Share ホッとする仏教のおはなし
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By Hiroki.daiju
The podcast currently has 30 episodes available.
一般には、「頭の回転が速い=物事がよく見えている」ように思われている傾向があるように思います。
私も頭の回転が速い方を見ると羨ましく感じます。
一方で仏教では、頭を含めた色々な感覚を、静かに止めることで「物事がよく観える」のだと説きます(これを止観といいます)。
その喩えとして「六窓一猿」を今回はご紹介いたします。
私たちは、情報を聞いただけで、分かったような気になってしまうことがあるようです。やはり百聞は一見に如かず。実際に体験することで、聞いた情報が「本当だった」と納得できる形が最も良いように思いますし、そうすることが情報を本当の意味で活かすことになります。
今回は、仏教の「指月の喩え」と「ラーメン屋さんの喩え」をお話しして、そのあたりを味わってみたいと思います。
指月(しげつ・しがつ)の喩え
「われは指を以て月を指し、汝をしてこれを知らしめんとするに、汝は如何指を看て、月を視ざる」
(『大智度論』)
佛が涅槃に入られるとき、諸の比丘に語られた
今日より法に依って人に依ってはならない
義に依って語に依るべきではない
智に依って識に依ってはならない
身体や心によい影響を及ぼす事や物が、私たちの周りには溢れています。ただ、それらも度を超すと、逆効果になってしまうことがよくあります。
仏教は【中道】を勧めます。極端な端っこではなく、真ん中の道を通りましょうということですが、今は「ほどほど」を勧める言葉として受け取ってみたいと思います。
ご紹介するのは、やり過ぎを戒めるお話し。どうぞお聴きください。
仏教の魅力のひとつに、「不安を和らげる力がある」という点が挙げられます。それは何か宗教的な境地などの類ではなくて、ちょっとホッとするような、些細だけれどあると嬉しいようなものにすぎませんが。
私は音楽療法士としての活動もしていますが、音楽にもそういった力があると感じています。
今回はその点をお話ししてみたいと思います。
私たちの周りの人間関係は、複雑で、ややこしくて、どうしたら良いか分からなくなることもある、そんな悩ましいものだと思います。
「こうしておけば大丈夫」という単純明快な答えはありませんが、良い人間関係を築くためのヒントが仏教にはあります。因果の法則からそれを考えてみたいと思います。
仏教は智慧の宗教と言われます。智慧というと少し難しいので、私は「気づき」と言い換えて受け止めています。気づきにも色々とありますが、仏教の気づきとして【自分の居場所】に気づいていくという点が挙げられ、そこがとても大事なのではと思うのです。
今回は仏弟子のお話を通してそのあたりを窺ってみたいと思います。
会議や話し合いにおいて、話がうまくまとまらなくて、明らかにズレた結果になってしまうことありませんか?そこには様々な要因があると思いますが、そのうちの一つに、「特定の人の意見が必要以上に大きくなってしまう」ということがあるように思います。
そんなことにならないようにと戒めるお話しをしてみたいと思います。
シンプルなお話しです。ズルをしてはいけないことを戒める物語。しかし、シンプルだからこそ、なんだか心に残るストーリーなのが不思議なところです。
仏教の世界観に耳を傾けてみてください。
ヤキモチを妬いてしまうこと、ありませんか?嫉妬というほうがいいのかもしれません。
異性であれ同性であれ、大好きな人がいるとします。その人が素晴らしく思え、時に自分より秀でて見える。そんな時に心には「離したくない」という気持ちや、劣等感、執着などなど色々な気持ちが浮かび上がります。
そんなヤキモチや嫉妬の心をどう扱えばいいか。物語にヒントを求めてみましょう。
人間関係って難しいですね。社会で生きていくためには、周りに合わせていくことを求められています。しかし、それがとっても辛い時もあると思うのです。
そして、周りに合わせることが習慣となってしまい、流れに任せることが身についてしまうと、大事なことを見落としてしまうのかもしれません。
自分にとって軸や芯となるもの、いわゆる信念を持つことができれば、周りに惑わされずにいられることもできのかも。
そんなことを教えてくれる物語を紹介します。
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