Share PMSに効くラジオ
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By 森井 恵子
The podcast currently has 125 episodes available.
予防医療とは病気にかからないようにする医療のことで、人間ドックや健康診断がそのひとつです。検診で病気が早期発見されるだけでも治療は軽く、予後は良好になるはず。つまり未来の健康寿命を延ばし、QOLを向上、維持するのが目的です。しかし病気になってもすぐに良質の医療が受けられるという素晴らしい医療制度が、日本人を予防医療から遠ざけている可能性もあります。そしてそれは婦人科疾患などの月経にまつわる病気、PMDDなどのメンタルヘルスにもかかわる問題でもあります。予防医療は症状を放置せず改善に向けた一歩を踏み出すことにもつながります。
PMSやPMDDの症状が出ているとき、体は糖質過多や栄養不足に陥っている場合がほとんどです。月経前症状の改善には食生活の改善は必須。中でも朝食は一日の血糖値バランスや自律神経の働きに重大な影響を与えます。血糖値の乱れは感情の乱れに、自律神経の不安定はあらゆる月経前症状につながります。PMSやPMDDを改善には、まず朝食の見直しから始めてみましょう。習慣が変われば体も確実に変わるはずです。
母になって後悔している、とはとてもセンセーショナルな言葉です。結婚するかしないか、子供を持つか持たないかは100%個人の意思にゆだねられています。そしてそれは尊重されるべきものなのに、結婚しないこと、子どもを持たないことがなぜか後ろめたい気持ちになる。それは私たちが日々世間から向けられる無言の「こうあるべき」というプレッシャーの中で生きているからかもしれません。今日はイスラエルの社会学者、オルナ・ドーナトさんの著書をもとに、結婚、子どもを持つことについて、そしてそんな無形、無言のプレッシャーの中で自分らしく生きるにはどうすればいいかについてお話ししています。『母になって後悔している』オルナ・ドーナト(新潮社)
PMDDは月経前に特化したうつ病で、排卵から月経開始にかけて起こる重篤な精神的な症状を引き起こします。しかし月経開始とともに症状が消失するため、それを「重篤な病気」だと気づくことができない場合も多く、症状が長引き重症化する恐れもあります。大切なのは「コントロールできない感情」と「予期しない体の反応」に気づくこと。気づくところから治療はスタートします。「生理が始まったら平気だから」と自分をだまし続けないこと、これが早期発見早期治癒への第一歩です。
睡眠に関する研究は近年飛躍的な発展を見せていますが、実はPMSやPMDDと睡眠の関係はとても深いものです。眠りにはレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)が時間ごとのパターンを作りますが、それぞれの眠りの時に体や脳の中ではとてつもない変化が起きています。睡眠は心と体のメンテナンスに欠かせない時間。その時間を大切にできているでしょうか?そしてより良い睡眠を得るために徹底的な努力はできているでしょうか?人生の大半の時間を過ごす睡眠の意味を改めて考えてみましょう。
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