『「役に立たない」未来の研究』

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研究費が「集中と選択」により削減、市民も「役に立つか立たないか」で研究を見ることの危うさがよくわかる。

どれだけ役に立たないことに没頭できるか？そこには「研究って面白い」という根源的な要求がある。

役に立つ研究しないと食っていけないのでは？という問題に対して「研究って面白いんだ」というだけでやり続けることが、本当はすごく大事なのではという投げかけ。

そこを金銭的にフォローする仕組みへの提言や、研究者たちのやるべきことなども書かれている対談形式の本。

知らなかったことばかり！

これって、研究者だけではなく、ビジネスでも普段の暮らしでも同じ。

役に立つってなんだろう？って思う。

役に立たないといけない病みたいなものが、世の中には蔓延っている気がする。

でも、役に立つかどうかじゃないところで、楽しく生き生きと何かに没頭してることの方が人生面白いのでは。

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#2022年9月16日