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SNS投稿に、「死んだらすぐ成仏するからお経は意味がない」というものがありました。そこにコメントする人たちの意見も、お金の問題や僧侶への不信感が多く感じられたので、思うところを述べました。お経の構成は「仏様をお迎えし、故人様を救っていただくようにお願いし、仏様にお帰りいただく」形になっています。故人様を救うために僧侶が読経して修行し功徳を積み、その功徳を故人様に回し向けるのです。これを回向(えこう)と言います。
極楽の最古層の正客たる普通の人々は、どうすればそこへ行けるのか?それは「1日から7日の間」「一心不乱に」阿弥陀仏の名前を保ち続けること。これは簡単のようで難しい修行であり、難しいけれど、簡単すぎる方法なのです。古代インドでは普通の人が善業の結果行くことができるのが「祖先の道」でした。智慧=般若ある人だけがゆけるのが輪廻のない理想郷「神々の道」。このハードルを押し下げたのが浄土信仰なのですが、あまりにバランスの悪い利益の大盤振る舞いを確約し、保障してくれるのが、この段に続く六方の諸仏たちの証明なのです。
#阿弥陀経
前回の何も教えてくれなかった善知識様が禅宗的だとしたら、今回の善知識様は密教的な教えかもしれません。
善知衆芸覚童子は阿字から始まる四十二字の文字(カローシュティー文字という、ガンダーラ地方で用いられていた五十音やアルファベットのようなもの)すべてが空であることに精通し、それらの文字で学ぶことのできるあらゆる学問(心霊学、行政学、人相学、鉱山学、天文学、気象学、都市設計など)に精通しているのです。
四十二字が空であるということは大般若経に説かれる内容であり、その最初の五文字「ア、ラ、パ、チャ、ナ」はのちのち文殊菩薩様の真言とされます。この善知識様の話にはそのことが触れられませんので、華厳経が書かれた時代は、まだ文珠様が密教的な宇宙観と結びつく前だったのかもしれませんね。
#華厳経 #入法界品 #絵解き
あまり知られていませんが、中国・湖北省の襄陽(じょうよう)市にある龍興寺に伝来していたという石碑に刻まれた『阿弥陀経』には、普通の阿弥陀経にはない21字が追記されているのです。それは「一心不乱」の句に続けられた「専持名号以称名故諸罪消滅即是多善根福徳因縁」。つまり、「南無阿弥陀仏」とお称えすることで罪が滅ぼされ、多くの善を積み、福徳の因縁となる、とのこと。これはその前の「少しくらいの善では阿羅漢や不退転の菩薩たちと一緒に過ごせる極楽に往生できるはずもない」というところと対になっているようです。
この21字は後世に追加されたようですが、法然上人はこの文をご存じで、深く受け止められ、称名念仏の根拠にもなされたようです。
善財童子は天上から地上へと降りて来ます。そして子供たちを教えているというまだ若い善知識である遍友童子を訪れますが、なぜか何も教えてくれません。ただ次の善知識を紹介してくれるだけなのです。こんな善知識もいらっしゃるのですね。
#華厳経 #入法界品 #絵解き
極楽のことを聞いた人々が往生できる条件は「極楽に生まれたい」と誓願をおこすこと。そうすれば、極楽で阿羅漢となった比丘たちや不退転の位の菩薩たちに出会えるのですが、これはこの世で少ない善の功徳を積んだ結果では到底辿り着けない世界なのです。
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