冬の寒い日にバイクに乗ると鼻水が出るのは、体の自然な反応です。寒い空気を吸い込むと鼻の内部が冷やされ、鼻の血管が拡張して温かい血液を送り込みます。この過程で鼻の粘膜が刺激され鼻水が分泌されるのです。また、寒い空気が乾燥しているため、鼻の粘膜が乾燥しないようにするためにも鼻水が分泌されます。一方、ラーメンなどの熱い食べ物を食べるときも鼻水が出ることがあります。これは、温かい空気が直接肺に入るのを防ぐために、鼻が温かい空気を冷やす役割を果たしているからです。温かい空気を冷ますために鼻水が分泌され、湯気に含まれる水分が鼻水で冷やされることで結露し、鼻水の量が増える仕組みです。冬のライディング時には、マスクやフェイスマスクを着用して鼻や口を保護し、冷たい空気を直接吸い込まないようにすることで鼻水の分泌を抑えることができます。