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少年カクテルマシンの三浦と申します。このポッドキャストは私、三浦が高校時代からの友人である山田氏との50代野郎同士で、アニメやマンガ、サブカルを中心とした駄話を対談形式でお送りする番組です。※不定期更新尚、万が一関係者各位の心証を損ねた場合、我々は路頭に迷ったあげくいつでも泣いて謝る準備があり、菩薩の如き寛容且つ慈悲深き御心での対処を激しく所望するものであります。https://twi... more
FAQs about 少年カクテルマシンPodcast:How many episodes does 少年カクテルマシンPodcast have?The podcast currently has 70 episodes available.
August 29, 2024#70_宮崎駿と僕らの熱風観測記(上):後篇『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』の項引き続き宮崎駿監督談義1978-1988、時は遂にスタジオジブリ発足へ。『天空の城ラピュタ』(1986)接触時の追懐、コナンとパズー(とカミーユ)の差異、ライトフルーツソーダとイメージソングの件、オーニソプターと『デューン』、ロボット兵の哀しみとティディス要塞歴史的攻略戦、中年男達の屈託なき美少女信仰、伝声管越しの叙情とシータの胸越しの勇気、矛盾する大地讃歌と文明批判、「普通の少年」なる呪縛、ジブリと都市伝説、『となりのトトロ』(1988)の自然観、「かわいい」への執着、絶賛派の欺瞞的田舎観と否定派の侮蔑的マウント、キャッチコピー問題、ノスタルジーの拒絶と森への扉、ノイズキャンセリングされたオタクメンタルの果て…天空より舞い降りし少女や妖術に愉悦する少女の物語は、未だ糞便の排出に至る管に過ぎなかった僕らの反復鑑賞を助長し、着靴の機会を収奪、森へのパスポートは失効、暗記した飛行石発動の呪文は我を助けず、その快楽原則はミーム化された所作の模倣や玩弄を促すも、決して生きる力を亡失などせず命脈を繋ぐ、成熟期の終盤戦へ。※参考資料(https://x.com/sc_machine/status/1828988818621641158)...more1h 31minPlay
August 29, 2024#69_宮崎駿と僕らの熱風観測記(上):中篇『風の谷のナウシカ』の項引き続き宮崎駿監督談義1978-1988、時はあのターニングポイントへ。『風の谷のナウシカ』(1984)公開、『名探偵ホームズ』(1984)併映の経緯と動物アニメ、金田伊功・なかむらたかし・庵野秀明の起用と個性重視な作画体制、聖母性と残虐性、愛の奇跡とラストシーン、高畑勲の暗躍とキャラ映画、イメージソング・イメージガール問題、暴走する王蟲とナウシカの胸、村上龍の指摘と美少女信仰…蟲愛づる青き衣纏いし少女が風で紡ぐ物語は、未だ糞便の通り道に過ぎなかった哀れな男達の混乱と依存を慈悲深く背負い、強靭と博愛を兼ね備えた抱擁に時代は大きく開進、曲解による露骨な主従関係への憧憬なども挿話に加えつつ、闇の中に瞬く光が腐海の底より胎動する、萌芽期の中盤戦へ。※参考資料(https://x.com/sc_machine/status/1828985306173059537)...more51minPlay
August 29, 2024#68_宮崎駿と僕らの熱風観測記(上):前篇『未来少年コナン』の項宮崎駿監督のフィルモグラフィーと共に生きて来た僕らがこの議題を俎上に載せることは必然的帰結であり、その上巻で取り扱うは主に1978-1988、つまりは創造的最盛期のディケイドであった。『君たちはどう生きるか』(2023)ドキュメンタリーの作為的編集、東映動画時代の雑感、『未来少年コナン』(1978)の衝撃、NHKアニメ史とその功罪、大塚康生に立ちはだかる美少女信仰、高畑勲からの解放、ハイハーバーと戦争、つるべ打ちの終盤展開、一枚絵としての宮崎キャラとPCエンジン、三角塔と性癖、ギガント翼上に視覚される風圧、原作改変の権化、そして不遇の時代へ…地を蹴り空を駆ける品行方正な野生児と鳥の如き少女の物語は、まだ糞便の製造機関に過ぎなかった幼年期の我が身に迷宮への招致を示唆する消えない刻印を残したが、生簀の魚に急襲され悶絶する中年男を無感情に見据えたヒロインの瞳が映し出す、全霊を懸けた少年の勇姿に豊穣な道標をも見出した、黎明期の序盤戦へ。※参考資料(https://x.com/sc_machine/status/1828980552738976253)...more1h 17minPlay
March 24, 2024#67_『機動警察パトレイバー』談議(後篇)引き続き『機動警察パトレイバー』談議、後篇。田島照久のアートワークとパブリシティ、思ひ出の『機動警察パトレイバー2 the Movie』とその狂騒、正義の戦争と不正義の平和、超絶作画とレイアウト至上主義、押井守・榊原良子の軋轢、南雲しのぶ像を巡る女性観、川井憲次の傑作サントラ、“イクストル”と理詰めのレイバー論、宮崎駿の評価、柘植行人の思想とナルシズム、大人の論理・子供の論理、累積された置き土産を抱えて『PATLABOR EZY(仮)』へ…あえて議事の後半に配置された劇場版第2作は、縁由ある事象の包括に我々の粗末な国防論も混入され、それは確かに「青春」にも相当する恥辱を禁じ得ないが、寧ろ青というより黒い歴史が戦慄く終盤戦へ。※参考資料(https://x.com/sc_machine/status/1771817507734614343?s=20)...more1h 17minPlay
March 24, 2024#66_『機動警察パトレイバー』談議(中篇)引き続き『機動警察パトレイバー』談議、中篇。アニメ版グリフォン編の違和感、暴走する権力『火の七日間』と謎の挿入歌、『VS』に於いて成熟するキャラと高見明男作監、『二人の軽井沢』と榊原良子の後藤×南雲問題、『あんたの勝ち!』の職人芸、『WXIII』の淡白な興奮、押井守・出渕裕の軋轢、レイバー世代のロボット産業、失われるバランス感覚と『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』、植え込まれるバイアス、巨人の顕現…実写版や小説版を経て、逡巡の果てに愛と憂いのレイバー是非論を含有し、DV夫の如き激しい詰問に揺れる一輪の花のような自意識を携え、桃色の葛藤震える中盤戦へ。※参考資料(https://x.com/sc_machine/status/1771813779619381756?s=20)...more1h 10minPlay
March 24, 2024#65_『機動警察パトレイバー』談議(前篇)リアルロボットアニメ史に於ける特異点『機動警察パトレイバー』に関する談議は、80年代末期に於ける記憶の追尾と共に開幕。98式との邂逅、アーリーデイズの起伏、野明とメカフェチ、犯人と会っていた&恋仲だった問題、進化するコミック版のロボット演出とゆうきまさみのグルーヴ、出渕メカの耽美と別れていく流派、成長物語の強度、『機動警察パトレイバー the Movie』のキャラデザと黄瀬和哉の作画、追い付かない情報処理とリテラシー、レイバーとOS、都市論とバビロンプロジェクト、TVシリーズの浮沈と押井脚本の日常回、歴代OP問題…メディアミックスが功を奏し好評を博したシリーズ乍ら、アニメやオタクが極めて白眼視されていたこの時代、押し寄せる嗤笑にも果敢なる勇姿を留めた特車二課第二小隊とヘッドギアメンバーに敬意を払いつつ、音楽関連の題目に飛び火的disも忘れない、青き衝動渦巻く序盤戦へ。※参考資料(https://x.com/sc_machine/status/1771811255373734057?s=20)...more1h 33minPlay
December 02, 2023#64_宮﨑駿と『君たちはどう生きるか』談議(後篇)引き続き『君たちはどう生きるか』談議、後篇。映画内ローカルルールの頻発、高二病とアート映画、花の24年組とフェリーニ、貧弱なアイデンティティの子守唄、母親への憧憬、少女とエディプス・コンプレックス、成長と潜在能力、作家主義と組織論、黄金期と若者文化の承認、生きるに値する世界と快楽原則、具象化される脳内宇宙の深度、そして10年に限定された創造的人生の持ち時間とは…捏造された記憶と円環構造を司り、少年から青年へと進化する大人にならない老人の(可能性としての)最終作同様、激しく迂曲を繰り返すこの駄弁の先に僕たちはどう生きるのか、キムタクはシャアとして生きるのか、然るべき帰着点の探求に迫る後半戦へ。※参考資料(https://x.com/sc_machine/status/1730842679167344993?s=20)...more1h 15minPlay
December 02, 2023#63_宮﨑駿と『君たちはどう生きるか』談議(前篇)またしても後塵を拝し、満を持して敢行される宮﨑駿監督最新作『君たちはどう生きるか』談議は、煩雑な所感を隠し切れないまま開幕。NO宣伝戦略、考察合戦と置き換え論争、『失われたものたちの本』と模倣問題、13個の積み木と大伯父の正体、シン・エヴァより引き抜かれる本田雄の華麗なる経歴、GAINAX入社試験に於ける3つの進路、食い違う鈴木敏夫の証言とその素行、誇張される液体描写とジブリ飯、大平晋也のアバンと作画の統制、老いとデジタル、北野映画や黒澤映画が見失った「普通」…偉大かつ深遠な遍歴に足がすくみつつ、崇拝故に賛辞だけでは終われない二律背反した愛好者の心情は、ミームに汚染されない無関心層を前に不能感を曝け出す前半戦へ。※参考資料(https://x.com/sc_machine/status/1730837057017422137?s=20)...more1h 29minPlay
September 09, 2023#62_『銀河漂流バイファム』談議本章(後篇)引き続き『銀河漂流バイファム』談議本章、第43話から最終回、更にOVA最終作を越えて更なる総括へと。ミューラァの虚無とスコットのキャラ崩壊、人型兵器の優位性と主役機の活躍、カチュアとジミーのメッセージ、メカファンとロボット立体物の進化、贖罪の二律背反、宮崎アニメやエヴァとの比較、神の所業としてのファーストガンダム、少年期の視座…。最早常態化した嗚咽を伴い語られる大人の古いお伽話は、終焉を知らぬ鮮やかな色彩を兼備した在りし日の夕暮れのように、思い出せても二度と感じることはできない、銀河漂流の如きときめきの終盤戦へ。※参考資料(https://twitter.com/sc_machine/status/1700330881318297828?s=20)...more1h 7minPlay
September 09, 2023#61_『銀河漂流バイファム』談議本章(中篇)引き続き『銀河漂流バイファム』談議本章、時系列に沿ってOVA3作目や外伝TVシリーズを挟み、3クール目へと。『消えた12人』の些細ながら山積する違和感、『13』の不評と歴史改竄、トゥランファムの複座、戦闘性の強化、異星に於ける水と贖罪、宿敵・ミューラァとそのテーマ曲、甘くなるサバイバル表現、幻の初潮描写と妄想の胸揉みジャム事件、テコ入れの歪みと政府軍増援部隊問題、類型化する悪役たち…。強硬な路線変更の憂き目を乗り越え、読解は時に制作側の意図をも凌駕し、それでも愛すべき少年少女が踏み締めた軌跡の彼方から、タイツと下着に纏わる因果に銀河漂流の如き幽玄なフィロソフィーを知覚する中盤戦へ。※参考資料(https://twitter.com/sc_machine/status/1700327212854243627?s=20)...more1h 18minPlay
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