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200回記念の第三弾は、それまでのフランスの伝統的なオペラとは性格を異にするクロード・ドビュッシー作曲のオペラ『ペレアスとメリザンド』です。
ドビュッシーは、ベルギーの劇作家モーリス・メーテルリンクが書いた戯曲を、台詞をほぼそのまま変えずに、フランス語のテキストの抑揚や言葉の長さをそのまま音符に写し、作曲したと言われています。
全曲を通じて調性感が薄く、戯曲そのままに神秘のベールに包まれたようなサウンドです。また第五幕冒頭は、三人の男声のそれぞれ異なる性格の微妙さを見事に特徴付けています。
中田昌樹さんのFacebookでは番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。
【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】クロード・ドビュッシー作曲オペラ『ペレアスとメリザンド』より第3幕 第1場:城の塔の一つ、第5幕:城内の部屋
Armand Arapian - (バリトン)
Gabriel Bacquier (バス)
Mireille Delunsch (ソプラノ)
Jean-Jacques Doumene - (バス)
Francoise Golfier (ソプラノ)
Helene Jossoud (メゾ・ソプラノ)
Gérard Théruel (バリトン)
ジャン=クロード・カサドシュ/指揮
パ・ド・カレー合唱団/合唱
リール国立管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
200回記念の第二弾はカミーユ・サン=サーンス作曲のオペラ『サムソンとデリラ』です。
パストラーレ(牧歌)を源流にするというオペラは長い歴史があります。フランスのオペラは、太陽王ルイ14世が踊りの名手だったためか、ダンスとの組み合わせで演じられるという独自の進化を遂げます。演目も、当初は聖書や歴史を題材にしたものに限られました。
サン=サーンスも旧約聖書からサムソンとデリラを取り上げたわけですが、その真面目な内容の物語の中に、ドイツ的な機能和声を用いながらも、馥郁(ふくいく)たるサウンドに仕上げたのは見事というほかありません。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】カミーユ・サン=サーンス作曲オペラ『サムソンとデリラ』より「ダゴンの乙女たちの踊り」「春は目覚めて」「愛よ、かよわい私に力を貸して」「あなたの声に私の心は開く」
マリアンヌ・デラカサグランド/メゾソプラノ
後田翔平/テノール
中田昌樹/指揮
大分交響楽団/演奏
大分市民合唱団ウィステリアコール/合唱
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
4年前に始まったこの番組も、はや200回を迎えました。この番組の出発点となったフランス・オペラのレクチャーコンサートを振り返り、原点に立ち返って今週から4回に渡り「歌もの」を特集します。
1回目はシャルル・グノーのオペラ『ファウスト』から『宝石の歌』。この上なく美しい旋律のこの歌に思わずうっとりするほどですが、美しいだけに歌も演奏も想像以上にとても難しい作品なのです。
ちなみに、ヴァチカン市国の国歌に準じて演奏される教皇賛歌はグノーの作曲です。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】シャルル・グノー作曲オペラ『ファウスト』より「宝石の歌」
マルユッカ・テッポネン/ソプラノ
ヴィッレ・マトヴェイェフ指揮/指揮
リエカ歌劇場管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
アルベール・ルーセルのバレエ音楽『蜘蛛の饗宴』の最終回です。
この作品の最後に登場する虫、カゲロウを取り上げます。
透き通るような色のカゲロウが優雅に飛ぶ姿、蜘蛛によってその儚い命が潰えてしまう様子が見事に活写されています。最後には庭が優しく葬送を執り行い、カゲロウを見送り、饗宴は幕を閉じます。小編成の曲でありながら、楽器の使い方の妙やテクニックの多様性が随所に見られ、メリハリのある作品となっています。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】アルベール・ルーセル作曲バレエ音楽『蜘蛛の饗宴』より「カゲロウの踊り」「カゲロウの死」「カゲロウの弔い」
ステファヌ・ドゥネーヴ指揮/指揮
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
先週に引き続き、アルベール・ルーセル作曲の『蜘蛛の饗宴』をお届けします。
前回は庭や庭を訪れる蝶の様子が描かれていましたが、ここでようやく「主役」である蜘蛛が登場。獲物を待ち構えるリアルな情景が、巧みな音像で見事に映し出されます。
印象派のドビュッシーの影響があると言われているルーセルですが、ここではシンプルながら的確に虫たちの動きを音符に写しとっていて、むしろ具象的ではないかと思えるほどです。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】アルベール・ルーセル作曲バレエ音楽『蜘蛛の饗宴』より「蜘蛛の喜び - 蜘蛛の踊り」「2匹の戦闘的なカマキリ」「アリのロンド」
ステファヌ・ドゥネーヴ指揮/指揮
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
『交響曲第三番』に続き、同じくアルベール・ルーセル作曲の『蜘蛛の饗宴』を今週から3回にわたってご紹介します。
海軍士官ならではとも言える軍楽隊調な箇所が随所に散りばめられた『交響曲第三番』とは打って変わって情景描写が巧みなのがこの『蜘蛛の饗宴』です。
ルーセルはまず聴衆を庭に誘ってから、その庭で繰り広げられる虫たちの行動、やがて蜘蛛が登場し虫を餌に宴に興じる様子を見事に活写しています。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】アルベール・ルーセル作曲バレエ音楽『蜘蛛の饗宴』より「前奏曲 - 庭」「アリの入場」「かぶと虫の入場 - 蝶の踊り」
ステファヌ・ドゥネーヴ指揮/指揮
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
アルベール・ルーセル作曲『交響曲第三番』の最終回、第四楽章をご紹介します。
古典的な四楽章形式を踏襲しつつも、各楽章、それぞれの形式感は多様で、第四楽章も諧謔的な第三楽章を彷彿とさせる快活で楽しくなる楽章です。
中田昌樹さんが師事していた指揮者ピエール・デルヴォーがこの曲を得意としていたのは、名匠シャルル・ミュンシュと同じ系譜の、その鋭いリズム感と軽快なテンポ感を持ち合わせていたからなのかも知れません。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】アルベール・ルーセル作曲『交響曲第三番』ト短調 第四楽章
ステファヌ・ドゥネーヴ指揮/指揮
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
前回に引き続きアルベール・ルーセル作曲『交響曲第三番』をお届けします。
軍楽隊調的な第一楽章とは大きく異なり、この第二楽章は対位法を巧みに用いながら、トランペットが3本とも弱音器を使用して木管楽器的な音像を奏でるように書かれていたりと、古典的な形式を踏襲しながらも、独自かつ多様性あるサウンドを追求しているような印象があります。
ボストン交響楽団創立50周年記念として、まだ世に知られていないルーセルに曲を委嘱したセルゲイ・クーセヴィツキーの慧眼には脱帽です。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】アルベール・ルーセル作曲『交響曲第三番』ト短調 第ニ楽章
ステファヌ・ドゥネーヴ指揮/指揮
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
今週もアルベール・ルーセル作曲『交響曲第三番』をご紹介します。
第三楽章は古典形式のシンフォニーであればスケルツァンド(諧謔的)にあたる楽章ですが、これをルーセルは生き生きと軽やかな楽曲に書き上げました。
ハープがクレッシェンドしながら高音に向かっていく箇所など、ルーセルと親交のあったサティの作風を思わせるようなところがあったり、通常であればシンクロするティンパニとバスドラムがそれぞれ別々に奏でるようにしていたり、あるいはトランペットがソロでも弱音器をつけてわざと華やかさを出さないようにしていたりと、ルーセルならではのとてもユニークな作品です。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】アルベール・ルーセル作曲『交響曲第三番』ト短調 第三楽章
ステファヌ・ドゥネーヴ指揮/指揮
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
前回に引き続きアルベール・ルーセル作曲『交響曲第三番』をお届けします。
軍楽隊調的な第一楽章とは大きく異なり、この第二楽章は対位法を巧みに用いながら、トランペットが3本とも弱音器を使用して木管楽器的な音像を奏でるように書かれていたりと、古典的な形式を踏襲しながらも、独自かつ多様性あるサウンドを追求しているような印象があります。
ボストン交響楽団創立50周年記念として、まだ世に知られていないルーセルに曲を委嘱したセルゲイ・クーセヴィツキーの慧眼には脱帽です。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】アルベール・ルーセル作曲『交響曲第三番』ト短調 第二楽章
ステファヌ・ドゥネーヴ指揮/指揮
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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