「誘われると、どうしても断れないんですよね。癖なのかな。」と、ある人が言いました。
奇癖、女癖、手癖、足癖、癖毛、癇癖…。なんとなくですが、「癖」は、ダメなところという印象がありますね。
癖というのは、繰り返しによって固定化した、個性ともいえます。
「朝5時に起きて、すぐ体操する」というような、行動パターンとは、ちょっと違うんですよね。
どちらかというと行動パターンを表す感じは、「習慣」の方がスッキリします。
さて、あなたは自分の「癖」と「習慣」を知っているでしょうか?
すごーく嫌なことでも、習慣になると続けられるのですから。
「これは、良いことだ!」と思って何かを始めて、ずっと続けていることがあったら、それは素晴らしいことです。
良い習慣を身につけましょう!…って、たしかに正論。
でもね、その行動を楽しんでいるのか…。ちょっと立ち止まってみるのも、面白いかもしれません。
悪い習慣だって、何か理由があっての行動だから、無理にやめなくても、いいのかもしれません。
癖は、そう簡単に変えられません。あなたの、その「癖」は、本当に「癖」なのでしょうか?
あるいは、いろんな事情があって、いつの間にか癖のようになった「習慣」?
ついやってしまうことを、どうにかしたいのなら、「なんとなく」「楽しいか、楽しくないか」を自分の内側に問い合わせてみるのが、よさそうです。