ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソンシリーズの4回目は、40代から晩年までのトーベを紹介します。
グラフィックデザイナー、トゥーリッキ・ピエティラ(Tuulikki Pietilä)/ふたりが夏を過ごしたクルーグ島/「ムーミン谷の冬」で登場したおしゃまさん/〆切に追われる恐怖とともに生きる生活がいかに地獄のようなものであるか/ムーミンが自立していく物語「ムーミン谷の冬」/おしゃまさんのキャラクターに見え隠れするトゥーリッキの人柄/父・ファッファンとの和解と死/素直な愛情表現を受けたかった?
漫画版ムーミンの契約終了、弟にバトンタッチ/〆切から解放されたトーベは、再び画家として活動する/抽象画に舵を切ったトーベ/「風化」「The Chair (Stolen)」「Abstract Composition (Abstrakt komposition)」/グッズの版権管理や脚本の執筆など、多忙を極める/クルーグ島での生活を綴った「島暮らしの記録」/「ホビットの冒険」や「不思議の国のアリス」の挿絵を手がける
第7作目「ムーミン谷の仲間たち」/自伝的小説「彫刻家の娘」/最愛の母、ハムの死/最後のムーミン小説「ムーミン谷の11月」/諦めることと限りある人生
子供たちからの手紙にも1通1通返信/トゥーリッキと旅した世界旅行/日本でビデオカメラを買い、撮影が趣味に加わる/小説の執筆/1975「自画像」/3冊目の絵本「ムーミン谷へのふしぎな旅」
1992年老いと体の衰えを感じ、クルーグ島を去る/最後の小説作品「メッセージ、短編小説集1971-1997」/「気苦労は多かったかもしれないが、緊張感があり、変化に飛んだ人生を送れた」/「人生を通じて最も大切なことは仕事であり、その次に愛だ」/「私は死を興味深く待っています。それが嬉しい驚きになることを望んでいるのです」/2001年6月27日、永眠
2025年7月から9月にかけて、六本木の森アーツセンターで油絵や原画など300点の作品が展示される「トーベとムーミン展 とっておきのものを探しに」/北海道、長野、愛知、福岡、岩手にも巡回予定
最後に、お題をいただいた菊謙(きくけん)さん@k_kenzabu6 に感謝します。
・ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソン/トゥーラ カルヤライネン (著), セルボ 貴子 (翻訳),河出書房新社
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▼ジングル音声:音読さん
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※美術ファンのゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合もあります。ご容赦ください!