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「いつか特別な日に」と取っておいたワイン。最初の1ページが書けない、ちょっといいノート。大事にしているはずなのに、結局使わないままになっているものはありませんか? ゲームの貴重なアイテムを最後まで温存する「ラストエリクサー症候群」は、日常にも思い当たる場面がありそうです。しかも、「特別だから残す」だけでなく、「残したから特別になる」という逆転も起こるのだとか。「もっといいタイミングで」と見送るほど、ますます使えなくなってしまうのはなぜなのでしょうか? 今回は、ギフト券やワインを使った心理実験を手がかりに、好きなものを先延ばしする心理について考えてみました。取っておく楽しさもありますが、「特別な日に使う」のを待つより、使った日を特別にしてもいいのかもしれません。
「漏らしてでも完走したい」そこまで人を駆り立てるレースって、何なんでしょう。今回のテーマはHYROX。2017年にドイツで、耐久レースのベテランとオリンピック金メダリストが立ち上げたこの競技が、なぜ世界中で爆発的に広がったのか。完走できるかどうかのギリギリの難易度、SNSで共有したくなる達成感、初心者から上級者まで続けられる設計。そして「漏らしてでもゴールしたい」という、あの異常な熱量。今回は、HYROXの人気の作られ方を分析しました。
Instagramに写真を残したい。でも、投稿した瞬間にフォロワーのフィードへ流れ、「いま投稿したんだ」と見られるのは気が重い。そこで、投稿をすぐにアーカイブし、時間を置いてプロフィールへ戻す「ゴーストポスティング」が注目されています。友人、家族、仕事関係者が同じ場所にいると、何気ない写真にも「誰にどう思われるか」がついて回ります。投稿は残す。ただし、公開イベントは開かない。Instagramを「自分博物館」のように使うこの方法は、見せる相手とタイミングを自分で選びたいという気持ちの表れなのかもしれません。
「鬱は気の持ちよう」その言葉、そろそろ終わりにしませんか。今回のテーマは、鬱とウイルスの関係。実は近年の研究で、ヘルペスウイルスの再活性化と鬱の間に関連があることが分かってきてる。9万人以上のデータを分析した研究でも、はっきりした関連が出てる。さらに、双極性障害や重い鬱だった人の脳の神経細胞から、活動中のウイルスが見つかったという報告まであるようです。根性でも気合いでもない。鬱は体で起きていること。その先にある希望の話をしました。
昔話をしていて、「いや、それを言ったのは俺だ」「お前、その日いなかったよ」と食い違ったことはありませんか。お互いに自信があるのに、思い出の中身が違う。ピカチュウの尻尾、モノポリーのおじさんの片眼鏡など、大勢が同じような記憶違いをする「マンデラ効果」から、人間の記憶の不思議を考えます。あなたにも、確信していたのに違った記憶はありますか?
中国では若者の失業を背景に、驚くようなビジネスが登場しています。それが、お金を払って“会社員のふり”をする「出勤偽装会社」。利用者は毎朝オフィスに出勤し、タイムカードを押してデスクで過ごすだけでなく、希望すれば偽物の給料明細や在職証明書まで発行してもらえるといいます。なぜ、仕事がないにもかかわらず、お金を払ってまで会社に通うのでしょうか。その背景には、家族からの期待や「働いていないと思われたくない」という社会的なプレッシャー、そして中国で重視される“面子”の文化も関係しているようです。
世界中を騒がせた「2000年問題」。結局、大きなトラブルは起きませんでしたが、その裏では多くのエンジニアが膨大なプログラムを修正し、システム障害を未然に防いでいました。そして今、新たに懸念されているのが「2038年問題」です。古い32ビットシステムでは、2038年1月19日に日時を正しく処理できなくなり、インフラや産業機器などに影響が出る可能性があります。AIが発達した現代でも簡単には解決できない、古いシステムならではの難しさとは? 今回は、2000年問題の知られざる裏側と、迫りくる2038年問題についてお話しします。
Savour社が開発した「エアーバター」。空気中のCO2を使ってバターを作るという、SF映画みたいな技術が現実になりました。一方、本当に美味しいのか? エネルギーコストは現実的か? 結局のところ、価格は高すぎて普及できるのか? 今回は、驚きと懐疑の両方を感じながら、エアーバターがもたらす未来、実現する可能性と現実的な課題について考えてみました。
日本には、美容室が約27万店あると言われています。コンビニよりもはるかに多いこの数字は、単に「美容室が多すぎる」という話ではないのかもしれません。本や音楽、買い物など、効率化できる産業は巨大な仕組みに集約されてきました。一方、美容室や歯医者、介護のように、一人の人間に一人の人間が向き合う仕事は、今も街の中に大量に残っています。経済の世界では「非効率」とされるものが、人間の生活では「豊かさ」になることもある。美容室27万店という数字から、便利さと豊かさの違いについて考えてみました。
歩かない、指もない、でも家事はこなす「Isaac 1」。ルンバの生みの親が次に作ったのは、犬でも猫でもないAIペット「Daphne」。そして世界のヒューマノイド市場の9割を握る中国の物量戦略。「ロボットが家に来る未来」は、思ったより早く、思ったより静かに始まっている。今回は、いま実際に買える・もうすぐ買えるAI搭載ロボットたちを一挙解説。「狭く賢く」で勝負するアメリカ勢と、「量で制圧」する中国勢、2つの戦略を比べながら、この波が接客・ホスピタリティの現場にどう来るのかまで語ります。カメラを物理的に隠せる設計や、オフラインで動くペット型ロボットなど、プライバシーの話も欠かせません。
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【番組概要】
「TARO’S(タローズ)」は、オーストラリアの飲食店経営者・寛太郎(Kan)と、日本のグラフィックデザイナー・悠太朗(Matthew)による、週1回の国際電話の内容をお届けしています。
最新のマーケティング動向や革新的なスタートアップ、最先端のテクノロジー、そしてZ世代やα世代のトレンドなど、世界中のビジネスやデザイン、カルチャーにまつわるさまざまなト…
毎週木曜日17時に配信中。
【出演】
岡田寛太郎(おかだ・かんたろう)|1989年、ニュージーランド生まれ。ニュージーランド、オーストラリア、インドネシア、日本でさまざまな飲食店の出店に携わる。2019年よりオーストラリア・メルボルンを拠点に、自社で「和」をコンセプトにしたカフェを展開。現在は、食を通じて日本文化を発信しながら、カフェの出店サポートを行う。|@kantarookada
増田悠太朗(ますだ・ゆうたろう)|1987年、東京生まれ。大学卒業後にデザイン事務所を開業。企業や店舗のロゴデザインをはじめ、ブランディング、Webサイト制作などを中心としたグラフィックデザイン全般に取り組む。2018年より宮崎県に半移住。現在は、東京と宮崎を拠点にさまざまなデザインプロジェクトに携わる。|@matthaion

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