学時代にバックパッカーとして一眼レフを持ち 、中国上海から陸路でパキスタン、イラン、トルコへと一人旅をしたことがきっかけで旅の面白さに目覚める。カメラを通した現地の人とのコミュニケーションの面白さにも気づき旅するときはカメラを持ち歩くようになる。以後、会社員となってからも1年に1回、約2週間の休暇を使い、1つの国をゆっくりまわる旅をする。ネパール、カンボジア、ラオス、タイ、イスラエル、オーストラリア、イギリス、 ケニア、セイシェル、キューバ、アラスカなどを旅する。アラスカへは2回渡航。1度目は故写真家星野道夫氏の足跡を辿る旅として、星野さんの著書に出てくる方々にお会いし、生前の様子についてヒアリングをさせていただく。同時にアラスカの自然の美しさに魅せられ、2度目は自転車にキャンプ道具を積んでアンカレッジからフェアバンクスまでを縦走。
毎年、旅の報告会やトークイベントをしながら旅のカレンダーを販売。
1967年5月 京都府舞鶴市生まれ
1991年3月 香川大学経済学部卒業
1991年4月(株)大伸社マーケティング部にコピーライターとして入社
2001年9月(株)大伸社を退職
2002年4月 ロケ撮影コーディネート会社 キーゾーンL.D.B.の設立に参加
2015年8月 学生時代からの夢であった写真家を目指してキーゾーンL.D.B.退職
2016年1月 写真家として活動を開始。小さな子供や家族写真、WEB用写真を中心に撮影。
2017年4月 サンティアゴ巡礼道1,700kmの旅スタート。約3ヶ月かけて完歩。
2017年11月 巡礼道で撮った写真をもとにカレンダーを作成。カレンダーとテントをリヤカーに積み
東京〜大阪の東海道を1ヶ月間歩きながら、各地の駅前で路上販売の旅をする
2018年7月 ベトナム縦断2,000Kmママチャリの旅を約50日かけて行う。ホーチミン〜ハノイ
2019年7月 ミニベロと列車で巡るスリランカ祈りの旅を行う。45日、2700km
●ココロハチマキHP https://yasashii-kouhoushi.com
●上山さんの写真がご覧になれるHP
写真作家うえやまあつしの旅マガジン https://atsushi-ueyama.com
●上山さんが取材されているSDGsコンテンツ
おおさかATCグリーンエコプラザ HP https://www.ecoplaza.gr.jp/project/sdgs_t_company/