今週は「帯広空港」周辺エリアから「幕別町」のおすすめ情報をお届けしていきます。
帯広空港から車でおよそ30分と空港からアクセスの良い「幕別町」。
幕別町といえば何をイメージされますか?幕別町発祥の「パークゴルフ」でしょうか?
それとも化石が発掘された「ナウマン象」でしょうか?もちろんどちらも幕別町が
誇るものです。パークゴルフはあらゆる年代が楽しめるコミュニティスポーツ。
名称の由来は“公園で始めた遊び”。 なので「パークゴルフ」と名づけられたそうです。
現在では幕別町、道内のみならず全国で愛好者が100万人をこえる人気のスポーツに
発展しています。幕別町内には14のパークゴルフコースがあり、そのほとんどが
無料なんです。道具の貸し出しは有料ですが、ぜひ、幕別町にお出かけの際は、
パークゴルフ発祥の地で、パークゴルフを楽しんでみてください。
そしてもう一つの幕別町名物「ナウマン象」。ナウマンゾウは、日本を代表する氷河時代の
ゾウ。およそ36万年前に生息し、およそ2万8000年前に衰滅した動物です。
幕別町でナウマン象の化石が発見されたのは昭和44年。当時は忠類村だった現在の
忠類地区で農道工事中に偶然発見されたそうです。
側溝掘り作業の際、アルバイトの少年がツルハシを地面に打ち下ろした先に、
湯たんぽのような模様がある楕円形の塊(かたまり)が出てきたのを発見。少年はそれが
理科の教科書に載っているゾウの歯によく似ていることに気づいたそう。そして、
専門家による調査の結果、その掘り起こされた塊が、なんとナウマン象の臼歯だ
ということが分かったそうです。その後の発掘調査には、全国から多くの研究者、教師、
学生らが参加し、全骨格の70〜80%にあたる計47個の化石を掘り出し、
世紀の発掘に関わった研究者は168人。当時およそ3千人の静かな村に、
村内外からの見物客などもおよそ1万6千人集まり、村を挙げての大発掘となった
そうです。1988年にオープンした忠類ナウマン象記念館には、大迫力の復元骨格模型や
発見から発掘までをパネルや映像で紹介されています。ぜひ、忠類ナウマン象記念館にも
お出かけください。