Share Cobe.fm 本好きコンサル2人の読後感想戦
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By Miki Watanuki/Nozomi Tanaka
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The podcast currently has 213 episodes available.
00:07:57プロールの生活
参加者らは、小説に登場するプロール(労働者階級)の人々の生活について議論しています。プロールは識字率が低く、犯罪が横行している階層で、政府からは放置されている状況が描かれています。日本の労働者階級とは異なり、プロールは上への階級移動が難しい立場にあることが指摘されています。
00:13:07ニュースピークの解釈
小説の最後に付録として収録されている「ニュースピークの諸原理」について議論されています。この部分が過去形で書かれていることから、ニュースピークという言語が廃れた可能性が示唆されており、ビッグ・ブラザーの体制が崩壊した社会が描かれている可能性があると解釈されています。
00:20:12ビッグ・ブラザーの存在
ビッグ・ブラザーという全体主義的な指導者の存在について議論されています。小説の中でウィンストン・スミスがビッグ・ブラザーの存在を問うシーンが取り上げられ、ビッグ・ブラザーが単なる概念であり、死ぬことがないと主張する姿勢が印象的だったことが語られています。また、ビッグ・ブラザーの由来が、かつての奨学金制度に由来する可能性があることが指摘されています。
00:00:11「1984年」のタイトルと書き出しについて
参加者は、この小説の元々のタイトルが「ヨーロッパ最後の人間」だったことを紹介しています。また、第1部の書き出しがビッグ・ブラザーの存在を想起させる巧みな描写であることを評価しています。
00:09:41作品の中で印象的だった箇所
参加者は、「正気かどうかは統計上の問題ではない」という言葉が心に残ったと述べています。この言葉は、個人の自由意志と多数派の意見との対立を表しているためです。また、オブライエンの拷問シーンの残虐な描写についても言及されています。
00:13:09作品の世界観と現実社会との比較
参加者は、作品の世界観が現実の社会に近いものであることを指摘しています。一方で、「素晴らしい新世界」のような作品は、より未来的で極端な世界観を描いていると対比しています。また、現代社会では自由に意見を述べられる点で、作品の世界とは異なることが議論されています。
00:17:02自由と服従の関係性
参加者は、作品が自由と服従の関係性について示唆していると指摘しています。人間には支配欲と服従欲が共存しており、自由の重さに耐えられずに服従を選ぶ傾向があると解釈されています。ビッグ・ブラザーに従うことで、理由を考える必要がなくなるメリットもあると議論されています。
00:23:59記憶と自己検閲の問題
参加者は、作品の世界で口述筆記が一般的であることから、自己検閲が強まり、思考が狭くなる可能性を指摘しています。また、ニュースピークという言語政策により、言葉が乏しくなれば、同質化された思考になると危惧されています。一方で、記憶を持ち続けることの重要性も強調されています。
00:27:40平和な社会の大切さ
参加者は、作品を読んで日本の平和な社会を改めて実感したと述べています。デモを行っても逮捕されることがなく、政治的な意見を自由に述べられる点が評価されています。しかし、デモが政治に影響を与えるほどの効果はないことも指摘されています。
--お話の内容--
--書籍紹介--
本書は、1940年米国で刊行されて以来、世界各国で翻訳され読みつがれてきた。読むに値する良書とは何か、読書の本来の意味とは何かを考え、知的かつ実際的な読書の技術をわかりやすく解説している。初級読書に始まり、点検読書や分析読書をへて、最終レベルにいたるまでの具体的な方法を示し、読者を積極的な読書へと導く。単なる読書技術にとどまることなく、自らを高めるための最高の手引書。
--お話の内容--
--書籍紹介--
本書は、1940年米国で刊行されて以来、世界各国で翻訳され読みつがれてきた。読むに値する良書とは何か、読書の本来の意味とは何かを考え、知的かつ実際的な読書の技術をわかりやすく解説している。初級読書に始まり、点検読書や分析読書をへて、最終レベルにいたるまでの具体的な方法を示し、読者を積極的な読書へと導く。単なる読書技術にとどまることなく、自らを高めるための最高の手引書。
--お話の内容--
--書籍紹介--
本書は、1940年米国で刊行されて以来、世界各国で翻訳され読みつがれてきた。読むに値する良書とは何か、読書の本来の意味とは何かを考え、知的かつ実際的な読書の技術をわかりやすく解説している。初級読書に始まり、点検読書や分析読書をへて、最終レベルにいたるまでの具体的な方法を示し、読者を積極的な読書へと導く。単なる読書技術にとどまることなく、自らを高めるための最高の手引書。
- 話者は長年、演劇関連のコミュニティマネージャーのような役割を果たしてきた。そのコミュニティのメンバーは主にフリーランスの俳優や芸術家で、話者にとって楽しい経験だった。
- しかし最近、サラリーマン限定のメンバーを募集し始めたところ、普通のサラリーマンが集まり、議論が面白くなくなってしまった。話者は自分が楽しめていたのは、メンバーの多様なバックグラウンドによるものだったと気づいた。
- 話者は、相手の発言の論理や前提を理解することの重要性を説いている。相手の論理を共有できれば、コミュニケーションが円滑になると考えている。
- しかし、相手の論理を変えることは難しい。話者は質問攻めをしてしまうが、それでも相手に伝わらないことがある。
- 最後に、論理、モラル、技法の3つを組み合わせることで、コミュニケーションの改善が期待できるという示唆がなされている。
1. マドンナの写真集について:
- マドンナの写真集の後半部分では、写真の意図や含まれる深い意味について丁寧に解説されている
- 写真集のタイトルに「マドンナの発見」と書かれていることから、発見の概念が重要なテーマになっている
- 写真集はポルノグラフィックなヌードだけでなく、繊細な美しさが隠されており、私たちがその繊細さを発見する必要がある
2. 現代社会の露骨さへの傾倒:
- 20世紀末の現代社会は、すべてが裸になるような露骨さへの執着が増大している時代である
- わかりやすさが重視される風潮があり、より露骨で単純化された表現が求められがちである
- しかし、繊細さやニュアンスを感じ取ることが重要であり、そのためには自分の感度を磨く必要がある
3. 翻訳について:
- 翻訳家の柴田元幸さんは、原文の持つ作品の声や雰囲気を繊細に感じ取り、それを活かした翻訳をする
- 直訳ではなく、原文の良さを生かした自然な日本語訳を心がける
- 翻訳の上手さは学生時代の悔しい経験から来るエネルギーであり、自分で作品を翻訳してみることが大切だと説く
4. 大学と発見:
- 現代の大学は物事の奥の深さを発見する場所だと思われていない
- しかし、物事の奥の深さを発見するのは大学だけでなく、人生の過程で少しずつ獲得していくものである
- 年を重ね、様々な経験を通して、繊細さや奥の深さに気づくようになる
1. みきさんのポルトガル旅行の体験談
- ポルトとリスボンの2都市を訪れ、雰囲気の違いや海の景色、美味しい食事を楽しんだ
- タコのオーブン焼きが革命的に美味しかった
- 石畳の道を歩き、坂を登り降りると海が見えて気持ちが良かった
- サッカーの試合が盛り上がっていて、ポルトガル人はサッカーを見ていた
- 物価が安く、ワインなども日本より安価だった
2. 英語学習の話題
- テニススクールで英語を教えている
- 生徒たちに英語の会話練習をさせたり、テニス選手のインタビュー動画を見せたりしている
- 翻訳とローカライゼーションの違いについて話し合った
3. 東大の教養学部のテキスト「知の技法」について
- 表紙のイラストが印象的だった
- 翻訳の部分やマドンナの写真集を扱った箇所が面白かった
- 1年生向けの入門的な内容だった
本
https://amzn.to/4byB0bR
要約
この会話は、養老天命反転地という建築物について話し合われています。みきさんが最近そこを訪れた際の体験を詳しく説明しています。養老天命反転地は、数学者の荒川周作が設計した非常にユニークな建物で、形状や色使い、内装がとてもユニークです。参加者たちは、この建物の特徴や設計思想について議論し、数学や芸術、哲学的な観点から分析しています。また、数学者のアランチューリングやラマヌジャンの話題にも触れ、数学と人間の関係性について考察しています。最後に、この建物を訪れることで得られる新しい視点や気づきについて話し合われています。
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