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いろいろな国で選挙が行われていますね。日本でも何年かに一度選挙がありますが、いつも問題になるのは「日本の投票率が低い」ということです。これは日本人の政治への関心が低いことを表していると思います。今日は「どうして日本人は政治に興味がないのか」についてお話しします。
まず、数字を見てみましょう。2021年の衆議院選挙の投票率は約56%でした。これは先進国の中でも低いです。比べると、ドイツの2021年の選挙は76%、フランスの2022年の選挙は72%でした。なぜこんなに違うのでしょうか?
この問題を理解するヒントは歴史にあります。日本の政治参加は「お任せ民主主義」と言われることがあります。その始まりは江戸時代です。約260年間、普通の人々は政治とは関係ありませんでした。明治時代になっても、この状況はあまり変わりませんでした。天皇を中心とする国が作られ、政治は「上の人たちがするもの」という考えが続きました。大正時代には民主主義の動きが強くなりました。すべての男性に選挙権を与えるべきだという意見や、労働運動も活発になりました。でも、この流れは昭和初期に止められ、その後は軍国主義の時代になります。戦後、GHQによって民主主義の制度が導入されましたが、これは上からの改革でした。つまり、市民から自然に生まれたものではなかったのです。1960年代には市民による政治参加の動きもありました。しかし、経済が良くなると、多くの人は「お金があれば良い」と考え、政治への関心を失っていきました。
これが日本の政治の歴史ですが、政治参加が多い国は何をしているのでしょうか?例えば、スウェーデンでは、本当の選挙の3週間前に「学校選挙」があります。本物の投票用紙を使い、開票も体験します。この結果、若い人の投票率は80%以上です。ドイツには「市民会議」という仕組みがあります。ランダムに選ばれた市民が、専門家のアドバイスを聞きながら地域の問題について話し合います。その意見は実際の政策に使われます。オーストラリアでは、選挙管理委員会がSNSチームを持ち、若い人向けに政治の情報を発信しています。難しい政治の話をわかりやすく伝える工夫をしています。
これらを参考に、日本でも新しいことができるかもしれません。ただし、すぐには変わりません。まずは、私たち一人一人が、自分の住む地域の問題に目を向けることから始められるでしょう。政治に興味がないのは、日本人の「国民性」ではありません。それは歴史や社会が作り出したもので、少しずつ変えていくことができるのではないでしょうか。
Elections are being held in various countries, aren’t they? In Japan, too, there is an election every few years, but an issue that always comes up is Japan’s low voter turnout. I think this reflects the indifference Japanese feel towards politics. Today I will talk about the reason behind this lack of interest that the Japanese have in politics.
First let's look at the numbers. The voter turnout for the 2021 House of Representatives election was about 56%. This is low among developed countries. In comparison Germany's 2021 election was 76%, and France's 2022 election was 72%. Why is there such a difference?
In order to understandthis problem a hint can be found in history. Japan's political participation is sometimes called a passive democracy or an entrusted democracy. Its origins date back to the Edo period. For about 260 years, ordinary people had no connection to politics. Even in the Meiji era, this situation didn't change much. The nation with thee Emperor at its centre was created, and the idea that politics was "something done by those in power" continued.
During the Taisho era, democratic movements grew stronger. People argued for universal voting rights for all men, and labor movements also became active. However, this trend came to a halt in the early Showa period, when the nation entered into an era of militarism.
After the war, democratic institutions were introduced by GHQ, but this was a top-down reform. In other words, it wasn't something that emerged naturally from the citizens. In the 1960s, there were movements for citizen political participation. However, as the economy improved, many people felt that just having money was enough and consequently lost interest in politics.
This is the history of Japanese politics, but what are the strategies of countries with high political participation? For example, in Sweden, there are "school elections" three weeks before the real election. They use real ballots and even experience the vote counting process. As a result, the youth voter turnout is over 80%. In Germany there is a system called "citizens' assembly." Randomly selected citizens discuss regional issues while listening to expert advice. Their opinions are used in actual policies. In Australia the election commission has an SNS team that disseminates political information for young people. They make an effort to communicate difficult political topics in an easy-to-understand way.
Using these as references, Japan might also be able to effect change. However, changes will not happen immediately. Maybe a good starting point would be for each of us to pay attention to the issues in our own communities. Being uninterested in politics is not a "national characteristic" of Japanese people. Rather, apathy was caused by history and society, so isn’t it something we can change little by little?
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[Japanese script]
2010年、日本で大ブームを巻き起こした本があります。ハーバード大学のマイケル・サンデル教授が書いた『これからの「正義」の話をしよう』という本です。NHKがサンデル教授の人気講義を番組化すると、すぐに大きな話題になりました。サンデル教授は政治哲学を専門とし、この本では「正義とは何か?」「正しい行いとは何か?」という根本的な問いを考えています。
実際に講義で使われていた思考実験を紹介します。哲学や倫理学を学んだ人なら知っているであろう、「トロッコ問題」です。こんな問題です。暴走したトロッコが線路を進んでいます。このまま進むと、線路上で作業している5人の作業員が死んでしまいます。私たちはレバーのそばにいて、それを引けば別の線路にトロッコを移動させることができます。でも、その別の線路には1人の作業員がいます。問題は、「5人を救うために、1人を犠牲にするレバーを引くべきか?」です。
この問題に、みなさんはどう答えますか?「一人を犠牲にして五人を救う」と答える人もいるでしょう。この考え方を、功利主義と言います。全体的な幸福を最大化することを目指す、いわば結果をより重視する考え方です。この考え方と真逆とも言えるのは、エマニュエル・カントが唱える哲学です。彼は、行為の結果よりも、行為そのものの正しさを重視します。
ここで、実際にあった事例で考えてみましょう。19世紀の海難事故で、3人の乗組員が生き残るために船室の少年を殺して食べたという事件です。この事件では様々な議論が起きました。例えば「生存のための必要性は殺人を正当化するか?」「どんな状況でも殺人は間違っているのか?」といった議題です。必要性によって行為が正当化されるという主張もあれば、状況や起こり得る利益に関係なく、殺人という行為は本質的に間違っているという主張もあります。また、他には「船室の少年が自身の死に同意していなかったことが間違いである。全ての当事者が同意し公正な抽選手続きをしていれば、殺人を正当化できる可能性がある。」という人もいます。
はじめに立てた「正義とは何か?」「正しい行いとは何か?」という問いはすぐに答えられるものではないので、生きている限り考え続けなければならない問題かもしれません。みなさんはどう思いますか?
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[Japanese script]
みなさんはどんな仕事をしていますか?サラリーマンとして会社に勤めている人や、私のようにフリーランスとして活動している人、また学生として勉強に励んでいる人や家族の世話をしている人など、さまざまだと思います。今日は、普段なかなか聞くことのできない、とても特別な場所のお話をしたいと思います。日本の南極観測隊が活動の拠点としている「昭和基地」での暮らしです。
南極には世界中の国の観測基地がありますが、「昭和基地」と呼ばれる日本の基地は、1957年に設立された歴史ある場所です。ちなみに、昭和基地で観測隊の人々が何をしているかというと、その重要な仕事の一つには気候変動の研究があります。50センチずつ氷のコアを採取し、それを分析することで、江戸時代中期から現在までの気候変動を復元することができるんだそうです。地道な作業ですが、予測不可能な環境変動に備えるための大切なデータとなります。
では、そこで働く人たちは、どんな生活を送っているのでしょうか。
南極観測船「しらせ」に乗船して、氷の世界を進んで基地に到着すると、その工夫された暮らしぶりに驚くと思います。例えば、水の確保。ここでは船のエンジンの熱を利用して雪を溶かし、水を作っています。食事も興味深いですよ。例えば、毎週金曜日はカレーの日と決められています。これは、曜日感覚を忘れないようにするためだそうです。また、食材はすべて冷凍保存。といっても、南極の寒さを利用した自然な保存方法です。基地内では環境への配慮も徹底していて、ガラス瓶専用の粉砕機があるなど、ゴミの分別が細かく行われています。時には埋立地から巨大なタイヤなどが発掘されることもあるそうです。
また、隊員たちが助け合って生活しているのもすばらしいと感じました。基地には床屋さんがあって、隊員同士で髪をカットします。ちなみに、髪型は坊主かロングか、中には南極で派手な髪色に染める人もいるそうです。そして夜。世界最南端の居酒屋とも言えるバーでは、ウイスキーが人気です。カクテルを作るのは専門家ではなく、趣味で担当する隊員たち。時にはレシピにないオリジナルカクテルを作ることもあります。それから、特別な行事も欠かしません。クリスマスにはケーキを、節分には恵方巻きを楽しみます。ただし、南極では恵方巻きを食べる際の方角に、みんなで頭を悩ませたりもします。
一方、基地の外はどんな環境なのかというと、なんと気温がマイナス123度にまで下がるんだそうです。また、白夜の季節は夜10時でも明るく、時間感覚が少しずつ変わっていきます。時にはブリザードに見舞われ、外出注意令が出ることも。そんな時は建物間の移動もライフロープを使い、複数人で慎重に行動します。強風で扉が押される中、前の人から順番に声を掛け合いながら進みます。
観測隊の隊員たちは、互いに協力しながら観測と設営作業に励んでいるんですね。みなさんは、このような極限の地での生活を想像できますか?
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[Japanese script]
この番組を聞いてくれている人は、きっと日本語だけでなく日本の文化に興味がある人も多いんじゃないでしょうか。『Shogun』というシリーズを知っていますか?エミー賞やゴールデングローブ賞など、たくさんの賞を取ったので、見たことがある人もいるかもしれませんね。
これは、ジェームズ・クラベルが書いた同じ名前の小説を原作とした歴史ドラマです。舞台は16世紀末、江戸時代の日本です。漂流していたイギリス人の船乗りで、日本では按針と呼ばれているジョン・ブラックソーンは、長い航海の果てに日本に漂着します。自分の仲間と船を奪われた按針は武士たちからそれを取り戻そうとしますが、徐々に彼らの権力闘争に巻き込まれていきます。その争いに翻弄されながらも、自らの力で運命を切り開いていく姿を描いていた壮大なスケールのドラマです。
『Shogun』の魅力は、単なる歴史ドラマにとどまらず当時の日本社会や文化を詳しく描かれているところにあると思います。武士たちの、忠誠心と名誉を重んじる価値観、江戸時代の政治、そして美しい自然風景や伝統文化など、「日ノ本」と呼ばれていた当時の日本を、さまざまな角度から見ることができます。
主人公の按針は、最初は日本の価値観を全く理解しようとせず、利己的に自分の望むものを得ようとします。でも、だんだん日本の文化や価値観を認め始めて、武士や自分の周りの人たちとの信頼を築いていきます。西洋と日本の文化の大きな違いを目の前にして、お互いを理解しようとする姿勢からは、現代に生きる私たちも学べることがあると思います。
歴史ドラマのファンはもちろん、日本の歴史や文化に興味がある人、そして人間ドラマが好きだという人にもおすすめのドラマです。壮大なスケール、魅力的なキャラクター、そして深いメッセージ性を持つ作品なので、何度見ても面白いと思います。ぜひ、いろいろな視点から『Shogun』を楽しんでください!
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[Japanese script]
日本の2月のイベントといえば、バレンタインデーです。ここ数年は、本命チョコや義理チョコだけではなく、サロン・ド・ショコラなどのイベントで自分のための高級なチョコレートを買う人も多いようです。今日は、身近だけど意外と知らない、チョコレートの歴史を紹介します。
突然ですが、「テオブロマカカオ」という言葉を知っていますか?これはチョコレートの原料であるカカオの木の学術名です。なんとこの言葉、ギリシャ語で「神々の食べ物」という意味なんですって!チョコレートの歴史は約2500年前までさかのぼります。チョコレートは、初期の中南米文化で重要な部分を占めていました。古代マヤ人やアステカ人たちは、カカオを水や唐辛子と混ぜて、トウモロコシでとろみをつけて飲んでいたようです。また、カカオ豆は通貨として、また洗礼や埋葬などのさまざまな儀式にも使用されていました。そして、スペイン人が中南米を侵略し植民地化したとき、彼らはそのカカオドリンクを自分たちのために改良して、現代のチョコレートの原型を作りました。
チョコレートは当初、ゆっくりと広まっていったようです。16世紀にカカオ豆を運んでいたスペインの船がイギリスに捕まえられたとき、カカオ豆は牛の糞だと思われて海に投げ捨てられたと言われています。しかしその後、スペイン人、フランス人、そしてイタリア人は、自分たちの好みに合わせて飲み物をアレンジし、水の代わりに牛乳や砂糖も加え、そして熱いまま飲むようになりました。イギリスに渡ってきたときには、こうしたさまざまな改良により、チョコレートドリンクは美味しくて魅力的な飲みものになっていたそうです。
19世紀まではチョコレートは飲み物でしたが、19世紀はじめにカカオからココアバターを取り除く方法が見つかり、ココアパウダーが作られました。これによってチョコレートドリンクをより簡単に作ることができるようになり、お金持ちだけでなく、貧しい人々にも神々の食べ物を味わう機会が増えました。それから、チョコレートはすぐに、飲むものではなく食べるものを意味するようになりました。
最近のチョコレートは、安くて甘い、ミルキーなものから、高級で原産地にこだわったものまで、二極化していますね。甘いチョコレートは一般的に肥満の原因となると言われていますが、一方で、ハイカカオチョコレートは体によい効果があると言われています。ある研究では、チョコレートに含まれるポリフェノールやカフェインが、健康を保つのに役立つということがわかりました。
みなさんがコーヒーと一緒に食べているものは、実は神々の食べ物だったんですね🍫
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[Japanese script]
みなさんはどんな家に住んでいますか?家族と一軒家に住んでいたり、友達とルームシェアをしていたり、一人でワンルームに住んでいたり…さて、日本では最近、人口減少に伴って、たくさんの家が空き家になってきています。今日は、そんな日本の空き家をとりまく状況と、その解決の一手になるかもしれない潮流について話します。
まずは、日本の住宅の状況についてです。人口がどんどん減っている日本では、全国で空き家問題が深刻になっています。空き家は一般的に、地方の過疎地にあったり大幅に改修しなければならなかったりして、市場価値は決して高くありません。日本人は古い家に住みたがらないので、買い手がつかないことが多いんです。また、高齢化によって、持ち主がいなくなって処分に困っている家も増えています。2033年頃には空き家数2,150万戸、なんと全住宅の3戸に1戸が空き家になってしまうという民間予測もあるほどです。
でも、この問題の救世主になってくれそうなのが、外国人です。ここ数年、外国人コミュニティの間で日本の空き家への関心が高まっていて、たくさんの人が空き家を購入しているようです。理由はいくつかあります。例えば、円安も追い風になって、彼らの国と比べて割安で購入できること。それから、 日本人と外国人の空き家に対する考え方の違いも影響しています。日本人はどちらかというと空き家を「負債」だと思うのに対して、外国人は古い家がいやだという感覚がない人が多いようです。また、彼らにとっては広大な土地と美しい日本の田舎風景、地域の繋がりなどが魅力的に映るようです。買った家をどうするかというと、DIYをして自分で住んだり、airBnBなどで民泊として貸し出すケースもあるそうです。
よい条件の空き家を見つけるにはコツが必要そうですが、日本に住みたいと思っているひとにとっては魅力的なトレンドですね。
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[Japanese script]
みなさんは普段、どんなものを食べていますか?健康にいいものを食べたほうがいいのはわかっているけれど、時間がなくてついついコンビニやファストフードで食事を済ませてしまう…ということに心当たりはありませんか?私も、会社に勤めていたときはほとんど毎日コンビニや外食をしていて、なかなか体にいいごはんを食べることができていませんでした。でも、今日はそんな人の救世主になるかもしれない道具を紹介します。それが、せいろです!
せいろというのは、竹や木を編んで作られた、鍋底にすのこが敷かれている、寸胴の形の蒸し器のことです。最近ではより手軽に使えるように、ステンレスのせいろも売っています。使い方は、沸騰したお湯が入った鍋の上にせいろを置くだけ。鍋からの蒸気がせいろの中にまんべんなく行き渡り、食材に火が通る、という仕組みです。使い終わったせいろの手入れは、さっと水洗いして干せばOKです。
食材に火を通すには、鍋で茹でたり、電子レンジでチンしたりする方法もありますね。そういう調理方法と蒸し料理との違いはなんでしょう?蒸し料理は、食感や栄養素を損なわずに調理できるんです。例えば、電子レンジを使うと短時間で調理できますが、調理中に水分が逃げてしまい、パサパサした食感になってしまいます。また、ゆで料理は、水分を閉じ込めて加熱できるものの、食材の栄養素がお湯の中に流れ出やすくなるのが欠点です。
さて、蒸し料理の魅力がわかったところで、せいろで蒸すのにおすすめの食材を紹介します。まずは野菜。ブロッコリーやとうもろこしなど、季節の野菜を蒸すと、その野菜本来の味が引き出されます。特に、かぼちゃやさつまいもなどは、甘味がぐっと増して、レンジで温めるよりもずっと美味しく食べられますよ。それから、肉まんやベーグルなども、せいろで蒸すと水分が逃げずにもっちりふかふかになります。蒸すだけでとても美味しく仕上がるので、忙しい日の昼食や夕食にぴったりですね。
欧米では馴染みのない調理器具だと思いますが、ぜひ一度使ってみてください。
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以前Podcastで、「甘党・辛党」という言葉について話しました。私は昔から甘党なんですが、みなさん「どうして私はこんなに甘いものが好きなんだろう?」と思ったことはありませんか?実は、甘い食べ物を愛するのには、遺伝、育った環境、食生活など、複雑な要因が関係しているんです。
まずは遺伝的な要因です。甘味を感じる器官の能力や糖分を処理する能力は遺伝的に決まっていて、それが私たちの好みや健康に影響を与えています。遺伝的に決まっている、と言われると「じゃあ甘党なのはどうしようもないのか」と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。現代科学のおかげで、最近では、これまでの砂糖に代わる低カロリーの代替品が生まれています。そういった甘味料は血糖値を上げずに食品に甘みを加えられるので、糖分を処理する能力が低くても健康を害することなく摂取することができます。 ただし、その長期的な使用が体に及ぼす影響と潜在的な利点やリスクを完全に理解するには、さらなる研究が必要です。
遺伝以外の要因は、ふだんの食事で人工甘味料をどれくらい摂取しているかです。ある研究では、人工甘味料を炭水化物と一緒に摂取すると、脳や筋肉などのエネルギー源となるブドウ糖(グルコース)とインスリンのレベルを調節する体の能力が混乱する可能性があるとわかったそうです。インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで、血糖値を下げる働きがあります。体がインスリンをうまく調節できないと、甘いものが欲しくてたまらなくなったり、肥満や糖尿病のリスクが高まったりします。
どれくらいの甘さが自分にとってちょうどいいのかは人によってさまざまです。私たちの体が糖分にどのように反応するかを理解することで、より健康的な食生活を送ることができるようになります。砂糖をできるだけ食べずに生きることもできますが、それでは少し味気ない人生ですよね。砂糖の摂取量を減らしながら適度に楽しむことのバランスを見つけることは、甘い食べ物と健康的な関係を築くための鍵のようです。
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今日のポッドキャストは、タイに住んでいる英語の先生、マイケルさんへのインタビューです!
日本語の字幕が見たい人は、YouTubeから📹
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日本料理には欠かせない、ある味覚。何だと思いますか?うま味です。うま味は、甘味、酸味、塩味、苦味と並ぶ、第5の味です。味を説明するのが難しいですが、だしのような深い味として説明できると思います。今日はこのうま味と、うま味をめぐるある論争について、お話します。
うま味は、1908年に日本の科学者によって発見されました。昆布のグルタミン酸が、おいしいだしの秘訣だということがわかったんです。 日本料理では、料理にうまみを加えるために、昆布やその他の食材から取った出汁をよく使います。うま味はどんな食材に使っても風味を高め、料理に深みを与えます。ただ、このうま味を手作りするのは、時間と手間がかかるんです。そこで、食品メーカーはこのうま味をより手軽に家庭で味わえるようにと、ある調味料を生み出しました。それがうま味調味料、MSGです。
うま味の話をするとき、避けて通れないのがMSGです。アルファベットが並んでいてなんだか怪しそうだと思う人もいますよね。これは、グルタミン酸ナトリウムの略です。このMSGが多くの議論を呼んでいます。その引き金になったのは、1968年にイギリスの医学雑誌「The New England Journal of Medicine」に掲載された「チャイニーズ・レストラン・シンドローム(中華料理店症候群)」というレポート。中華料理を食べたあとに頭痛や発汗、しびれなどの症状が起きているという報告でした。そのレポートの中には、中華料理に多く含まれるグルタミン酸ナトリウム、つまりMSGがその原因の1つの可能性があると書かれていたんです。でも結局、その後の実験によって、MSGと症状との関連は証明できないという結論になりました。また、国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)は1970年代から何度も審査をして、1987年には「MSGは1日の摂取量を制限する必要がない、安全な添加物である」と発表しました。
その怪しげな名前や過去の騒動から使いたがらない人も多いMSGですが、上手に使えば料理の強い味方になってくれます。例えば、癖のある食材を使いたいときや、子供に苦手な食材を食べてもらいたいとき。MSGを効果的に使うと、その食材の癖が抑えられて、食材がもともと持っているよい風味が楽しめます。また、MSGを取り入れることで、料理に塩やその他の調味料をたくさん使わなくても済みます。MSGには、同量の食塩と比べて1/3ほどの塩分しか含まれていないので、「味が薄い」と感じることなく減塩ができるんです。忙しい現代人の強い味方のMSG。使いすぎには注意して、上手に活用していきたいですね。
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