日本語には「しょうがない」や「仕方がない」という表現がありますよね。みなさんも、こんな場面でよく使いませんか?
• 予定していた外出が雨で中止に… 「まあ、しょうがないね。」
• お気に入りのカフェが満席で入れない… 「仕方ない、他の店にしよう。」
• 上司から突然の仕事を頼まれる… 「断れないし、しょうがないか。」
「しょうがない」は、日本人の日常会話に欠かせない表現ですが、 英語には「しょうがない」にピッタリの一語がない のです!
なぜか?
それは、日本語の「しょうがない」という言葉が 諦めや受け入れなど、状況によってニュアンスの違い を含んでいるから。英語では状況によって別々のフレーズを使い分ける必要があります。
今日は、 「しょうがない」を英語で自然に表現できるフレーズ3選 をご紹介します!
1. 「しょうがないよね。」➡ “It is what it is.”
このフレーズは、 「変えられない現実を受け入れるしかない」 という意味で使われます。
✅ こんな場面で使える!
• 旅行先で大雨に降られてしまったとき
• 試験の結果が思ったより悪かったとき
• 会社の方針が変わって、文句を言ってもどうにもならないとき
✅ 会話例
A: I can’t believe it’s raining so hard today. We were supposed to go to the beach!
(信じられない、今日はこんなに雨が降るなんて!ビーチに行く予定だったのに。)
B: Well, it is what it is. Let’s find something else to do.
(まあ、しょうがないよね。別のことしようよ。
✅ ポイント
・このフレーズは、 状況を受け入れるニュアンス が強いです。
・「愚痴っても仕方ないよね」という前向きな諦めの気持ちを表すのにピッタリ!
2. 「仕方ない、別の方法を考えよう。」➡ “Oh well.”
これは、 「しょうがないけど、じゃあ次に進もう」 というニュアンスの表現で軽く使えます。
✅ こんな場面で使える!
• レストランが満席で入れなかったとき
• 電車に乗り遅れてしまったとき
• 欲しかった服が売り切れだったとき
✅ 会話例
A: The restaurant is fully booked tonight.
(今夜、そのレストランは満席みたい。)
B: Oh well, let’s try another place.
(仕方ないね、別の店に行こう。)
✅ ポイント
・「Oh well.」は 軽い諦めの表現 なので、深刻な話題にはあまり使いません。
・「次に進もう!」とポジティブに次に繋げられるのもポイントです
3. 「どうしようもないよ。」➡ “What can you do?”
これは 「自分の力ではどうにもできないとき」 に使うフレーズです。
✅ 使える場面は “It is what it is.”と似ています
• 電車が遅延して、待つしかないとき
• 天気のせいでイベントが中止になったとき
• 友達が仕事で来られなくなったとき
✅ 会話例
A: Our flight got delayed again. That’s the third time today!
(また飛行機が遅れたよ。今日これで3回目だよ!)
B: Ugh… What can you do? Let’s just wait.
(うわ…しょうがないね。待つしかないよ。)
✅ ポイント
・”What can you do.”「仕方ないよね」というフレーズは、不満たらたらなニュアンス も含まれます。
・状況によっては”Frustrating, but what can you do?(イライラするけど、どうしようもないよね)”のような感じですね。
4 最後に、仕事を頼まれてやりたくないけど「しょうがない」と言いたいような場面についてです。
例えば、上司から突然「今日中にこれやっといて」と言われて、「しょうがないか」という状況ありますよね。この場合は、It is what it is.は不自然です。What can you do? “や”Oh well”なら使えますが、それよりも英語では ”I can’t say no.”(断れないよね。) のように明確に伝える方が自然です。
✅ 会話例
A: You’re still working? It’s so late!
(まだ仕事してるの?もう遅いよ!)
B: Yeah… My boss asked me to finish this today. I can’t say no.
(うん…上司に今日中に終わらせるように言われたんだ。断れないよね。)
✅ ポイント
・「しょうがない」と言いたいときでも、 英語では「自分の立場」や「選択肢のなさ」を説明する表現が自然 。
・”I don’t have a choice.(選択肢がないよ)”も似たようなニュアンスで使えます。
まとめ
今日は「しょうがない」を英語でどう表現するかを紹介しました!
場面によって使い分けが必要!
1. 状況を受け入れるとき → It is what it is.
2. 軽く諦めるとき → Oh well.
3. どうしようもないけど不満もある時→ What can you do?
4. 上司の依頼で断れないとき → I can’t say no.
英語では 「しょうがない」= 一つの決まったフレーズ ではなく、状況に応じて表現を使い分けることがポイントです!
ぜひ、日常会話で使ってみてくださいね!