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  • 『目の眩んだ者たちの国家』キム・エランほか |音読ブラックスワン#76

    『目の眩んだ者たちの国家』


    キム・エラン/パク・ミンギュ/ファン・ジョンウン/キム・ヨンスほか|矢島暁子・訳|新泉社|2018年5月10日

    朗読箇所:キム・エラン「傾く春、私たちが見たもの」(P.11-23)



    「どれほど簡単なことなのか。希望がないと言うことは。この世界に対する信頼をなくしてしまったと言うことは」
    ──ファン・ジョンウン


    国家とは、人間とは、人間の言葉とは何か──。韓国を代表する気鋭の小説家、詩人、思想家たちが、セウォル号の惨事で露わになった「社会の傾き」を前に、内省的に思索を重ね、静かに言葉を紡ぎ出す。


    〈傾いた船、降りられない乗客たち〉


    「私たちは、生まれながらに傾いていなければならなかった国民だ。傾いた船で生涯を過ごしてきた人間にとって、この傾きは安定したものだった」
    ──パク・ミンギュ


    「みんな本当は知っているのに知らないふりをしていたり、知りたくなくて頑なに知らずにきたことが、セウォルという出来事によって、ぽっかりと口を開けて露わになってしまったのだ」
    ──ファン・ジョンウン


    「私たちが思う存分憐れみを感じられるのは、苦痛を受ける人たちの状況に私たち自身が何の責任もないと思うときだけだ」
    ──チン・ウニョ


    「『理解』とは、他人の中に入っていってその人の内面に触れ、魂を覗き見ることではなく、その人の外側に立つしかできないことを謙虚に認め、その違いを肌で感じていく過程だったのかもしれない」
    ──キム・エラン


    【目次】

    - 傾く春、私たちが見たもの|キム・エラン
    - 質問|キム・ヘンスク
    - さあ、もう一度言ってくれ。テイレシアスよ|キム・ヨンス
    - 目の眩んだ者たちの国家|パク・ミンギュ
    - 私たちの憐れみは正午の影のように短く、私たちの羞恥心は真夜中の影のように長い|チン・ウニョン
    - かろうじて、人間|ファン・ジョンウン
    - 誰が答えるのか?|ぺ・ミョンフン
    - 国家災難時代の民主的想像力|ファン・ジョンヨン
    - じゃあ今度は何を歌おうか?|キム・ホンジュン
    - 永遠の災難状態:セウォル号以降の時間はない|チョン・ギュチャン
    - 精神分析的行為、その倫理的必然を生き抜かなければならない時間:抵抗の日常化のために|キム・ソヨン
    - セウォル号の惨事から何を見て、何を聞くのか|ホン・チョルギ

    - 本を編んで|シン・ヒョンチョル(季刊『文学トンネ』編集主幹)


    https://www.shinsensha.com/books/1043/


    企画・朗読:若林恵
    録音・編集:山口宜大(Magic Mill Sounds)
    音楽:yasuhiro morinaga + maiko ishii
    黒鳥福祉センターにて収録

    38 min
  • 『代表制民主主義はなぜ失敗したのか』藤井達夫 |音読ブラックスワン#75

    『代表制民主主義はなぜ失敗したのか』


    藤井達夫|集英社新書|2021年11月17日

    朗読箇所:第二章「民主主義諸国における政治の私物化とその先」より(P.49-76)


    世界中をポピュリズムが席捲する中、わたしたちの民主主義はどこへ向かうのか。人々は政党や議会には期待せず、時に自らの自由の制限もいとわずにトップの強いリーダーシップを望むようになった。著者は古典から最先端の政治理論まで駆使し、選挙と政党を基盤にした「代表制」と民主主義とはイコールではないこと、現在の社会は「代表制」が機能するための条件を完全に失ってしまったことを明らかにし、一方で、中国統治モデルの可能性と限界も検討する。民主主義を再生させるヒントはここにある。


    「ウンザリするポピュリズムに淫した民主主義より、能力主義的選抜を勝ち抜いた政治エリートの政治(中国!)の方がマシだ……。この「誘惑」に抗う術はあるか。実に困難な課題に本書は果敢に挑戦する」──宮台真司氏、推薦!

    【目次】
    第1章 民主主義諸国における社会の私物化
    第2章 民主主義諸国における政治の私物化とその先
    第3章 民主主義とは何か──古代と近代──
    第4章 代表制度とは何か
    第5章 行き詰まる代表制度とポピュリズム
    第6章 代表制度の改革

    https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-721194-8


    企画・朗読:若林恵

    録音・編集:山口宜大(Magic Mill Sounds)
    音楽:yasuhiro morinaga + maiko ishii
    黒鳥福祉センターにて収録

    59 min
  • 『まっくら:女坑夫からの聞き書き』森崎和江 |音読ブラックスワン#74

    『まっくら:女坑夫からの聞き書き』


    森崎和江|岩波文庫|2021年10月15日

    朗読箇所:「棄郷」(P.102-118)

    「女も男と同じごと仕事しよったですばい」「どんなことにでも堂々とむかってやる、こい」。筑豊の炭鉱で働いた女性たちの声を聞き取り、その生き様を記録した一九六一年のデビュー作。意志と誇りを失わず、真っ暗な地の底で過酷な採炭労働に従事した彼女たちの逞しさが、生き生きと描かれている。(解説=水溜真由美)


    https://www.iwanami.co.jp/book/b591607.html


    企画・朗読:若林恵

    録音・編集:山口宜大(Magic Mill Sounds)
    音楽:yasuhiro morinaga + maiko ishii
    黒鳥福祉センターにて収録

    38 min
  • 『行政をハックしよう:ユーザー中心の行政デジタルサービスを目指して』吉田泰己 |音読ブラックスワン#73

    『行政をハックしよう:ユーザー中心の行政デジタルサービスを目指して』


    吉田泰己|ぎょうせい|2021年11月15日

    朗読箇所:Chapter 2「なぜ行政のデジタル化が必要なのか」(P.34-47)


    「日本社会のデジタル化の進展の足を引っ張っているもの。それが行政組織であることがコロナ禍で浮き彫りになった。
    脱皮できない蛇は死ぬ。行政サービスは今こそ情報技術を取り入れる時であり、本書ではそのための思考方法やツールが豊富に紹介されている。行政が脱皮して初めて日本全体がデジタル強国に脱皮できるだろう」──宮坂学(東京都副知事)

    事業者向け認証ID「GビズID」をはじめとした事業者向けデジタルプラットフォームで広く知られる経済産業省。いち早く行政のデジタル化の課題に着手し、その立案から構築・運用まで携わるにとどまらず、省内では、横ぐし組織をつくり、他の中央省庁に先駆けて民間IT人材を巻き込んだスタートアップさながらの行政組織を形成している。著者がリードする省内外のDXを初めて詳報。

    ◉ユーザーファーストのサービス構築のために知っておくべき思考法とサービス開発手法を行政官向けに平易に解説。これからデジタル化に取り組む担当者はもちろん、未来を拓くすべての行政官必読の書!

    ◉著者がリードしている経済産業省DX(デジタルトランスフォーメーション)を初めて詳報!
    ・事業者向け認証サービス「GビズID」をはじめとした事業者向けデジタルプラットフォーム
    ・民間IT人材採用ノウハウの構築とチームづくり


    【目次】


    はじめに


    プロローグ デジタルテクノロジーで行政の「当たり前」を変えよう

    Chapter 1 行政組織、行政官の置かれる環境と役割の変化
    Chapter 2 なぜ行政のデジタル化を進める必要があるのか
    Chapter 3 経済産業省DXの取り組みが目指してきたもの、達成できていないもの
    Chapter 4 行政組織に欠けている2つの思考
    Chapter 5 アーキテクチャ思考でビジネス・デジタルガバメントの事例を見る
    Chapter 6 行政デジタルサービスを開発するための3つの手法
    Chapter 7 IT企業のような行政組織を目指す
    Chapter 8 新型コロナウイルス感染拡大で見えた行政サービスの課題
    Chapter 9 目指すべきGovernment as a Serviceの方向性

    エピローグ デジタルコンフィデンスを持って行政をハックするために

    Column
    - シンガポール政府の雇用・人事評価制度
    - 経営学の視点から行政の課題を見直してみる
    - 「飛行機に乗る」という体験におけるサービスデザイン
    - 行政システムのオープンソース化とその先の未来
    - ベンダーロックインとは何か?

    https://shop.gyosei.jp/products/detail/10892


    企画・朗読:若林恵
    録音・編集:山口宜大(Magic Mill Sounds)
    音楽:yasuhiro morinaga + maiko ishii
    黒鳥福祉センターにて

    32 min
  • 『ファンカルチャーのデザイン:彼女らはいかに学び、創り、「推す」のか』岡部大介|音読ブラックスワン#72

    『ファンカルチャーのデザイン:彼女らはいかに学び、創り、「推す」のか』



    岡部大介|共立出版|2021年8月25日


    朗読箇所:第5章「ギブとゲット:アフィニティ・ベースの利他」(P.97-111)


    本書は、腐女子、コスプレイヤー、プリクラユーザー、上映会を開催するファン......といった,認知科学の学術書の限界を軽く超えた人びとを対象に、もしかしたら私たちがどこかに置いてきぼりにしてきたかもしれない「無用の用」の意味を、真面目にフィールドワークの俎上にあげた学術書です。

    彼女らの環世界にはまり、一緒に遊んでみた結果、意外にも、共愉、創造、デザイン、共創、利他、遊びといった、90年代以降の認知科学、特に状況的学習論が関心を寄せてきたテーマのヒントを垣間見ることとなりました。

    腐女子やコスプレイヤーといった人びとの「愉しみ」は、もちろんそれ自体としても重要です。ただしその愉しみは、単に快楽として消費されるだけのものではありません。(自覚的か無自覚的かにかかわらず、)時に全人格的変容としての学習、創造的交歓、デザインの民主化といった、「目の前の生活の濃度を高める活動」へと接続していきます。

    彼女らは、本書の中で、学びと遊びを暗黒面から自らの手に取り戻す「民衆による自律的な探究行動」を柔軟かつ鮮やかに示してくれます。彼女らの住まうこの世界の片隅の物語を読み進めることで、気がついたらあなたも一風変わった認知科学の沼にたどり着くことになるかもしれません。

    注目のクリエイター,カナイガさんによって描かれた,クスッと笑えて肩の力が抜けるようなイラストもあわせてお楽しみください。


    【目次】


    第1章:可視化と不可視化──腐女子のアイデンティティ・ゲーム
    第2章 密猟と共創──面白さへと向かう回路
    第3章 学びと遊び──生活の濃度を高める
    第4章 弥縫と創造──はまっている人たちの巧みさ
    第5章 ギブとゲット──アフィニティ・ベースの利他
    第6章 変換と交歓──日常に埋め込まれた市井のデザイン
    第7章 プランと即興──愉しみをつくる身体
    第8章 興味と学習──コントロールを手放す

    https://www.kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/9784320094680



    企画・朗読:若林恵
    録音・編集:山口宜大(Magic Mill Sounds)
    音楽:yasuhiro morinaga + maiko ishii
    黒鳥福祉センターにて収録

    35 min
  • 『透明社会』ビョンチョル・ハン|音読ブラックスワン#71

    『透明社会』


    ビョンチョル・ハン|守博紀・訳|花伝社|2021年10月13日

    朗読箇所:「肯定社会」(P.7-22)


    「透明社会」は「管理社会」に転化する──


    「透明性」というイデオロギーの哲学的解剖

    哲学・現代思想・メディア論を行き来する俯瞰的視点と、現代社会における「病理」の巧みな観想的「時代診察」で、ドイツ現代思想界を牽引するビョンチョル・ハン、恰好の入門書。ハンの著作リスト含む訳者解説収録。 ベンヤミン、ボードリヤール、ロラン・バルト、アガンベンらの思想を拡張し、高度情報化社会における新たな「暴力の形態」を探る現代管理社会論。


    【目次】


    ■ 肯定社会
    ■ 展示社会
    ■ エビデンス社会
    ■ ポルノ社会
    ■ 加速社会
    ■ 親密社会
    ■ 情報社会
    ■ 暴露社会
    ■ 管理社会 

    訳者解説


    http://www.kadensha.net/books/2021/202110toumeishakai.html


    企画・朗読:若林恵

    録音・編集:山口宜大(Magic Mill Sounds)
    音楽:yasuhiro morinaga + maiko ishii
    黒鳥福祉センターにて収録

    35 min
  • 『疲労社会』ビョンチョル・ハン|音読ブラックスワン#70

    『疲労社会』


    ビョンチョル・ハン|横山陸・訳|花伝社|2021年10月13日


    朗読箇所:「規律(ディシプリン)社会の彼岸」(P.25-32)



    私たちはいつまで「できること」を証明し続けなければならないのか?


    絶え間ない能力の発揮と成果を求められる現代社会。

    「主体性」を祭り上げ、人々が互いにせめぎ合い、自己さえ搾取せざるを得ない社会構造。この現代の病理を特異な感性から解き明かし、「創造性」「和解」をもたらす新たな「疲労」のかたち──「なにもしない」ことの可能性を探る。

    倦み疲れ、燃え尽きる現代社会への哲学的治療の試み

    ドイツ観念論から出発し、現代思想界の先端を走るビョンチョル・ハン、その代表作にしてヨーロッパ20カ国以上で刊行されたベストセラー、待望の邦訳 


    【目次】

    ■ 疲れたプロメテウス

    ■ 精神的暴力
    ■ 規律(ディシプリン)社会の彼岸
    ■ 深い退屈
    ■ 活動的な生
    ■ 見ることの教育学
    ■ バートルビーの場合
    ■ 疲労社会
    ■ 燃え尽き症(バーンアウト)社会
    ■ 訳者あとがきに代えて


    http://www.kadensha.net/books/2021/202110hiroushakai.html


    企画・朗読:若林恵

    録音・編集:山口宜大(Magic Mill Sounds)
    音楽:yasuhiro morinaga + maiko ishii
    黒鳥福祉センターにて収録

    17 min
  • 『家は生態系:あなたは20万種の生き物と暮らしている』ロブ・ダン|音読ブラックスワン#69

    『家は生態系:あなたは20万種の生き物と暮らしている』


    ロブ・ダン|今西康子・訳|白揚社|2021年2月19日

    朗読箇所:第3章「暗闇に目を凝らす」より(P.55-77)


    玄関は「草原」、冷凍庫は「ツンドラ」、シャワーヘッドは「川」
    家には様々な環境の生物がすみついている!
    「家の生態学」研究からわかった、屋内生物の役割とその上手な付き合い方!

    今までほとんどの人が、気に留めなかった家の中の生き物たち。

    生態学者の著者が家の中の生き物を調べると、そこには20万種を超す多種多様な生き物がすみつき、複雑な生態系をつくりあげていた。

    ・家には、どこに、どんな種類の生き物が、どれくらいいるのか?
    ・そうした屋内の生物は悪さをするのか?それとも、人の役に立つのか?
    ・徹底的に除菌すると、家の生態系はどうなるのか?

    などなど、あなたの暮らしや健康に影響大の身近な「自然」の話!


    「ロブ・ダンたちは群集生態学の考え方や手法を使って、ほとんどの科学者が見落としていた「家」という生態系を調べ上げた。その成果からは、生態系のはたらきについて新発見がもたらされたが、何よりすばらしいのは、そこから、私たちの健康や暮らしに影響を及ぼす屋内生物と人との関係について驚くべき洞察が得られることだ」──「ネイチャー」誌

    「私たちの身の回りの生き物はハッとするようなすばらしい世界をつくり出している。本書は、その世界を発見する楽しさと大切さを教えてくれる」──ダニエル・E. リーバーマン『人体六〇〇万年史』著者

    「本書は身の回りの見えない『荒野』をあぶり出す。一度読むと、ホコリからクモ、シャワーヘッドまであらゆるものが違って見えること請け合い。イチオシの本!」──ソーア・ハンソン『ハナバチがつくった美味しい食卓』著者


    【目次】

    序章 ホモ・インドアラス
    第1章 驚異
    第2章 自宅の熱水泉
    第3章 暗闇に目を凝らす
    第4章 不在という病
    第5章 生物の流れを浴びる
    第6章 黒カビの謎
    第7章 遠視眼の生態学者
    第8章 カマドウマは何の役に立つのか?
    第9章 ゴキブリ問題は私たちの所業
    第10章 ネコが連れて来るものにご用心
    第11章 新生児の身体にガーデニング
    第12章 生物多様性の風味
    謝辞
    訳者あとがき
    参考文献

    http://www.hakuyo-sha.co.jp/creature/never-home-alone/



    企画・朗読:若林恵
    録音・編集:山口宜大(Magic Mill Sounds)
    音楽:yasuhiro morinaga + maiko ishii
    黒鳥福祉センターにて収録

    35 min
  • 『人工島戦記:あるいは、ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかのこども百科』橋本治|音読ブラックスワン#68

    『人工島戦記:あるいは、ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかのこども百科』


    橋本治|ホーム社|2021年9月24日


    朗読箇所:第いち部 低迷篇「第1章 なに考えてんだ?」〜「第3章 東京だよお父っつぁん」(P.35-43)


    構想30年!! 橋本治が挑んだ、空前絶後・前代未聞の全体小説、3000枚超の遺稿と共に遂に刊行!


    千州最大の都会である比良野市では、志附子湾を埋め立てて「人工島」を作る計画が着々と進んでいた。それを知った国立千州大学二年生のテツオとキイチは、すでにある市民運動に共感することが出来なかったので、新しい反対運動を立ち上げる。彼らにとって唯一ピンと来るのは、「人工島?そんなのいらないじゃん」という、そのことだけだったのだ。

    大学ではテツオとキイチを中心に同好会が組織され、人工島建設への反対運動が動き始めるが、話はやがて彼らの父母、祖父母、兄弟、近所の人々の人生にまで脱線し、街全体の歴史とそこで生きる人々の姿が浮かび上がっていく。

    架空の地方都市を舞台に、この国の姿を描いた未完の大長編!!

    創作の秘密を明かす500枚を超える「人名地名その他ウソ八百辞典」と、本作品の舞台である架空の街、比良野市及びその周辺について著者自身が描いた「人工島戦記地図」付。

    ページ数 1376頁。


    【本文より】

    平成四年の一九九二年の五月のある日、キイチの部屋でゴロゴロしながらテレビを見ていたテツオは、「こんなのいらねーよなー」と言った。テレビは夕方のニュースで、「志附子湾人工島計画に反対する市民の動き」というのをやっていた。比良野市長の辰巻竜一郎は、「比良野市の発展と志附子湾再開発のため」に志附子湾の四分の一を埋め立ててしまうような「人工島計画」を発表し、それに対して「環境派の市民団体」が反対を表明しているというのだった。


    https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-8342-5350-4


    企画・朗読:若林恵

    録音・編集:山口宜大(Magic Mill Sounds)
    音楽:yasuhiro morinaga + maiko ishii
    黒鳥福祉センターにて収録

    34 min
  • 『くらしのアナキズム』松村圭一郎|音読ブラックスワン#67

    『くらしのアナキズム』



    松村圭一郎|ミシマ社|2021年9月28日


    朗読箇所:第4章「市場のアナキズム」より(P.110-126)


    この本で考える「アナキズム」は達成すべき目標ではない。むしろ、この無力で無能な国家のもとで、どのように自分たちの手で生活を立てなおし、下から「公共」をつくりなおしていくか。「くらし」と「アナキズム」を結びつけることは、その知恵を手にするための出発点だ。(「はじめに」より)


    =================

    国家は何のためにあるのか?
    ほんとうに必要なのか?

    「国家なき社会」は絶望ではない。
    希望と可能性を孕んでいる。
    よりよく生きるきっかけとなる、
    〈問い〉と〈技法〉を
    人類学の視点からさぐる。


    本書でとりあげる「人類学者によるアナキズム論」とは…


    ・国家がなくても無秩序にならない方法をとる
    ・常識だと思い込んでいることを、本当にそうなのか? と問い直す
    ・身の回りの問題を自分たちで解決するには何が必要かを考える

    アナキズム=無政府主義という捉え方を覆す、画期的論考! 


    【目次】

    はじめに 国家と出会う

    第一章 人類学とアナキズム

    第二章 生活者のアナキズム
    第三章 「国家なき社会」の政治リーダー
    第四章 市場(いちば)のアナキズム
    第五章 アナキストの民主主義論
    第六章 自立と共生のメソッド──暮らしに政治と経済をとりもどす

    おわりに


    https://mishimasha.com/books/kurashinoanarchism.html


    企画・朗読:若林恵

    録音・編集:山口宜大(Magic Mill Sounds)
    音楽:yasuhiro morinaga + maiko ishii
    黒鳥福祉センターにて収録

    30 min

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黒鳥社が贈る音声コンテンツレーベル。気になる話題を気になるあの人と語らう対談シリーズ「blkswn dialogue」ほか、レクチャーからドキュメンタリーまで、多彩なエピソードを続々と展開予定です。いつでもどこでも聞いて楽しい、たまに役立つポッドキャストレーベルです。

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