1319 8/14(木)インフレすると株価があがる!
・物価が上がると株価が上がる、じゃあ現金の価値は下がることに気がつかないのはやばい!
これは、インフレと資産価値の関係を理解していないと将来大きな損をする、という指摘です。
順を追って説明します。
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1. 物価が上がる(インフレ)とは?
• 物やサービスの価格が時間とともに上昇すること。
• 例:去年100円で買えたパンが、今年は120円になっている状態。
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2. 株価が上がりやすい理由
• 企業は価格転嫁(原材料や人件費の高騰を販売価格に反映)をするため、売上額が増える。
• 名目利益が増えれば、企業価値(株価)も上がりやすい。
• 例:自動販売機の飲料が120円から150円に値上げ → 売上が名目上25%増 → 株価評価も上向き。
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3. 現金の価値が下がる理由
• インフレ下では、同じ1万円で買えるモノの量が減る。
• これは「購買力の低下」と呼ばれ、現金を持っているだけで目減りしていく。
• 例:年3%のインフレが10年続くと、1万円の価値は約7,440円相当まで下がる(実質)。
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4. 気づかないことの危険性
• 現金だけを貯めても、目に見えない損失が積み重なる。
• 例えば、インフレが年3%の時代に預金金利が0.001%なら、毎年ほぼ3%ずつ実質的に損しているのと同じ。
• これに気づかないと「貯金してるのにお金が足りない」という未来になる。
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5. 対策
• 現金だけでなく、インフレに強い資産を持つ。
• 株式(企業利益に連動)
• 不動産(賃料や価値がインフレと共に上昇しやすい)
• インフレ連動債
• 現金は生活防衛資金として半年〜1年分に留め、それ以外は投資に回す。
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💡 まとめ
インフレ時代は「現金=安全」ではなく、「現金=目減り資産」。
株価が上がるのは企業が価格を上げて利益を維持するからで、
資産を守るには現金だけでなくインフレ耐性のある資産を持つことが不可欠です。
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