インターナショナルな感覚で、トレンドを意識したインポート商品を中心に提案するショップ〈International Gallery BEAMS(インターナショナルギャラリー ビームス)〉。ロンドンオフィスを構えているからこそできた、リアルタイムでの海外カルチャーの発信は、当時から日本のファッション、そしてライフスタイルシーンに大きな影響を与えてきました。
今回も当時をよく知るスタイリストの島津 由行氏と、ビームス ディレクターズバンク クリエイティブディレクターの南雲 浩二郎が登場。人と人の繋がりや、異なるジャンルの融合から新しい文化が生まれると語る、2人の視点を通したカルチャートークに注目です。
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ビームス ディレクターズ バンク クリエイティブディレクター
1964年生まれ。1985年「インターナショナルギャラリー ビームス」スタッフとして入社。ショップマネージャー、アシスタントバイヤーを経て、90年代には家具専門の
<BEAMS MODERN LIVING>の担当となる。同時にカジュアルからドレスまでの全てのレーベルのVMDを統括し、2000年代に入ると店舗内装のディレクションを担い120店舗以上を立ち上げた。
デコレーターとして国内外で様々な家具やオブジェ、アートなどを買い付けてきた経験から、現職ではビームス社外のクライアントより、プロダクトからインテリアまで、様々なディレクションを請け負う。
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CF・雑誌・広告媒体を中心に多くのタレントのスタイリングを担当。
また、ファッションショーの構成・選曲、雑誌にてクリエイティブディレクションも手掛けている。
音楽に興味を持ち、高校卒業とともに上京。原宿での生活を始める。働きながら憧れのロンドンへ行くためのお金を貯めるも、まずはパリへ行くことに。Yohji Yamamotoで働いていた同郷の先輩の手伝いとして、Yohji Yamamoto、COMME des GARÇONなどのショーに裏方として携わるようになる。
数年ヨーロッパでの生活を続けた後、1985年に帰国。スタイリストとしてのキャリアをスタートさせ、『POPEYE』のメインスタイリストとして活躍。
90年代以降もパリと日本を行き来しつつ、洋服のスタイリングにとどまらない幅広いクリエイティブディレクションを手掛ける。