第201回◇セクハラ・パワハラ対策.mp3
みなさん、こんにちは。
ぽよよ犬です。
ぽよよ犬は、このポッドキャストのみのDJネームです。
SNSでは「くわたよしお」を名乗っております。
今回は、セクハラ・パワハラ対策について、思う所を語ってみたいと思います。
私自身、パワハラ要件に該当する事案の被害者になっています。
これについては、慎重に反撃の機会を待っています。
最低、相打ちには持って行けますが、出来れば、一方的な勝利で終りたいので、その策を練っています。
今回は、セクハラ・パワハラがなぜ生じるのか?という社会学的、心理学的な話はしません。
セクハラ・パワハラを回避する為の実効的な対策と、相談機関をご紹介します。
私は、人の性格というものに持論があります。
人の性格は後天的に決まる要素が、極めて少なく、ほとんどが、遺伝子によって決まってしまうというものです。
ですから、セクハラ・パワハラをする者は、生れながらにして、そういう遺伝子が組み込まれていると考えています。
そして、この性格は変わらない。
だから、相手の性格が変わるのを期待する事は、無駄です。
しかしながら、「被害」というのは、被害者が「やめて下さい」と言葉にしない限り、「被害」にはならないのです。
多くのセクハラ・パワハラ被害者が、これを口にしない事により、問題を解決出来ずにおります。
最も望まれるのは、被害者側がセクハラ・パワハラの法的定義を理解して、「それはセクハラなのでやめて下さい」「それはパワハラなのでやめて下さい」と口にする事です。
闘いは、すべてここから始まります。
ただし、セクハラ・パワハラの法的定義を、こちら側が理解しておく必要があります。
少々、面倒ですが、厚生労働省のウェブサイトより、セクハラ・パワハラの法的定義を学び、出来れば、印刷して、自分に該当する箇所に線を引き、御守りのように持ち歩く事が、身を守る為に重要な事と思います。
◎ハラスメント関係資料ダウンロード
https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/jinji/download/
セクハラ・パワハラ対策については、上司が加害者であるケースと、企業体のトップが加害者であるケースとでは異なります。
企業体のトップが加害者である場合は、主君が加害者でありますので、その問題が解決されたとしても、別の形で嫌がらせをされる可能性があります。
例えば、「出向」です。
これは企業命令ですので、事情が無い限り、法的に逆らえません。
企業体のトップが加害者であるケースの場合は、労働組合に相談し、慰謝料込みの退職金を請求し、退職するのが、メンタル的にもよろしいと思います。
◎れんごう:なんでも労働相談ホットライン
https://www.jtuc-rengo.or.jp/soudan/
こうした所に相談するにも、以下の対策を実践するにも、大切なのは証拠です。
あなたが、あまり人と話すのが上手で無ければ、なおさら、証拠が重要となります。
良く言われるのは、ボイスレコーダーを使う事です。
非常に有効ではありますが、ボイスレコーダーを使っている事が相手にバレますと、当然、相手は話をしなくなります。
そして、別の手段の嫌がらせに転ずるでしょう。
セクシャルハラスメントでは、直接身体を触るだけがセクハラではありません。
あなたの持ち物。
ロッカーの中。
加害者は性的満足を得る為に、考えられない事をやって来ます。
パワハラの場合は、査定を下げたり、部署を飛ばす、などの嫌がらせをして来ます。
ですから、火に油を注ぐ結果にならないように、ボイスレコーダーの使用は慎重であるべきです。
今、相手にバレにくいように、USBメモリー型のボイスレコーダーも、安価で販売されています。
ネットで調べてみて下さい。
私が強くオススメするのは、セクハラ・パワハラ日記を書く事です。
小さな、手帳型のメモ帳を購入して、被害を受けるたびに、記録すると良いです。
出来れば、その時に居合わせた人の名前も書いておくと良いでしょう。
後で、証人になってくれるかも知れません。
弁護士が言うには、日記も証拠になるとの事です、
セクハラ・パワハラ問題で、一番、力になるのは協力者です。
ここで言う協力者とは、フリー労組などの社外協力者ではありません。
社内に居る協力者です。
同じ問題意識を持つ仲間です。
この場合、上司でも部下でも構いません。
あなたの味方になってくれそうな人がいたら、探しておいて下さい。
会社の相談窓口に行く時に、一緒に行ってもらうと助かります。
会社の相談窓口は、大企業においては、すでに設置されていると思います。
中小企業でも、やがて相談窓口が設置されると思います。
しかし、従業員が三名しか居ないような零細企業に、相談窓口を作った所で、機能するかどうかは疑問です。
いずれにせよ、相談窓口があれば、そこに相談しに行くのが順当だと思います。
相談窓口が機能していない場合、パワハラ上司の上司。また、その上の上司に相談する、という段階を踏みます。
「こんな人に相談しても無駄だ」という人もおりますので、そこは臨機応変です。
社長への直訴という手もあります。
社内に組合があれば、組合を活用する手段もありますが、形ばかりの組合が多いですし、その組合の中に、パワハラ上司が役員として、存在している事も考えられます。
社内組合を用いるかどうかは、自分の判断次第となります。
社内のどこに相談しても解決しない場合、外部組合の他に、労働基準監督署もあります。
労働基準監督署に訴えますと、場合によっては、自分が訴えた事がバレます。
加害者の立場になりますと、誰が訴えたかは、察しがつきます。
また、労働基準監督署に訴えるというのは、会社そのものを訴えるのと同じ事ですので、その後、問題は解決しても、社内での待遇面が悪くなる、などという反作用も想定出来ます。
このように考えますと、セクハラ・パワハラ対策というのも、簡単では無いと分かります。
自分一人の頭で考えていても、行き詰り、メンタル系の疾患を発生させてしまうかも知れません。
この場合、外部に相談機関を持つ事も重要かと思います。
これは、フリー労組に限りません。
フリー労組は「会社との交渉」が前提の機関ですので、メンタル的なサポートをしてくれるわけではありません。
この場合は、SNSなどで、セクハラ・パワハラ被害者の集まるグループに参加するのが、とても良いです。
朝、「行って来ます」「頑張って」とSNSで声を掛け合うのは、とても大切です。
自分の状況を詳しく話せば、解決の道も示してくれるかも知れません。
私自身も、人生相談に関するチャットを開設しております。
参加者は、セクハラ・パワハラ被害者に限りませんが、これらの被害者にとっても、精神的拠り所となれるように、チャットを運営して行きます。
以上の事が、現状で私がお話出来る事のすべてです。
セクハラ・パワハラでメンタルをやられて、うつ病になったり、人生そのものを放棄する人が少なく無いです。
そうならないためにも、支え合う事が、とても大切であると感じています。
◎やすらぎの人生相談室 ※相談対応レベルは高いです。別室で雑談チャットや、個室の相談室も用意しています。
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