こんにちは、モトブログチャンネルです!今日は日本の道路事情と車の車幅についてお話しします。最近、車のボディ幅が広くなる傾向がありますが、日本の道路ではどのくらいの幅の車が快適に走れるのでしょうか?また、5ナンバー車と3ナンバー車の違いについても詳しく解説します。
まず、日本の道路事情を考えると、全幅1700mm以下の車が最も快適に走行できると言われています。このサイズは「5ナンバー車」として分類され、日本の狭い道路や駐車場でも取り回しがしやすいです。しかし、最近では全幅1800mmを超える車も増えており、特にSUVやミニバンなどが人気です。全幅が1800mmを超えると、狭い道や駐車場での取り回しが難しくなることがあります。
次に、5ナンバー車と3ナンバー車の違いについてです。これらの違いは主に車のサイズと排気量に基づいています。5ナンバー車は全長4700mm以下、全幅1700mm以下、全高2000mm以下、排気量2000cc以下の車を指します。一方、3ナンバー車は全長4701mm以上、全幅1701mm以上、全高2001mm以上、排気量2001cc以上の車を指します。これらの基準のいずれかを超えると、3ナンバー車に分類されます。また、税金や保険料にも違いがありますが、基本的には排気量や車両重量に基づいて決まります。例えば、排気量が大きいほど自動車税が高くなる傾向があります。
かつては、5ナンバー車よりも税金が倍以上も高かったことなどから、「お金持ちのクルマ」とされていた3ナンバー車。しかし現在は比較的コンパクトなモデルであっても3ナンバーを必要とする車が多くなっています。例えば、50年以上日本の庶民のクルマとして活躍しているトヨタ「カローラ」も、2019年(カローラスポーツは2018年)に3ナンバーとなりました。近年3ナンバー車が多くなってきている最も大きな理由は、年々厳しくなる衝突安全性能に対応するためです。クラッシャブルゾーン(衝突時に潰れることで衝撃を吸収する部位)を確保すると、どうしてもボディサイズは大きくなりますし、車室内の居住性を犠牲にするわけにはいきません。
しかし、現在も販売台数ランキングの上位にいるのは、ヤリス、ルーミー、ライズ、ノート、フリード、シエンタなど、いずれも5ナンバー車です。やはり日本にはコンパクトで軽い5ナンバー車が必要です。5ナンバー車最大のメリットは「運転のしやすさ」です。道幅の狭い道が無くなったわけではなく、古い街並や都心であっても急に道幅が狭くなっている箇所はまだまだあります。土地勘のない場所で、カーナビに誘導され、狭い道を走らざるを得なくなった場合でも、5ナンバー車ならば余裕をもって運転ができます。ボディサイズのほか、軽い車重も「運転のしやすさ」に貢献するポイントです。