「 #今日発売の気になる新刊 」は、ブック・コーディネイターの内沼晋太郎が、年間7万点も発売される新刊の中から、気になる一冊を選び、平日ほぼ毎日紹介していく番組です。本にまつわるあらゆることを扱う「 #本チャンネル」の看板コンテンツです。本は出会ったときが新刊ですので、ぜひアーカイブも合わせてお楽しみください。
今回は、小林えみさん(マルジナリア書店店主・出版社よはく舎代表)がインタビュアーをつとめます。
※オンラインでお買い求めの際は、ぜひバリューブックス販売サイトをご利用ください。
また、以下のキャンペーンコードを入力いただくと、20%がポイント還元され、番組ステッカーもついてきます。
https://www.valuebooks.jp/shelf-items/folder/8865700768ccf03
岡真理・小山哲・藤原辰史:著『中学生から知りたいパレスチナのこと』(ミシマ社)
¥1,980(¥1,800+税)|2024年7月26日発売
三人の人文学者が、ガザで起こるジェノサイドを前に、今の「歴史」の学び方・捉え方への痛烈な危機感を抱いて執筆した、新しい世界史=「生きるための世界史」の書。
『ガザとは何か』を著したアラブ文学者の岡、シオニズムを生んだ地・東欧の専門家の小山、ナチズムやホロコーストを研究する藤原の対話から、パレスチナ―ヨーロッパ―日本をつなげる、まったく新しい歴史観が立ち上がっていく。
パレスチナ問題の根源にあるレイシズムや植民地主義は日本でも続いてきたことを知り、あらゆる人が戦争と自分を結びつけて、歴史に出会い直すための第一歩となる一冊。
大反響を呼んだ京都大学シンポジウム「人文学の死」岡・藤原講演(2024年2月13日)も収録。
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紹介する本は、主にJPROの情報から1ヶ月ほど前に選んでいますが、情報が十分でないと感じています。よろしければぜひ、より早い段階で新刊情報をお寄せください。
https://forms.gle/B7nnBkX5MbfAmM7J8
00:00 『中学生から知りたいパレスチナのこと』
03:31 社会や歴史によって決められた、心の向き様に対する反省
10:39 助走をためてためてきちんと世界を据え直す
24:00 歴史研究と文学研究がどう溶け合っていくのか
34:27 虚栄心によって漏れてきたものと向き合う
藤原辰史(ふじはらたつし)/京都大学人文科学研究所准教授
1976年生まれ。専門は現代史、特に食と農の歴史。主な著書に『中学生から知りたいウクライナのこと』『縁食論』『ナチスのキッチン』『分解の哲学』。
1978年生まれ。マルジナリア書店店主・出版社よはく舎代表。
制作スタッフ:西尾清香、神谷周作、生江秀(バリューブックス)