今年のノーベル賞受賞者発表が行われた訳だが、平和賞を被団協に与えるという意味は、国際社会として広島や長崎の被爆者と、その家族血縁者を通じて核保有国へ、今すぐ核兵器全廃をやれという脅しと、日本政府に対し日本国憲法9条の誇示をもって自衛隊に海外派遣をやめろという意図が透けて見えます。つまり、いくらPKO活動だといって、しかも救援活動主体であっても、米軍主体の軍事作戦に関わるなという、選考者からの威圧です。
また、韓国の小説家が書いた作品が受賞したのも、その裏は“不都合な真実から目を背けるな”という皮肉が込められてます。てのも、受賞作の“菜食主義者”は、韓国では有害図書扱いであり、その理由が、過去の戦争において韓国・北朝鮮にとって非常の不都合な内容を題材にしてる点が、中高生の目に触れるのはマズいと判断された訳です。しかし、今回の受賞によって、掌ドリルは言うまでもなく、火消しに躍起です。
この様に、科学分野以外のノーベル賞は、近年では受賞者・団体が在籍する国や地域に対し、国際的な箔を付けて内外に威圧を掛けるきっかけにされがちな風潮にあり、それを理由に驕れる受賞者・団地が後を断ちません。しかし、受賞はあくまで、過去の功績を賞賛し、今後も精進鍛錬研鑽を怠らぬ様励む事を促すのが目的です。それに、そもそもノーベル博士自身、自分が発明したダイナマイトが戦争の兵器として使われた事を嘆き、特許権で得た財産を次世代の科学者に、平和利に使える技術革新と研究成果を称えるモノとしてやってる訳で、ある意味戒めの賞とも言える訳です。その意味を悪用し、傍若無人な振る舞いをするなら、ノーベル博士を侮辱するのと同意です。