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連続起業家であるユリ・レヴィーンさんより、共同創業者のスティーブ・ウォズニアックさんが、お話し頂いてる話に、めちゃくちゃ感動しました
曰く
"起業家なら、プロダクトと会社への強い情熱が必要なことはわかっているだろう。
ユリは、これを「問題に恋をする」と表現する。
お金や自分自身などに恋をするのではない。そして、問題への恋を誰もが経験したことのある個人的な人間関係と結びつける。
問題に恋をすることは、起業家自身のアイデアやプロダクトを大事にすることではなく、エンドユーザーを大事にすることなのだ。
ここに成功のカギがある。私自身、いつもそれを信じてきた。"
ここから私は思いました
1、問題に恋をする
2、お客様に恋をする
3、情熱の源が回り始める
1、問題に恋をする
イノベーションには、「情熱」が必要だ、とは、私もいつも言っているお話しなのですが、その「情熱」っていったいなんなの?ということが、なかなかピンとこないこともあるし、そんな暑苦しいことは好きじゃないんだよなーと、クールに返されてしまうこともあります
しかし、「情熱」ってのは、恋するってことだよ。と言ってもらえると、凄くピンとくる気がしました。恋した時は、相当昔だろうが、今は推し活専門だろうが、誰にでもその気持ちはわかると思います
誰かのことが昼夜問わずに気になって仕方がない、寝てる時でさえ考えてる、寝食を忘れてしまう、熱が出てきてほとんど病気かもしれない、そんなことが、恋ですが
それと同様のなんらかの、その人にとってはものすごく大切な、"問題"のことを、恋しちゃった状態に陥る、これこそが、その人に、イノベーターとしての「情熱」が宿った瞬間だと、物凄く分かりやすく伝わるなあと感動致しました
2、お客様に恋をする
そして実は、それが自分毎ならば、自分だけが我慢すれば良い"問題"ならば、すぐに忘れてしまうのですが
それが実はいろんな人が困ってる"問題''かもしれない、今ここで自分が声をあげなければ葬り去ってしまわれるようなことなのだとしたら
それを解決してあげることは、自分だけじゃなく、その周りの人たちのためにもなる、「大義」に結びつくものなのではないか?そう思ったときから、その人たちのためにもなんとかしたいという、その人たち=お客様にも、恋をすることになるのだと思います
また、サラリーマンや、コンサルタントならば、大切なお客様が元々おられて、その人たちのことがとっても好きで、その人たちのためならば、なんでもしてあげたい、その人たちが困ってるなら、なんとか助けてあげたい、そんな気持ちが炸裂した時に、お客様に恋をしてる、それももはや盲目の状態まで行けた時に、イノベーションプロジェクトが起きる種になる、そんなことも思いました
3、情熱の源が回り始める
実は、私がいつも言っている、情熱のポートフォリオも、1番わかりやすい事例として、恋愛のことを言っていました
縦軸にポジティブネガティヴ、横軸にオープンクローズをとると、左上から右回りに、大好き→利他→個性→成長と象限があるのですが、人を好きになる時には
まず、大好きになって、その人のために何かしてあげたくなって、でもライバルとの差をつけたくなって、さらに、もっと自分が成長しなきゃ、と頑張る、そしてますます好きになっていく、このサイクルがぐるぐる回るのが、情熱の源の典型例という話をしていました
つまり、情熱と恋は、ほとんど一緒なものなので、イノベーションにおける、情熱を理解するためには、自分の恋を思い出せばいい
そしてイノベーションのパッションの根っこにあるのは、自分や誰かを助けたい、ペインを解消したい、ということにあるので、そのペインそのもの、問題を朝から晩まで考えてる状態
つまり、問題に恋をしている、それこそが、パッションに火が灯った瞬間なのかなと、思いました
一言で言うと
”問題に恋する”ノベーション
そんなことを話しています^ ^
参考:本: Love the Problem 問題に恋をしよう(電子書籍版) Ver1 2024年3月20日発行 著 者 ユリ・レヴィーン 訳者 樋田まほ 発行所 株式会社日本実業出版社
トムニクソンさんより、ピーター・カーニックさんの"ソース原理"を教えて頂き、衝撃をうけました
曰く
"クリエイティブな力がどこから来たとしても、私たちは誰にでも、この特別な力を自分の中から呼び覚ますポテンシャルがある。独創的な思想家のピーター・カーニックは、これを〈ソース〉と呼ぶ。"
"ソースたる人は、まだ存在しない未来を思い描き、それを現実化させる人間のすばらしい力(本書ではこの力を「創造力」と呼ぶ)を発揮する。'.
"まさに今この瞬間、充実して生き、存分に創造性を発揮している──そしてそれを楽しんでいる人なのだ。"
"誰のなかにも存在するソースを呼び起こし育んでいくことで、大胆なアイデアを思い描いて実現させることができる─それは一個人に留まるアイデアではなく、地球上の何十億もの生き物につながる人類として、世界全体が前進するために必要なアイデアだ。"
"ソースはビジョンのオーサーシップを部分的に他者と分かち合うこともできる。"
"サブソースは、イニシアチブ全体のソースの言いなりどころか、この役割は天職だと感じながら生き生きと活動するものだ。なぜなら、たんに自分の天職を誰かの大きなイニシアチブのなかに見出しただけだからだ。"
ここから私は思いました
1、ソースは充実の源 パッション
2、1人のソースが世界を前進させる 大義
3、ソースは分かち合える 仲間
1、ソースは充実の源
"ソース"は、特別な人だけにあるのではなく、誰の心の中にでもあり、それに気がつくこと、または、それを発動させることが、すべての新たな価値を創る活動の源である、ということかと、私なりに解釈しました
これは、わたしのいうところの、イノベーター3つのフレームにおける、パッション、仲間、大義の、最も重要な肝となる部分である、パッションから全ては始まるということに、とても符合していて、激しく共感しました
そしてその"ソース"は、決して名誉や金銭などではなく、自らの人生を充実させるものであるということを、認識することが大切だと思いました
自分の心が震えてしまうこと、なぜかワクワクすること、そういうことを、ある意味改めて思い出す、再認識することで、自分の中にある"ソース"を確認するということが大事だと思いました
パッションの源で言えば、縦軸にポジティブ・ネガティヴ、横軸にオープン・クローズを取った上で、大好きなこと、利他なこと、個性出したいこと、成長したいこと、各々に何があるのか、今忘れていたけれども、自分の人生を欠けるべきパッションがなんだったのかを探る、そんなことと、とても同じ気がしました
2、1人のソースが世界を前進させる
そしてその"ソース"こそが、実は、自らの自己実現につながるだけではなく、世界を前進させている原動力なのだというお話にも、とても共感しました
これは先ほどの、イノベーター3つのフレームにおける3つ目の、大義、に当たるものかもしれないとも思いました
"ソース"自身は自分の中での、もしかしたら自己満足かもしれないけれども、それがどんどん外に開いていくことによって、誰もがワクワクする、誰もが喜んでくれることに昇華していく、それこそが、大義として、たくさんの人たちを仲間に連れてきてくれる
そして、本当に世界を変えるための原動力になる、そんなことを思いました
3、"ソース"は分かち合える
イノベーションプロジェクトをやるときに、パッションの源から、実現したい大義を、個人個人で考えてみるセッションをやるのですが
これをチームでやっていく場合に、得てしてあるのが、声の大きい人の意見に、決まっちゃう、または、時間内にできそうなことに飛びついちゃう、そんなことをよくみる気がします
今回の大きな学びとして、実は"ソース"は分かち合える、ということに、新たな気づきをいただきました。
つまり、自分自身が"ソース"とならなくとも、自分自身が他の人の"ソース"に共感して、自分だったら、さらにこんなことができると思う、とか、更にこんなふうになって欲しい、みたいな"サブソース"が、他の人の"ソース"によって引き起こされる
そんなことが理想的なチーミングにもつながるし、ある意味、VUCA的な組織へ向かう第一歩にもなりうるかもしれないなあと、そんなことを思いました
これはイノベーター3つのフレームにおける、実は、仲間をどう集めるのか?さらにどう拘っていくのか?ということに対するとても大きなヒントになると思いました
自分の"ソース"を諦めるわけではない、"サブソース"として新たなワクワクを得る、こんなことになれると良いチーミングで、良いソリューションへ向かえるのではないか、そんなことを思いました
この"ソース"の考えは、イノベーションだけではなく、音楽家やアーティスト、または何かを推進する役目の人には、非常に役に立つお話だなあと改めて思いました
一言で言うと
1人のソースから世界は前進するノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:本: すべては1人から始まる ビッグアイデアに向かって人と組織が動き出す「ソース原理」の力 発行日 2022年10月26日 著者 トム・ニクソン 翻訳・監修 山田裕嗣.青野英明.嘉村賢州 発行所 英治出版株式会社
動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/udgiIb9XQDA
8年ぶり来日のアース・ウィンド&ファイヤーのライブは、ナイル・ロジャース&シックとの共演という夢の掛け合わせと共に、限りない幸せを沢山届けてくれました
そして宇宙のファンタジーが流れた際には私の涙も流れましたが、改めて歌詞の内容に、イノベーター3つのフレームそのものだと感動しました
私は思いました
1、"パッション"の源は誰にもある
2、"仲間"と共に一つとして生きる
3、「ファンタジー」という"大義"の地へ向かう
1、"パッション"の源は誰にもある
オリジナルメンバーのフィリップ・ベイリーは73歳にしてこのファラセットを出せるのか!ということにも大号泣で、どんだけトレーニングしてるだということにも大感動だったわけですが
そのファラセットが輝きまくる"宇宙のファンタジー"の歌詞に、イノベーター3つのフレームそのものが埋め込まれるということに、気がついて、私の中にアースが生きていたのかもしれない、とまた号泣でした
その歌詞の部分を引用させて頂くと、冒頭の
Every man has a place
In his heart there’s a space
And the world can’t erase his fantasies
誰もが心の中に、自分だけの場所を持っている。その空間にある幻想は、世界がどうあっても消すことはできない。
これは私の解釈では、誰もが心の中に人それぞれの"パッションの源"があって、そしてそれを冒すことは誰にもできない、ということを歌ってるのかと思います
ジャケットにも沢山採用されているエジプトのピラミッドや、アンク(生命の象徴)、ホルスの目など、モーリス・ホワイトが古代エジプト文明やアフリカのルーツを大切にされていることからも、自らのパッションや魂の源を、とても意識してたんだなあと改めて感じました
2、"仲間"と共に一つとして生きる
そして、この曲の中で、誰もが、人差し指を真上に突き上げて"🎵ONE〜〜〜"と叫ぶシーンで、また号泣しながら私も突き上げていたわけですが、ここの歌詞が本当に泣けます
And we will live together
Until the twelfth of never
Our voices will ring forever as one
そして僕らは共に生きる。永遠に続くその日まで。僕たちの声は、ひとつになって永遠に響き渡る。
この歌詞は、誰もが心の中に様々な想いを持ってるけれども、声をひとつに歌えるように、共に生きる事ができる、といってるように私には聞こえました
それは、イノベーター3つのフレームにおける、仲間が、世界と自分を繋ぐ上での、とても大切な要素であることと、とても同じ気がしました
3、「ファンタジー」という"大義"の地へ向かう
そして、この曲の題名でもある、大サビでは、フィリップ・ベイリーのファラセットによるインプロビゼイションが、超高音で炸裂しながら、は以下のように歌ってます
Come see victory
In the land called “Fantasy”
Loving life, a new decree
Bring your mind to everlasting liberty
「ファンタジー」と呼ばれる地で、勝利を見よう。人生を愛し、新たな掟のもとで。君の心を、永遠の自由へと導こう。
これは、自らのパッションを見つめながら、そして、仲間と共に、皆が幸せに暮らせる"ファンタジー"という地へ向かおう、その地を仲間と自らで創り上げていこう、そんなふうなメッセージに私は感じました
これは、イノベーター3つのフレームにおける、"大義"となる地をみんなで実現していこう、ということに繋がってるなあと、まさにイノベーター3つのフレームそのものを歌ってくれているような気がしました
モーリス・ホワイトはこの曲について、「現実からの逃避手段」と言われているようで、ある意味、ゴスペルのように、厳しい現実の中でも心の中で自由を感じることができるという希望を示しているのかなあと、いう気もしました
R&B、ファンク、ジャズ、ロック、ポップなど多様なジャンルの掛け合わせで音楽的なイノベーションと、イノベーター3つのフレームであるパッション、仲間、大義というスピリッツが、EW&Fには、あるからこそ、こんなに感動できるのかもしれない、それが'宇宙のファンタジー"には、如実に表されているなあと、改めて思いました
イノベーターは、常日頃、プレッシャーと失敗の連続にありますけれども、この曲にあるように、誰にも消せない自分のパッション、そしてAs Oneとしてのそれを分かり合えている仲間、さらには、もしかしたらそれはファンタジーなのかもしれない、でも自分たちはそれを目指して決して諦めずに進む、そんな応援歌にも聞こえる、そんな風に思いました
一言で言えば
"宇宙のファンタジー"ノベーション
そんな話をしています^ ^
参考:Earth,Wind & Fireジャパンツアー2025 with Special guest Nail Rogers & CHIC 横浜ぴあアリーナMMhttps://www.creativeman.co.jp/artist/2025/ewf_chic/
株式会社MIMIGURIデザインストラテジスト/リサーチャーの小田 裕和さんと、京都先端科学大学の名和高司さんの対談から、とても深い洞察を勉強させて頂きました。
名和さん曰く
"パーパスと言えば、「創業の精神」のような、原点思考のイメージがありますが、ここで言っているのは未来志向のパーパスです。よくシリコンバレーでMTPと言っている、Massive Transformative Purpose です。一体我々は、どういう社会、どういう未来をつくりたいのかという「想い」ですね。"
"自分で何をしたいのか、どういう世の中をつくりたいのかを〝思い詰める〟ことがパーパスなんです。そこに向かっていくときに、もちろん今の持ち物は最大限使いますが、それだけでは足りず、獲得していかなくてはいけない。"
"そういう意味では、パーパスに紐づいたことをやろうとすると、「足りないものは何なんだ?」と、自分で学習するなり、他者から学習するなりしていかないといけない。"
"自分の想いが本当に強くて、そこに自分らしさをしっかり描けて、自分らしい能力が裏側についていないと、自分らしい世界にはならない。 当たり前の未来予想図は、ほとんど何も生まないと思っていて、そういう意味で自分の想いはすごく大事なんです。"
ここから私は思いました
1、全ては想い(パッション)から始まる
2、自分らしい世界はなんだ(大義)
3、足りないものをどうするか(学習・獲得)
1、全ては想い(パッション)から始まる
新規事業をやる際に、既存の強みから始めるのか?という内なる力を見るのか、はたまた社会課題という外なる大きな課題からから始めるのか?なかなか迷うことがあるかと思いますが、それに一つの答えを頂いた気がしました
それは、"想い"(私の解釈における「パッション」)から始めるということかなと、感じました。ここでいう"(想い)は、こうありたい、こういう世界を作りたい、という未来への'想い"なのかと思います。
その単位は、会社組織であれば、まさにトップや幹部の"想い"となり、その中の社員であれば、一人一人の"想い"ということになります。理想的には、それが接合した、沢山の"想い"が出現してる、そんな状態が、新しい事業を展開しようとする、パッション溢れた会社ということなのかなあと、思いました
2、自分らしい世界はなんだ(大義)
そして、その先に、会社でも、個人でも、だとすればこんな世界であって欲しい、だったり、こんな世界を実現したい、という、自らのことだけでなく、世界や社会といった、沢山の人たちが喜ぶであろう、大義、というものを思う描く、ということなのかなあと思いました
よくワークショップなどで、どんな世界、大義のある社会をつくりたいか、やってまでみよう、とすると、みんなが幸せな世界的な、漠然とした大義がよく生まれるのを、体験してます
そこから抜け出すのは、最終的には、会社の幹部や、個人における、その人個別の"想い"パッションが、本当に深ぽれているか、ということに尽きるかと思います
自らのパッションが生まれるためには、どこかに強烈な自分も含めた人の痛みがある、それを見出すことがとても大切な気がしました
3、足りないものをどうするか(学習・獲得)
その世界が描けたら、その世界を実現するためには、何が必要なのか?そこで初めて、自分たちの強みでできるのか?ということが生まれてきて
さらに、できないのであれば、何が足りないのか?その足りないものをどう調達するのか?学習するのか?オープンイノベーションで獲得するのか?一気にMAをかけるのか?など、さまざまなソリューションへの道筋がみえてくる
そんな順番なのかと思いました
未来志向のパーパスから始めるために、全ては"想い"パッションから始まり、そして、どんな世界を作りたいのか?という大義を生み出し、その先に足りないものをどうするか?を戦略的に考えていく
一言で言うと
未来志向のパーパスノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:本:アイデアが実り続ける「場」のデザイン 新規事業が生まれる組織をつくる6つのアプローチ 2024年5月17日 初版第1刷発行 著者 小田 裕和(おだ ひろかず) 発行所 株式会社 翔泳社
坂口恭平さん、道草晴子さんが、著されている、"事務"という力を改めて再認識させて頂きました
曰く
"あなたは自分が作ったものが素晴らしいのか、自分に作家としての《才能》があるかどうか、分からないんです。
だからこそ人の意見に引っ張られてしまいます。
人は分からないってことに恐怖を覚え、その恐怖を、取り除きたくなります。
でも仕事の本当の《評価》なんて時間が経たないと分かりません。
人からなんと言われようと、継続していくことが重要です。
《事務》は分からないものを明らかにするのではなく、分からないまま仕事を延々と継続するためにあるのです。"
ここから私は思いました
1、パッションという抽象力
2、パッションを仕組み化する事務力
3、ネガティブケイパビリティを超える事務力
1、パッションという抽象力
私はことあるごとにパッション、パッション言ってるので、パッションを持てば全てが上手くいくのか?とも言われることもあるのですが、そういうということでもないということも、よく分かった上で、それでも最初に自らのパッションを知ることは大切だと思ってます
それは課題的なことでなくともよくって、漠然と誰かの役に立ちたい(利他パッション)、AIを使いこなせるようになりたい(成長パッション)など、そのほかに、大好きパッション、個性派パッションなどもあるのですが、今の自分のそれがなんなのかを知っておくことから始めようと、おはなししてます
2、パッションを仕組み化する事務力
それでも上手くいかないことばかりなので、パッション炸裂しててもダメじゃないかということもあるのですが、そこに必要なのが、仕組み化することで、それを上手くこなしていくのが、事務力かもしれないなあと、感じさせて頂きました
パッションは抽象的なものなので、それを実現するためには、具現化していく力が必要なのだと思います。それは、ひとりでやることもあっていいし、場合によっては、それが得意な仲間と共にやるのも一つの方法かと思います。
一時期、風呂敷広げ人(CEO)と風呂敷畳み人(COO)がベンチャーには必要との話がありましたが、まさに畳人こそが、仕組み化し、事務力を高める鍵としての機能だということを改めて教えて頂きました
3、ネガティブケイパビリティを超える事務力
パッションを実現する活動は、失敗の連続でもあるので、まるで見えない光を暗闇の中で探し続けるような作業と言われることもあります
その時に必要なのが、ジョンキーツさんのいう"ネガティブケイパビリティ"として、答えがわからなくても進み続ける力になりますが、これもわかっちゃいるけどなかなか難しい
そこで重要となるのが、ここで言われる事務力なのかなと、思いました。つまり、仕組み化をしていることによって、毎日続けることができるというのが、ここで言われている事務力の最大の力なのかと思いました
私のこのYoutube、podcastに関しても、実は毎日話す仕組み化、つまり事務に落とし込んでいるので、続けられていると思います。
つまり、イノベーションに必要なネガティブケイパビリティを超えるためには、事務力が必須となるということかと思いました
まとめると
まずはある程度抽象的なパッションを認識して、それを具現化するための仕組み化、すなわち事務に落とし込みをする、そうすることによって、一筋の光があるかないかわからない暗闇を走る活動でも、ネガティブケイパビリティを超えることができる
一言で言えば
パッションを実現する事務力ノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:本: 生きのびるための事務 著者 坂口恭平 道草晴子 発行日 2024年5月16日 発行所 株式会社マガジンハウス
アンパンマンの作者であるやなせたかしさんの、アンパンマンへの思いに、改めて感動しました
曰く
"正義の味方なら最初にやらなければいけないのは
飢える人を助けることではないか
飢えている人にひと切れのパンをあげることは
A国へ行こうが B国へ行こうが正しい"
ここから私はおもいました
1、各々の正義による対立
2、アウフヘーベンによる第三の道筋
3、自らの身を削るところから始める
1、各々の正義による対立
対立が起きている組織や国同士にいる方々は、実は片方が悪で片方が善、と言うわけではなく、各々が各々の正義に従って一生懸命生きているだけだと言うことに改めて考えさせられました
"進撃の巨人"の壁の中と壁の外の人々、"Les Misérables"のジャンバルジャンと警官、いずれもその各々の正義に従いながら、それでも戦わなければならない現実に苦悩をする、そんな物語が人気があるのは、現実の世界のやるせなさを見事に投影しているから、と言うふうにもおもいます
実はこれが、対立を生む、または解消しない、真の課題、なのだと、やなせさんは、特定されたのかなと、イノベーションプロジェクトでも、1番大切なのは、真の課題を突き止めることなので、やなせさんは、それを突き止めたのかなとも思いました
2、両方に共通の正義としてのあんぱん
その真の課題が、分かったところで、その対立をどのように解消するのか?と言うことについては、ヘーゲルさんのいう、アウフヘーベンを用いてきたのかとおもいます
つまり、両方の正義ということを、決して否定せずに、第三の選択肢を設けることによって、対立を解消する方法を、やなせさんは、双方に共通に有る、さらなる真の課題として、"餓え"にあると特定されたのかなと思いました
"餓え"というのは、人間に限らず、生きとしいけるもの全てにおいて、共通に存在する、究極の真の課題、といってもいいかもしれないなと、両方に必ずあるペインを"餓え"に設定することで、双方の正義を否定しない、第三の道筋に、光明を見出したのかと思いました
3、自らの身を削るところから始める
しかし、それが分かったところで、それを解消するには、どうしたら良いのか?というところに、新しいソリューションが求められると思います
例えば、他の人たちが、各々の組織に"餓え"を凌ぐ対策を打ったとして、果たして、各々の正義がなくなるわけではないので、すこから先がなかなか繋げられないかもしれない
そこに、やなせさんは、究極のアウフヘーベンのして、まずは、自らの身を削って、相手の"餓え"を解消してあげるのだ、という、画期的なソリューション案を出されたのかと、そしてそれが、自分の顔をちぎって相手の"餓え"を癒してくれる、アンパンマンなのか!と改めて感動しました
つまり、双方の課題が"餓え"だと分かったとして、まずは、自分の方から、あなたのところの"餓え"てる人々に、あんぱんなり食料を差し出す、ということがもしできたとしたら、その対立は自ずと解消されたくる、そんなことを思いました
つまり、世の中の厳しい対立は、各々の正義に基づいるだけであり、中の人はあくまでもなんでもない、
そして、その対立を解消するためのアウフヘーベンとして、双方の大きな課題である"餓え"を解消するなんらかのソリューションがあれば、対立は解消できるかもしれない
そしてその火蓋を切るのは、実は、自分の顔を差し出すが如く、自らが、対立しているところの"餓え"を解消する施策を、自らに痛みの生じる施策を出す、そこから全ては始まる、とそんなことを思いました
そこまで考えられている、やなせたかしさんのアンパンマンは、対立の真の課題を特定し、アウフヘーベンするための解決策まで、提示している、言ってみれば
究極のアウフヘーベンだなあと思いました
なので
アンパンマンは究極のアウフヘーベン・ノベーション
そんなことをお話ししています^ ^
NHKニュース おはよう日本 戦後80年 「あんぱん」から見えるもの 北村匠海さんに聞く 2025/4/18(金) 100年インタビーやなせたかし 2012年放送
当社の記念すべき5年目の創立記念日の日に、"嫌われる勇気""幸せになる勇気"など、大ベストセラーを出されている岸見一郎さんより、"老いる勇気"について教えて頂き、目から鱗が落ち感動しました。
曰く
"アドラーは、「人生は目標に向けての動き」であり、生きることは「進化すること」だと語っています。
アドラーのいう進化は、上ではなく「前」に向かっての動きを指しています。つまり、誰かと比べて「上か、下か」という物差しで測るのではなく、現状を変えるために一歩前に踏み出すということです。
新しいことにチャレンジするだけでなく、これまでやってきたことをコツコツ続けていくことや、日々の暮らしを楽しくするためのささやかな工夫も、大切な「一歩」です。"
ここから私は思いました
1、上から前へ
2、成果より納得
3、誰かに喜んでもらう
1、上から前へ
すっかり今日がInnoProviZationの創立記念日だとは、これを話し始めてから、初めて気がつきました。私の母校でもある北大のクラーク博士の日と、偶然にも同じということで、"大志を抱け"と言われてるような気がする日でもあります
そんな中、本日はたまたまですが、大好きな岸見一郎さんの"勇気"シリーズの、更なる一冊について、読ませて頂いて本当に嬉しかったです。
私がサラリーマン時代は、まさに「上を」向いて、ずっと働いていた気がします。もちろん自分の成長もあるのですが、同時に昇進したいし、給与高くなりたいし、そのために、上司のゴマ剃ったり、無駄な会議や会合にも沢山でだなあと思い出しました
岸見一郎さんが教えてくれたのは、上のベクトルを、前のベクトルに変えるだけで、見える世界が変わってくるよ、と言うことかと思いました
2、成果より納得
私がベクトルを変えることができたのは、独立したからかもしれないなあとおもいました。最近思うのは、なんらかの成果を出そうと言うことよりも、自分がどれだけ納得した仕事をしたか?と言う方へベクトルが倒れている気がしました。
まあ1人の会社なので、昇進や権力などの、誘惑がないこともあるかとおもいますが、今となっては、やはり最後は、自分自身で納得できるものができた時に、最高に嬉しくおもいます。
3、誰かに喜んでもらう
そして、1.2.の両方ともに、自らのことを語っているのに対して、アドラーの共同体感覚のように、誰かに喜んでもらう、と言うことが、とても大切だなあとおもいました
イノベーター3つのフレームからすらると、パッション、仲間、大義ということで、最終的には、誰かに喜んでもらうと言うことが、本人にフィードバックとなり、それが仲間にもつながっていく
誰かに喜んでもらうためには、そこにいるだけでいい、生きているだけでいいと、実はこの本の中に記述があって、それもとても感動しました
この本のメッセージは、実はシニアの人だけに限らず、自分らしさを生きようとする、全ての人にも繋がる、そんな風にもおもいました
と言うことで一言で言えば
手を繋ぎながら前に進化するノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:本: 老いる勇気 これからの人生をどう生きるか 著 者:岸見一郎発行所:株式会社PHP研究所製作日:二〇二〇年三月二十三日
動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/GzVAEVChxrY
ユヴァル・ノア・ハラリさんから、"情報の人類史"の鍵と言えるお話に、衝撃と感動を頂きました
曰く
"だが、人間社会はなぜ、よりによって最悪の者たちに権力を託したりするのか?たとえば、一九三三年のドイツ人のほとんどは、精神病質者ではなかった。それなのに、なぜ彼らはヒトラーに票を投じたのか?
自分の手に余る力を呼び出す傾向は、個人の心理ではなく、私たちの種に特有の、大勢で協力する方法に由来する。
人類は大規模な協力のネットワークを構築することで途方もない力を獲得するものの、そうしたネットワークは、その構築の仕方のせいで力を無分別に使いやすくなってしまっているというのが、本書の核心を成す主張だ。
というわけで、私たちの問題はネットワークの問題なのだ。"
ここから私は思いました
1、"群集心理"
2、"揺らぎがあって欲しい"
3、"なんだか知らないけど、いやんって言っていい"
1、"群集心理"
ユヴァル・ノア・ハラリさんの書籍は、いつも壮大な人類の歩んできた道を、わかりやすい事例も用いて、かつ、とても鋭い慧眼で、いつも驚きと感動を頂くのですが、今回も冒頭にとても響く言葉を頂きました
"自分の手に余る力'を呼び出すという、まるで魔王の召喚のような表現も、とてもイメージが湧いてきて、それでいて恐ろしく、しかし現実感があるなあと感動しました
そこで思ったのは、ギュスターブ・ル・ボンさんの"群集心理"の話です。名だたる独裁者が実はこの本を読んでいたとかいうお話も聞いた気がするのですが、断言、反復、感染、というこの3段階で、実は人々は容易に操作可能になるとお話しは、まさに、ハラリさんの話とシナジーがあると思いました
根拠がないのにとにかく自信を持って"断言"する、そしてそれを、何度も何度も"反復"している、そしていつの間にか、沢山の人々に感染し集う人々が増える、そんなステップを、このネットワークなのか集団に感じたら、あ、今、群集心理に飲み込まれようとしてるな、などと、自分自身にアラートを出す
それを知ってると知らないとでは、全く違ってくるなあと、改めて思いました
2、"揺らぎがあって欲しい"
これは、先日お話しした(分断を超える"揺らぎ"ノベーション(1455回))、市川沙央さんの言葉ですが、揺るぎない自信や信念、というのは、とても素敵だし、カッコよく魅力的に見えるのですが、でもそれにみんながなんの疑問もなくついていくことに、気色悪さを感じることができるか、ということかと思いました
そこには、ある意味、思考停止して、身を委ねる気持ち良さが潜んでいて、気がつくと戻れないところまで来てしまってる、みたいなことも、ある気がしました。
ハラリさんが言われる"自分の手に余る力"自体が、揺るぎあるものとして、機能することができるのか、全てを委ねてしまうほどの力は感じないけれども、常に問いを立てて揺らいでる、そんな方にこそ、真摯さがあるような気がしました
3、"なんだか知らないけど、いやんって言っていい"
この言葉は、私はとても好きな言葉なのですが、糸井重里さんの"ボールような言葉"という本の中にある言葉で、私の解釈は、理由が今すぐに必ずしもわからなくても、嫌だと言っていいんだ、という、ある意味、コペルニクス的転回な、ことばと思ってます
例えば会議の中でこれを使うと、「ちゃんと反論してください」とか、「対案がないなら黙っててください」みたいなことが起きると思うのですが、でもその時は頭が追いつかなかったり、言語化できないんだけど、なんかいや、ってことは、沢山あるように、飲み込んじゃってるよなあと思います
自分以外の人が全員賛成だったり、声の強い人が引っ張ってたりすると、そんなことは何回も経験してます。
でも、それが実は、逆に声を上げなきゃ行けない場面なのかもしれない、誰もが反論をいえないからこそ、なんか違う!と言わなきゃいけないのかもしれない。むしろ、言っていいんだということに勇気をいただく言葉でした
ハラリさんの"自分の手に余る力"を召喚しちゃっても、直感でも、なんか違う、と思ったら、やっぱりそれを言わなきゃいけない、むしろ誰もが言わないからこそ、自分が言わなきゃいけない、そんなことを思いました^ ^
さらに時代が進むことによって、このネットワークは、AIが使われ、どんどんアルゴリズム化していくとすると、いかに「揺らぎを持たせるか」、如何に"なんだか知らないけど、いやんって言っていい"となれるのか、その仕組みを入れ込むのが、新たな時代のイノベーションとして求められるのかもしれない
一言で言うと
自分の手に余るネットワークに抗うノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:本: NEXUS 情報の人類史 上 ──人間のネットワーク 発行日 2025年3月30日 著者 ユヴァル・ノア・ハラリ 訳者 柴田裕之 発行所 株式会社河出書房新社
アメリカ人作家が書いた「招き猫(Maneki Neko)」という小説がある※69。日本がまだ未来の香りをまとっていた、そしてまだスマホはなくネットもよちよち歩きだった1997年の短編SFだ。
"招き猫は巨大な助けあいネットワークである。人々はポケコンと呼ばれる架空の謎装置で招き猫ネットワークに接続する。
主人公の剛が喫茶店でモカ・カプチーノを注文しようとすると、ポケコンが鳴って同じものをもう一つ注文しろという。
もう一つテイクアウトして公園に向かい、ポケコンの合図に従って見知らぬ人にモカ・カプチーノを渡す。
すると相手は驚きつつ、それが好物だと語る。ポケコンの指揮に導かれて何かのついでに他人にお土産を届けたりもらったり、ささやかな親切をしあう"
"招き猫ネットワークに繫がった人びとは、それぞれが稼いだお金で空腹をすばやく楽に美味しく満たすだけではない。
助けたり助けられたり、人の経験に相乗りして新しい世界を教えてもらったり教えたり。見知らぬ他人同士が親切や贈与をしあうという見果てぬ夢がそこにある。
お金や国家と同じくらい大規模で、しかし自発的で匿名な親切網だ。 そんな招き猫をもっと太らせ繁殖させよう(図13)。招き猫たちだけで経済が動き、お金はもういらなくなった世界はないだろうか"
ここから私は思いました
1、誰かの痛みと解決できる人のマッチング
2、イノベーション創発システム
3、付加価値と感謝のループが回る
1、誰かの痛みと解決できる人のマッチング
成田祐輔さんのぶっ飛んだイノベーティブな思考に目から鱗が落ちまくりでした。そして、なんて素敵な世界が生まれるんだろうと言うことに、希望と共に暖かい未来を想像させて頂きました
モノやコトだけでなく、感情や痛みや感動などの心や気持ちまでが、全てデータ化される未来に、どんなことが起きてほしいか、私の場合、とかくディストピア的な監視社会を思い描きがちですが、なんと素敵なハピネス溢れる世界の可能性があるのかと、感動しました
心や気持ちまでもが全てデータ化されたとしたら、その人が抱える痛みや困りごとなどが事細かく分析できる世界が来たとして、その心のデータを招き猫アルゴリズムが読み解いて、その付近にいる解決できるマインドセットとスキルを持ち合わせている人がいたら、そこに何かが起きるきっかけをマッチングしてくれる
最初はお互いにに気づかないけど、そのきっかけをもとに新しい付加価値が生まれて、誰かのペインを解決することにつながるかもしれない
サンキューポイントなど一時期流行りましたが、それが自動的に促される仕掛けになるのかと思いました。そしてそれは新しい人間関係を生み出すかもしれないし、公にはしたくないマインドの人は贈与的なものにもなるなあと。その付加価値と感謝のループが経済を回すと言うのはとても感動的と思いました
2、イノベーション創発システム
イノベーションは誰にでもできる。近所の畑の草をむしってあげたり、ヒールが折れた女性の荷物を持ってあげる、みたいに。誰かの困りごとを誰かがなんとかしてあげる、それだけでイノベーションと言っていいのではないかと思ってます
それがさらに仲間とともに沢山の人たちに喜んでもらえるようなものに成長した時に、世の中の人たちが俗に言うイノベーションに育ってったと思うのです。
そう考えると、今回の、"招き猫"は、まさに誰かの痛みと解決できる人の自動マッチングということを考えると、まさに小さな付加価値をで依拠する人を創り出す、イノベーション創発システムと言っていいのではないかと思いました
とはいえ、最終的には、その人の選択に委ねられる部分があるので、うまく行く時もあれば、流されてしまうこともあるかもそれませんが、それでもそのイノベーションが生まれる可能性のセレンディピティを極限まで高めてくれる仕組みは、地球上に新しい価値を生み出しまくる
例えて言えば、キカイダーの良心回路のような、機械仕掛けなのに、そこに人間のあったかい感情を生み出してくれるような、そんな素敵な未来のソリューションだなあと思いました
3、付加価値と感謝の力が経済を回す
誰もが付加価値を出せる機会をたくさん増やしてくれる、そんなマッチングソリューションは、そこから出た付加価値に対して、痛みを解除してくれたという、感謝のフィードバックが出てきて、そこに暖かい気持ちを生み出して、さらに次の人たちにその輪が引き継がれていく、そんな幸せのループが回っていくことになるなあと思いました
そして、必ずしも感謝されないこと、または、全く相手が一生気づかないけども、付加価値を提供してあげた場合には、それは贈与として、明確なお返しはないんだけども、贈与した時点で、実は贈与した人が暖かい気持ちを得てるという意味では、フィードバックが回ってるとも思います
成田さんが言われているように、"見知らぬ他人同士が親切や贈与をしあうという見果てぬ夢"を実現することが、実は未来に実現できる可能性を我々はすでに持っているということに、感動し勇気をいただきました
そんなユートピアを創れるのが"招き猫アルゴリズム"であると
一言で言うと
ユートピアを"招き猫"ノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:本: 22世紀の資本主義 やがてお金は絶滅する 2025年2月20日発行 著者 成田悠輔 発行所 株式会社文藝春秋
芥川賞作家の市川沙央さんの、"分断が進む社会に対する"考え方について、心震えました
曰く
"ナイフを持って目の前に立っているのでないかぎり、意見の違う人とでも友人知人になれるはずだ」が私の信条です。
それは私自身がだいぶ危険な人間だからです。
というのは冗談ですが。
私はいま文芸界というところにいるのだと思いますが、おそらくイデオロギー面では、私は文芸界の主流の人たちとは相反するものを抱えて生きてきた人間でもある。
しかし私という人間の考えもモザイク状ですし、多くの人は、けして一色に染まっているわけではなくてモザイク状で、揺らぎがあるはずです。
揺らぎがあってほしい。
SNSの分断扇動アカウントには揺らぎがなくて気色悪いですよね。
みんな、もっと揺らぎを見せてくれ、と思いますね。"
ここから私は思いました
1、違いは新たな出会い
2、分人主義
3、揺らぎある信念
1、違いは新たな出会い
実は以前もこのチャネルで芥川賞をとられた"お話しさせて頂きました市川さんの 『ハンチバック』を読んだ衝撃についてお話をさせて頂いたのですが、最初にナイフの話を持ってくるあたり、今回のお話も更なるロックスピリッツをカッコいいなあと感じさせて頂きました。
"意見の違う人"と相対するのは、できるだけ避けたいと思うし、ビビリな私は思わず逃げてしまいがちですが、市川さんの言われるように、必ず友人知人になれるはず、と言う信念を持つことができれば
それはまた、これまでと違った人との新たな仲間になれるチャンスと考えることができるので、実は、それはワクワクする出会いが訪れたことだと思うこともできるなあと、ポジティブに捉える方法を教えて頂いた気がしました
2、分人主義
"モザイク状"の話から、小説家の平野啓一郎の言われる分人主義を思い出しました。実は自分は、各々接する人に合わせて、さまざまな分人に分かれて接している、だから本当の自分なんてない、いやむしろさまざまな自分が本当の自分、と言う話はとても好きなお話です
「あなたといる時が本当の自分に感じるの」みたいなセリフもありますが、それも単なる1人の自分。だからこそ、実は自分は"モザイク状"に普通に変化しているし、「私の信念は揺るがない」みたいなことは実はないし、その時々によって、好きな分人と、嫌な分人がいるだけ。できるだけ好きな分人でいる時間が、幸せだなあってことなのかと思います。
そう考えると、新しくもしかして意見が違う人が現れた時には、逃げたいなあと思ったら、逃げたい分人が出現し、いやこれから面白くなるぞと思えば、ワクワク分人が出現することもできる、そんな風に思いました
3、揺らぎある信念
とすると、「揺るぎない信念を持て」といういうのは、一見カッコよく思えなくもないのですが、実は自分の分人を制限しているだけで、本当は別の分人を出すことができるはずなのにやらない信念、みたいなことになっちゃうなあと思ってしまいました
誰か知らない人がいたとして、意見が違うことが分かったとしたときに、信念と違う!として、ネガティヴ分人を出してしまうのか、それとも、あ、違うんだあ、そうなんだ、どうして違うんだろうと、ワクワク分人が出動して、どんどん"揺らいで行く"
それは優柔不断とは違って、アウフヘーベンのように意見の違いを理解した上で否定なしに、第三の道を探る分人が、大活躍するような、そんな"揺らぎ'分人を積極的に肯定していく
お互いがそんな"揺らぎ分人"で揺らぎながらいつのまにか、友人、仲間になっていく、そんなことができる世の中になったら、素敵だなあと、思わせて頂きました
一言で言うと
分断を超える"揺らぎ"ノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考: NHK Eテレ東京 こころの時代 命の声を届ける 作家・市川沙央 2025/4/12 https://www.nhk.jp/p/ts/X83KJR6973/episode/te/Y148QNGXVQ/
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