ゴールデンウィーク明けのこの時期になると、五月病と言う言葉をよく聞きます。ただこれは診断名として確定したものではなくて、一般的に言われている症状。新年度を迎えた後の環境変化などによって、お疲れさんの状態になったものと一般的に思われていると思いますほんとにそういうものがあるのかどうか私にはよく分かりませんが、環境変化に伴う心身の体調変化と言うことであれば、漢方薬が利用できる場面があると思います。そんなお話をしてみます。

体調崩した時、治療の原則は西洋医学です。西洋医学でカバーできないようなところ、あるいは西洋医学では診断名がつかないようなところをうまく補ってあげるのが漢方薬と思っています。賢く利用してより快適な日々を送っていただければいいなと思いながら、ポッドキャスト配信を行っています。

炎症を起こしたり化膿したりしたときにに使う排膿散及湯を紹介します。

コロナ後遺症に特化した漢方薬があるわけではありませんが、様々な症状に対応できる漢方薬と言うのは、コロナ後遺症で悩んでいる方にも応用ができます。長く長く続く症状に困っているといった場合には、ぜひ一度漢方専門医を受診してみて下さい。

冷え性であると言う自覚がある方は、女性に多いと思いますが、男性にも冷えはあります。私のように温泉付きで温まると気持ち良いなぁと感じる人は、どこかにヒゲを持っていると思った方が良いと思います。そんな方は、体を温めるとともに、冷やさない工夫をし、食べ物も体を温めるものを温めていただくと言うことが大切ですその上で漢方薬を利用すると言うのもとても良いことだと思います

肺炎は、高齢者の死因のトップスリーに入ります。その中でも、誤縁性肺炎と言うものが大きな部分を占めます。嚥下機能の低下が大きな原因となりますが、こうなってくるとなかなか完全に防ぐことができなくなります。そんな中でも利用できる漢方薬がありますので、それを少しご紹介いたします。

いただきます、は日本独特の感謝の気持ちを表す言葉です。これからもこの言葉を大切にしてほしいなぁという思いを込めながら、漢方薬のことも少し絡めてお話ししてみたいと思います。

薬味としてよく使われる生姜も生薬として使われます。生薬の場合はしょうきょうと呼びます。食べ物がお薬の一成分として使われるというところに、自然物から作られる漢方薬の優しさを感じますね。そんな生姜のお話をしてみたいと思います。

十全大補湯は、病気や手術、がんの治療など、様々な理由で気力や体力が落ちてしまった人に利用する処方です。また、抗がん剤治療などを受ける際に、前もって服用していると、副作用の軽減効果があると言う報告も見られます。いずれにしろ元気をつけ、体力をつけ、体の抵抗力をつけてくれる処方です。

○活と言う言葉がたくさんできていますけれども、そういうものと漢方と言うのは比較的相性が良いものが多いと思います。そんな中で今回は温活を取り上げてみたいと思います。