4月22日、代官山 蔦屋書店 SHARE LOUNGEでTUESDAY EDITOR'S LOUNGEを実施した。ゲストはSF作家の円城塔と、東京大学素粒子物理国際研究センターの田中純一。素粒子物理学とSFの地平からは、量子コンピューターの現在と未来がどのように見えているのだろうか⁉︎
円城 塔 |TOH ENJOE
1972年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2007年「オブ・ザ・ベースボール」で文學界新人賞を受賞してデビュー。10年『烏有此譚』で野間文芸新人賞、11年、早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞、12年『道化師の蝶』で芥川賞、『屍者の帝国』(共著)で日本SF大賞特別賞、17年「文字渦」で川端康成文学賞、18年、同作で日本SF大賞を受賞。近著に『コード・ブッダ 機械仏教史縁起』〈文藝春秋〉など。
田中純一|JUNICHI TANAKA
東京大学 素粒子物理国際研究センター 教授。スイス・ジュネーブのCERN研究所の世界最高エネルギー加速器LHCを用いた国際共同ATLAS実験に参画。2012年に発見したヒッグス粒子の解析チームをリード。現ATLAS日本グループ共同代表。愛媛出身。
小谷知也 | TOMONARI COTANI
『WIRED』日本版エディター・アット・ラージ。中央大学法学部政治学科卒業後、主婦と生活社、エスクァイア マガジン ジャパンを経て2009年に独立。『BRUTUS』『GQ JAPAN』等のライフスタイル誌で編集・執筆に携わる一方、『WIRED』日本版に2011年の立ち上げから参画。18年、『WIRED』副編集長に就任。20年、「WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所」所長就任。23年より現職。
◼︎ ︎️️関連記事
・人工知能にとって悟りとは? 救済とは?:円城塔『コード・ブッダ 機械仏教史縁起』レビュー
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・宇多田ヒカルが表紙 & カバーストーリーに! 『WIRED』日本版 最新号「その先の量子コンピューター」
https://wired.jp/article/quantumpedia-info/
・【特集】量子コンピューターの仕組みを徹底解題
https://wired.jp/article/featuring-quantum-computer/
・ダークマターが潜む余剰次元を探れ──新理論ダークディメンション・シナリオの射程
https://wired.jp/article/dimension-physicists-missing-dark-matter-universe-gravity-physics-gravitons/
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◼︎雑誌最新号 「Quantumpedia:その先の量子コンピューター」
宇多田ヒカルの「CERN探訪記」を皮切りに、物理学者ミチオ・カクが思い描く「量子コンピューターによってもたらされうる“未来の暮らし”」、日本科学未来館が監修・執筆した「量子技術の用語集」、量子コンピューター産業を図解でひもとく「バリューチェーン解説」、国内外の「量子コンピューター開発」最前線レポート、人気作家・円城塔による書き下ろし短編SF小説など、さまざまな角度から量子コンピューターの「これから」に迫った1冊。https://wired.jp/magazine/vol_56/
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