残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"

残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"

By kotaro zammaBusinessEntrepreneurship
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残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか" episodes

  • オノマトペ・ノベーション(1503回)

    オノマトペ研究家の藤野良孝さんに、オノマトペの新しい可能性について、衝撃をいただきました


    曰く

    "身体に働きかけるオノマトペと、体育・スポーツで使用されるオノマトペをあわせたものを、私は「スポーツオノマトペ(以下オノマトペ)」と名づけ何十年も研究しています。


    数々の実験や調査を通して「オノマトペ」には、運動のパフォーマンスをアップさせる力があることを確信しました。"


    "オノマトペはイメージと直結した言葉でもあるので、強いと感じた「ぐーっ」は力が入ります。一方、弱いと感じた「にゃーっ」は力が抜けるのです。"


    "握力のように腹筋に力を入れ、エネルギーを内側に向かわせる動きには母音が「あ」より「う」のほうがより大きな合成(体と声のエネルギー)となって力が出ます。


    垂直跳びのように、ジャンプをしてエネルギーを外側に向かわせる動きには母音が「う」より「あ」のほうがより大きな力が出ます。"


    ここから私は思いました

    1、言語化できない感情表現

    2、感情の発露と身体コントロール

    3、言語を超えるコミュニケーション


    1、言語化できない感情表現

    以前、人間のコミュニケーションは、音楽から始まったというお話をさせて頂きましたが、特に感情表現というのは、言語化するのが難しい気がします。


    そんな時に、一つの笑いをとってみても、ゲラゲラだとか、くすくすだとか、オノマトペを使うことで、とても豊かに伝えることができるなぁと改めて思いました


    なんとなくこども言葉のような気がしていましたが、実は、言語化できないコミュニケーションを代替する手段として、ものすごく優れている表現なのだと思いました。


    これを積極的に活用方法を自分なりに工夫することで、ビシバシさまざまな感情表現のスペシャリストにもなれるかもしれないと、ワクワクしてしまいました


    2、感情の発露と身体コントロール

    そしてさらに驚いたことには、オノマトペを発することによって、実は自らの身体のコントロールを、より自在にすることができるようになる、ということです


    感情表現がオノマトペの真骨頂だとすれば、体のコントロールには、実は感情の発露がとても重要な役割を果たすということなのかもしれないと思いました


    まさに読ませていただいた本は、こども向けに、さまざまな運動に使えるオノマトペを、ステップごとに教えてくれているわけですが


    同じように、大人においても、さまざまな身体的に乗り越えなければならない時、スポーツ選手に限らず、例えば、建設の現場や、さらには介護の現場などにおいても、身体をコントロールする力が必要なときはたくさんあると思います


    そのようなところへの応用をすることによって、より感情を身体コントロールに活用することができるのではないか、それはこれまでにない新たな地平なのかもしれないなと思いました


    3、言語を超えるコミュニケーション

    そしてなんといっても、日本が誇る漫画の中にこそ、オノマトペの宝庫だと思いました。漫画がオノマトペを進化させたのか、オノマトペが漫画を進化させたのか、定かではありませんが


    間違いなく、グローバルに国を超えて、そして言語を超えたコミュニケーションが、漫画のオノマトペを通して、行なわれているのではないかと思いました


    だとするとそれは、漫画だけではなく、日本から海外へ発信するものに、オノマトペをいかに活用するか、または海外の方とのコミュニケーションに、いかにオノマトペを入れ込めるのか


    などという新たなチャレンジが生まれる気がしました


    オノマトペは、言語化できない感情を表現してくれて、身体の動きを活性化してくれて、そしてグローバルなコミュニケーションにも資する、画期的なイノベーションなのだなあと、つくづく思いました


    一言で言うと

    オノマトペ・ノベーション


    そんな話をしています^ ^


    参考:本: 「逆上がり」だってできる!魔法のことばオノマトペ 2017年9月10日第1刷 著者 藤野良孝 発行所 青春出版社


    動画で観たい方はこちら

    https://youtu.be/LYBf9__dSEU

    22 min
  • カフネ・ノベーション(1502回)

    2025年本屋大賞の阿部暁子さんによる"カフネ"に感動とともに、イノベーションに大切なことを沢山教えて頂きました


    Amazonによる本書の説明によると

    "最愛の弟が急死した。29歳の誕生日を祝ったばかりだった。姉の野宮薫子は遺志に従い弟の元恋人・小野寺せつなと会うことになる。無愛想なせつなに憤る薫子だったが、疲労がたたりその場で倒れてしまう。"


    "実は離婚をきっかけに荒んだ生活を送っていた薫子。家まで送り届けてくれたせつなに振る舞われたのは、それまでの彼女の態度からは想像もしなかったような優しい手料理だった。"


    "久しぶりの温かな食事に身体がほぐれていく。そんな薫子にせつなは家事代行サービス会社『カフネ』の仕事を手伝わないかと提案する。"


    "食べることは生きること。二人の「家事代行」が出会う人びとの暮らしを整え、そして心を救っていく。"

    というところから物語は展開します。


    ここから私は思いました

    1、ケイパピリティ理論

    2、生活知

    3、ただいること


    様々な謎解きがストーリーに絡まっていて、さらに真に迫った社会課題に切り込みながら、読み終わった後に、とても素敵な気持ちにさせて頂けた、お話でした。さすが本屋大賞と拍手を送りたくなりました


    1、ケイパピリティ理論

    家事代行サービスで、さまざまな社会的課題を抱えたお家に訪問することになるのですが、そこで思ったのは、このケイパピリティ理論です。


    ハーバード大学のアマルティア・セン教授は、以下のように言ってます。


    「貧困とは、単に所得が不足していることではなく、人が尊厳を持って生きるための能力が制限されている状態である」(アマルティア・セン『不平等の再検討』、池本幸生訳、岩波書店、2000年)


    つまり、表層的な問題ではなく、その奥に潜んでいる真の課題は、生きるための能力が制限されていることにある、ということかと思います。


    社会課題を解決するためのイノベーションの取り組みもさせて頂かことがありますが、現場100回で現場の人々の真の課題まで掘り下げられるか、ということがとても重要になると思ってます。


    今回のお話では、家事代行サービスという形を通じて、さまざまな真の課題をあぶり出しているところが、イノベーティブだなあと思いました


    2、生活知

    日本の教育者の野本三吉さんは、『生活のなかの教育学』(1999年)の中で、こう言われています。


    「生活のなかで人は、苦しみや喜び、関係性の中でこそ学び、癒される。教育や支援が生活から遊離したとき、人は回復の道を見失う。」


    子供達も生活の中から学ぶべきことがたくさんあり、生活を大事にする重要性を教えてくれています。


    家事代行サービスというと、一見、単に家事のお手伝いをするだけのサービスに見えますが


    実はきちんとした生活を営むということ自体が、自らの自己肯定感を高める一つの大きな要素であり、そしてその中から新たな考えも生まれる土壌になる、という意味において、とても大事な人生回復サービスの一つなのであると、改めて思いました


    3、ただいること

    主人公の1人である、せつなさんは、朴訥とした人で、あまりお話をしない方なのですが、説明文にあった通り、料理のスペシャリストで、しかもその人の状況にあったご飯をただただ作ってくれます


    これは、ケア理論の提唱者であるスタンフォード大学のネル・ノディングズ名誉教授のお話を思い出させてくれます


    「最良のケアとは、常に何かを『する』ことではない。相手が望むならそばに『いる』こと、それが最も深い応答となる場合がある。」(『ケアする人間―道徳教育と人間の条件』1984)


    つまり、時には、お世話をすることが、支配することにつながる、時もあるというお話です。それに対して、いること、は共感をし続けること、であると。


    その中から、自らが問いを立て、立ち上がる道を見つけることを、あくまでもサポートに徹する、そんな支援がとても重要だなあと思いました


    本当に必要なケアとは、真の真の真の課題は、それらを分かった上で、接するということが大切だと。

    そしてそれは、理論的にわかる必要もあれば、それを実践できるマインドセットも、これからのケアにはとても大切になってくるなあと、思いました


    ということで、今回のカフネには、真の課題がどこにあるのか?現場100回で突き詰めること、そして、生活を守ることこそ、第一義であること、さらには、待ち続けサポートするケアこそが、大切だと、カフネはそれを具現化しようとしていると、とても勉強になりました


    一言で言うと

    カフネ・ノベーション


    そんなことを思いました^ ^

     

    参考:本: カフネ 二〇二四年六月一日発行 著者:阿部暁子 発行所 株式会社講談社 https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B0CW1B5NH2?storeType=ebooks


    動画で観たい方はこちら

    https://youtu.be/3SGBpv0Kj10

    25 min
  • ミニマリズム・ノベーション(1501回)

    2年2ヶ月森の中で自給自足のミニマリズム生活をした米国のヘンリー・D・ソローさんから、人生に必要な考え方を教えて頂きました


    曰く

    "「己の内に目を向けなさい、そうすれば まだ誰にも知られぬ千もの領域が 見つかるだろう。そこを旅し、 自分の宇宙の成り立ちを知り尽くしなさい」'


    "己の中にある新大陸を、新大陸を求めるコロンブスとなり、商いのためではなく思考のために新たなる航路を開くのだ。"


    ここから私は思いました

    1、自己決定理論

    2、自らの宇宙に問いを立てる

    3、思考のための新たな航路


    16歳でハーバード大に入り、思想家のラルフ・エマソンの編集助手などをされてから、コンコードのウォールデン池畔に、自ら小屋を建て、1845年7月から2年2ヶ月、自給自足の生活をされたソローさんに、非常に深い考え方と生き方を教えて頂き、感動しました


    1、自己決定理論

    ソローさんが、森に入られた理由の一つに、「他者に支配されない自己決定性」の追求があったのかもなあと思いました。


    それは、デシ&ライアンさんの言われる、人が持続的・創造的に行動するには「自律性」が不可欠であるということに、とてもシナジーがあるなあと思います。


    己の内面の宇宙を見つけるということは、深く自らの内面に目を向けることで、それは、私がいつも言っている、パッションの源に目を向けることに他ならないと思います。


    手がかりとして、大好き、利他、個性、成長と言っていますが、ソローさんは1000もの自らのパッションの源がまだまだ発見できてないものがあるはずだと、言っているようにも聞こえました


    2、自らの宇宙に問いを立てる

    己の中の宇宙の新大陸を見つける営みは、自分にしかできないことなので、人から何を言われようが、自らが問いを立てることをしないと、何も見つけることができないなと思いました


    それは、自らの心の中に問うと同時に、それまでの人生における自らの経験や体験を洗い出して、そのジャーニーの中から忘れ去られた問いがあるのではないか?それと今の自分を掛け合わせることによって、新大陸が見つかるのかもしれない、そんなことを思いました


    3、思考のための新たな航路

    そして自らの宇宙を旅するコロンブスの新たな航路は、決して商業的なものなどではなく、自らの心が純粋に気になるもの、パッションが疼き、ワクワクが止まらなくなるもの、であるべきだと思いました


    これが、外発的動機に支配されることになると、途端に自分の中の右中が真っ暗で見えないものになるのではないか


    そのためにも、外界からの様々な刺激を遮断して、自らの思索のみが溢れる環境にすることで、それが見えてくるのかもしれないなと


    だからこそ、ミニマリズムを目指されたのか、または、ミニマリズムを体感したからそう思われたのか、わかりませんが


    創造性には、余計なものを削いで削いで出来上がる、ミニマリズムな思考の中から生まれるのかもしれない、そんなことを思いました


    一言で言えば

    ミニマリズム・ノベーション


    そんな話をしています^ ^


    参考:本: ウォールデン 森の生活 ヘンリー・D・ソロー 田内志文=訳 角川文庫 令和6年6月13日 発行 株式会社KADOKAWA


    動画で観たい方はこちら

    https://youtu.be/3SGBpv0Kj10

    18 min
  • ビタっと自己一致ノベーション(1500回)

    今年、世界で最も過酷なヨットでの地球一周レースを、2回連続で完走する快挙を成し遂げた、海洋冒険家の白石康次郎さんの言葉に震えました


    曰く

    "僕は 、海洋冒険家ってついてるんですけども、別に僕は海洋冒険家になりたい、そんな職業もないですし、なりたかったわけじゃなくて、とにかくね、海の向こうに行ってみたい、好奇心なんですよ。好奇心。


    だから、本当の 、こう自分のやりたいこと。が、世界一周だったんですね。理由はわからないんです。とにかくそれにすごく心惹かれて、始めたんですね。 


    だから僕は、職業目的で、やったわけじゃないんですね。だから良かったんじゃないでしょうかね。"


    "僕たった 1人で 900日走ってますから。いっぺんも孤独なんて感じない


    なぜかったら本当の自分・魂ですね。本当にやりたいことと、この頭・頭脳と、言動と、行動。


    これがねビタっと一致してる。こどものころから"


    ここから私は思いました

    1、好奇心と行動力

    2、自己決定理論

    3、自己一致


    テレビで見られた世界一周を1人でヨットで成し遂げた師匠のところに、直談判で弟子になり、フランスから寄港してたヨットのスペシャリストに、手伝わせてくれと直談判で乗ったりと、とにかく行動力がすごいイノベーターの白石さんの、その秘密に衝撃と共に少し触れた気がしました


    1、好奇心と行動力

    ご自身も言われている通り、その原動力は、好奇心ということに、尽きるとのことですが、私はそこにさらに行動力が半端なくある、ということに感動しました


    心理学者トッド・カシュダンは、好奇心を「未知に対する積極的な関与」と定義し、創造的問題解決や新しい価値創出に不可欠としています


    私はこれを、パッションのポートフォリオにおける、大好きパッション、または、個性派パッション、さらには、あくなき成長パッション、この3つが炸裂している状態


    なのではないかと思いました。そのパッションの源から、まさに行動が生まれる、そんなことを思いました


    2、自己決定理論

    これを職業にするなどとは全然考えてなかった、ということから考えても、白石さんの動機は、間違いなく内発的なところから生まれてると思います


    心理学者エドワード・デシとリチャード・ライアンの「自己決定理論で、内発的動機は、自律性・有能感・関係性の3要素に支えられるとされ、この動機は、創造性を引き出し、疲弊しにくい行動を支える力となると言われています


    この底なしのパワーに思える行動力は、職業とか名声とか全く関係なく、ただやりたい、それに支えらた内発的動機、またはパッションの源に触れてるからこそ、何度失敗しても諦めないパワーが出てきたのかと思いました


    3、自己一致

    インタビューの中でも言われてる通り、魂(パッションの源)、頭(論理的思考)、言動(嘘のない言葉)、行動(実際にやり始める)、この4エレメンツの一致こそが、イノベーターたる白石さんを、突き動かしてるものだなあと、改めて思いました


    カール・ロジャーズの「自己一致」の概念によると、理想自己と現実自己が一致することは、深い充足感と精神的安定をもたらし、特に、創造的な活動や未知への挑戦においては、この一致が重要な支えになる、と言ってます


    この一致が崩れると、何か違和感を感じるとか、気持ち悪いとか、会社に行くのが辛いとか、いろんな症状になって、SOSを体は発しているのだと思います


    その第一歩として、まずは、自らのパッションの源は、心のコンパスは、どこを向いているのか、それを純粋に見つめて、正直に把握する、そんなことかなと思いました


    今回の白石さんのお話は、イノベーター的な人生を送りたい人には、本当にためになるなあと

    1、好奇心と行動力

    2、自己決定理論

    3、自己一致


    あえて一言で言えば

    ビタっと自己一致ノベーション

    そんなことを思いました^ ^


    参考:NHKアカデミア 白石康次郎(後編)失敗が“本当の自分”を教えてくれた  https://www.nhk.jp/p/ts/XW1RWRY45R/


    動画で観たい方はこちら

    https://youtu.be/Uve98QEsE_w


    19 min
  • 言語以外の共通語ノベーション(1499回)

    “最高品質”航空機エンジン部品をフランスの航空会社に納品するエアロエッジの森西淳社長が、フランスの航空会社と連携するきっかけに、衝撃を頂きました


    森西社長曰く

    "日本とフランスなんでフランス語の通訳さんも頼んで向こうと交渉をしてたんです。

    でも、うまく伝わらなくて。技術の話って、やっぱり専門用語とか、専門的な話になりますよね。


    私、その時、今でも覚えてるんですけど。もう向こうのホワイトボードに、私が こう手でフリーハンドで書いて。


    こういう風にやるんだよ。説明も全部日本語でここをこうしていうのを示したんです。


    向こうの設計がこいつの言う通りだって言ってくれて。日本語とフランス語で何もわかんないですよ。それでもそこで話が成立して、そっからスタートできました。


    技術の考え方が共通の言語でした。"


    ここから私は思いました

    1、言語を超えた共通理解

    2、身体性知識

    3、共創から仲間は生まれる


    1、言語を超えた共通理解

    私が世界20都市でオープンイノベーションコンテストやってた際のことを思い出しました。私も日本語でプレゼンをしていたのですが、その理由は、私の英語の力量だと、私の熱量が母国語ではないと伝わらないと思ったからでした。


    もちろん、スペシャルな通訳について頂いていましたので、大切なことはきちんと伝えて頂いていましたが。それでも、とにかくコミュケーションを何らかの形で取ることが大事と思ってましたので、ほぼ長嶋さんかルー大柴さんに倣って、頑張って話すということを心がけていたのを思い出します


    ユルゲン・ハーバーマス『コミュニケーション的行為の理論』(1981)は、「合意志向のコミュニケーションとは、相互理解と共通了解を目指すものであり、単なる情報伝達とは異なる。」といっているとおり、


    正確な情報伝達が必要な場合もありますが、とにかく信頼を勝ち取る場面では、伝達方法はさておいて、お互いに理解し合えるゴールをあらゆる手段で目指す、ということが大切だなあと思いました


    2、身体性知識

    以前、音楽をなぜ人は奏でるのか?というお話をしたことがありましたが、言葉は、どうしても、伝えたいことの全てを伝えることができきらないので、残りの伝えたいことを、身体全体で、場合によっては音も鳴らしながら伝えることが、本当は大切なんだろうなって思います


    言語化できないことに、実は大切なことが含まれている、伊丹裕之教授の言われていた暗黙知というものを、身体的知識として、ホワイトボードに絵を描いたり、熱を込めた話し方だったり、そんなことが、必要な気がしました


    3、共創から仲間は生まれる

    仲良くなるためには、何かを一緒に成し遂げた感があることが大事だと思います。意見交換の場でも、パネルディスカッションでも、お互いに意見をぶつけ合うだけではなく、何かをクリエイトしたことが残ると、実はそこに小さな信頼と仲間としての意識が生まれるのではないかと、思います


    その一つのツールが、ホワイトボードだったのではないかと思いました。ホワイトボードに、お互いに絵を描きながら、言葉は通じなくとも、一つの方向性を導き出すことができたら


    そこには、もう仲間意識と、共創関係という、お互いに創りあったという事実が、これからの信頼関係を気づく礎になったのではないか、そんなことを思いました


    ということで

    今回の全く言語が通じない海外の大企業とのやり取りで、森西社長が勝利を勝ち取ったのは

    言語を超えた共通理解というゴールを見据えて、言葉だけではない身体性知識を活用して、共に共創関係を作り出すことで、連携に至ったのではないか、そんなことを思いました


    一言で言うと

    言語以外の共通語ノベーション


    そんなことを思いました^ ^


    参考: テレ東 ブレイクスルー 元不良少年が航空機業界に衝撃!町工場がオンリーワン技術で世界へ! 放送日 2025年5月24日(土)https://www.tv-tokyo.co.jp/breakthrough/


    動画で観たい方はこちら

    https://youtu.be/Wger35F5fTE

    19 min
  • ひらがなノベーション(1498回)

    文芸評論家の若松英輔さんより、大好きな谷川俊太郎さんの詩きついて、ある時から、ひらがなのみの詩に転換されていたことがあって、それは一つの大きな挑戦だったということに、衝撃とともに感動いたしました


    若松さん曰く

    "そんな挑みの一つが、ひらがなの詩でした。日本語の分かる人なら誰もが読めて、誰もが朗読することのできる、平易な詩の形の試みです。


    ただ、それは内容的に平易であるとは限りません。とはいえ、難解ではないのです。谷川のひらがなの詩は、単に平易であるだけでなく、深いのです。


    先にさまざまな「かなしみ」にふれました。悲しみ、哀しみ、愛しみ、美しみ、そして愁しみと五つのかなしみがあるとします。悲しみと書けば、中原中也のいう愁しみを捉えきれていないかもしれない。しかし、ひらがなで「かなしみ」と書くことで、これら五つのおもいがすべて包含されるのです。"


    ここからイノベーターに必要な3つの力を思いました

    1、シンプル力

    2、共感力

    3、曖昧さ力


    1、シンプル力

    谷川俊太郎さんの詩の中でも、大好きな詩として、"さようなら"というものがありますが、全て、ひらがなで書かれていて、誰が誰に向かって言っているのか?とか、どんな気持ちを込めているのか?と言ったことは、全て読者に委ねられている気がします


    それは、一つは、ひらがなという、老若男女の誰もがよめる、そして誰もが解釈できる、シンプルな表現であったとうことが、とても大きな要素でイノベーティブなのではないかと思いました


    この考え方は、スティーブ・ジョブズが掲げた有名な言葉で、イノベーターにとって、「複雑な問題をいかにシンプルな解で表現できるか」は、まさに創造的思考の核心だ、ということと、とてもシナジーがあると思いました


    シンプルにするのは実はとても難しくて、何でも入れ込みたくなってくるものを、本当に必要なものは何なのかを徹底的に考え抜くことで、実現できるので、実はイノベーションの革新だったりもするなあと改めて思いました


    2、共感力

    そしてもう一つ思うのは、ひらがなという、誰もがわかる言葉にすることによって、たくさんの共感を得られる可能性が高まると思いました


    共感と言えば、IDEOのデザインシンキングが思い出されますが、


    「イノベーションは、人々が本当に必要としていることを観察し、そこに深く共感するところから始まる」


    と言われている通り、徹底的に観察して、そこからインサイトとして、新たな気づきを、誰もがわかる形へ共感してもらえるものにする


    というアプローチと、谷川俊太郎さんのひらがなによる詩への挑戦は、とても共通点があるなあと思いました


    3、曖昧さ力

    ひらがなということで、日本語の場合は、たくさんの意味を持たせることができるという、多義性や曖昧さ、というところが


    アーティストの方が、みてもらえる人の解釈が加わって、初めてアートとして完成するということと、同じことなのかもしれないと思いました


    それは、チクセントミハイさんが、「曖昧さや余白は、創造性を刺激し、複数の価値を同時に伝える媒体となる」と言われている通り


    さまざまな人たちが、さまざまな解釈をして、アーティストが制作したものを次々と超えていく、そこにもう一つの想像が生まれるということが、本当に面白いと思いました


    日本は曖昧さを揶揄されることもありますが、そこにこそ日本の価値がある、そんなメッセージも、谷川さんから頂いた気がしました


    ということで

    一言で言えば

    谷川俊太郎さんによる

    ひらがなノベーション

    そんなことを思いました^ ^


    参考:本: NHK 100分 de 名著 「谷川俊太郎詩集」 2025年5月1日 発行 編集 日本放送協会・NHK出版 著者 若松英輔  協力 NHKエデュケーショナル  発行 NHK出版


    18 min
  • 見知らぬ相手と柔軟に協力できるノベーション(1497回)

    ユヴァル・ノア・ハラリさんから、人間が他の生物と分けた決定的な事柄について、衝撃とともに、深く考えさせられました


    曰く

    "今日、人間は地球を完全に支配しているが、それは個々の人間が個々のチンパンジーやオオカミよりもはるかに利口だったり手先が器用だったりするからではなく、ホモ・サピエンスが大勢で柔軟に協力できる地球上で唯一の種だからだ。"


    "私たちの知るかぎりでは、無数の見知らぬ相手と非常に柔軟な形で協力できるのはサピエンスだけだ。私たちが地球という惑星を支配しているという事実は、不滅の魂や何か独特の意識ではなく、この具体的な能力で説明できる。"


    ここから私は思いました

    1、大義 

    2、ルール

    3、ナラティブ


    他人と協力できることこそ、人間の特徴とのこのお話は、人間は武器を使う得るようになったからこそ、他の生物と違う形に進化したというお話とは、また別次元の、ある意味、生物界で生き残るための大いなるノウハウであり、パワーを得る方法だなあと、衝撃を頂きました


    1、大義

    イノベーター3つのフレームでお話ししてる通り、何らかの価値を生み出そうとするとき、抑えられないパッションが生まれ、そして1人でできないことを仲間とし、それを結びつけるための大義が必要


    というもお話ししてますが、まさにここの仲間を連れてくる、または協力してもらうために、まずは大義で皆を応援したくなる人に変えていく、そんなことが一つのやり方だなあと思いました


    マイケル・トマセロらによる研究では、人間は「共有された意図性」を持つことで、共同注意、共同目標、役割分担といった複雑な協力行動が可能だとされていますとおり、そのような意図性、私の言葉では、大義が、まずはとても大切ということかと思いました


    2、ルール

    他人を協力させるためのツールとして、ある意味、制度やルールを作るということもあるなあと思いました


    ダグラス・ノースは、制度とは「見知らぬ者同士の協力を可能にするルール」だと述べました(North, 1990)。とおり、ルールメイキングやマニュアルというのが、地味だけど、とても大切と思いました


    よく日本人はルールメイキングが苦手と言われることも多いように感じますが、生物としての強さを身につけるためには必要なんだなあと改めて思いました


    3、ナラティブ

    ハラリさんのサピエンス全史にもあるとおり、「人類の協力は、フィクションを信じる能力によって可能になった。」ということもとても大きいと思います


    世界各地で神話や伝説が残っているのも、そのようなツールの一つとして、時の権力者が意図していたかどうかは別として、機能していたのかもしれないなあと思います


    ある意味、イノベーターは、自らの人生のストーリーをプレゼンに乗っけて話すことが大切だと言われますが、まさにお客様も含めてファンになっていただくような、そんな物語を背負いながら行けたらいいなあと思いました


    ということで

    見知らぬ相手と柔軟に協力できるノベーション

    そのためには、大義、ルール、ナラティブを使いこなす


    そんなことを思いました^ ^


    参考:本: ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来  発行日 2022年9月10日  著者 ユヴァル・ノア・ハラリ  訳者 柴田裕之  発行所 株式会社河出書房新社

    18 min
  • 無知は力なりノベーション(1496回)

    ユヴァル・ノア・ハラリさんからのお話に、衝撃をとともに、深く考えさせられました


    曰く

    "だが、人間社会はなぜ、よりによって最悪の者たちに権力を託したりするのか? たとえば、一九三三年のドイツ人のほとんどは、精神病質者ではなかった。それなのに、なぜ彼らはヒトラーに票を投じたのか? 


    自分の手に余る力を呼び出す傾向は、個人の心理ではなく、私たちの種に特有の、大勢で協力する方法に由来する。


    人類は大規模な協力のネットワークを構築することで途方もない力を獲得するものの、そうしたネットワークは、その構築の仕方のせいで力を無分別に使いやすくなってしまっているというのが、本書の核心を成す主張だ。


    というわけで、私たちの問題はネットワークの問題なのだ。"


    "ジョージ・オーウェルの有名な言葉にあるとおり、無知は力なり、なのだ(『一九八四年』)。''


    1、群集心理

    2、権力による行動様式の生産

    3、倫理資本主義


    大ベストセラーの書籍だけに、学ぶ点が多すぎて、テーマに困ったのですが、今回は、第一弾かもしれませんが、本書全体を通しての課題感についての部分について、めちゃくちゃ衝撃を頂きました。


    人間最大の発明と言われる、分業、ですが、その分業をするネットワーク構築が、善の方向へ向かえばいいのですが、まさに利用され、最悪の人たちに権力を渡してしまう、そんなことがあると、めちゃくちゃ勉強させて頂きました


    1、群集心理

    まず思ったのが、ギュスターヴ・ル・ボンさんの『群集心理』です。私の理解ですが、群集心理を活用するためには、まずは、断言、反復、感染、という3段階を経ることで、ある意味操作することができると言われています


    とにかく根拠がなくても断言する、そしてそれを何回も話す、これによって感染が感染を呼び、熱狂へと変わっていく、まさにこれまでの独裁者と言われる人たちがやってきたことなので、この感じが出てきたら、なんかヤバい、と感じることが必要だと思います


    これによって、ハラリさんの言われる、ネットワークによる無分別に使われる、そんなことにとても親和性があるなと思いました


    2、権力による行動様式の生産

    また、権力の構造として、さまざまなことが抑圧されていく、という印象がありますが、実はもっと怖いのは、これまでと全く違う行動様式が、たくさん生産されていく、ということだなあと思いました


    ミシェル・フーコーさんの『監獄の誕生』によると、


    「権力は抑圧するものではなく、生産的なものである。つまり、権力は人間の行動様式を形づくる装置そのものだ。」


    会社で例えば、役員が変わった途端に、手のひらを返したように、これまで言ってたこととやってたことが、ガラッと変わった指示が飛んでくる、みたいな、どの口がそんなことをいうんですか?と言いたくなるような、そんなことを私も何度も経験してきた気がします


    ある意味、コモンセンスが一気に変わる、戦時中の日本から戦後に変わってガラッと変わったように。今でも、小さなそんなことは、いろんなところで目にすることがあるので、これは自分も含めて本当に恐ろしいことだなあと思います。


    3、倫理資本主義

    そういう世界があると知った上で、何をすることができるのか?全く答えはないのですが、一つは、マルクスガブリエルさんの、倫理真本主義を思い出しました


    私の解釈として、経済的価値と道徳的価値、人間と自然、個人と社会の意識、自由と社会、市場と国家などをリカップリングしていくことが必要だと、いうことに深く共感してます


    そしてそのためにとても面白いアイディアとして、企業が倫理的な判断を組織的に行うために、倫理部門の設置と最高哲学責任者(Chief Philosophy Officer, CPO)の導入を提案されています。


    ある意味、三権分立のように、倫理部門の独立した、監視体制ということが必要ということに、深く共感します。


    それでも、歴史的に、三権分立を、例えば、緊急事態宣言の元に、全てを政治に集約してしまったなどのことが、どうしても起こることを考えると


    究極は、DAOのような、アルゴリズムでプログラマブルな形での牽制体制というのが、必要となってくるのかも、などと思う反面。それはディストピアにならないようにしないと怖いなあと、答えのない妄想をしてしまいました


    ハラリさんが最後位言われたように、

    無知の力、ということが、利用されないように、先人の知恵を、忘れないように、我々なりにアップデートしていく、そんな活動が一人一人に求められるのかもしれない、そんなことを思いました


    一言で言えば、逆説的ですが

    無知は力なりノベーション


    そんなことを感じました^ ^


    参考:本:NEXUS 情報の人類史 上 ─人間のネットワーク  発行日 2025年3月30日  著者 ユヴァル・ノア・ハラリ  訳者 柴田裕之  発行所 株式会社河出書房新社


    動画で観たい方はこちら

    https://youtu.be/gbWDd-hCqAs

    21 min
  • そこに大義はあるのかノベーション(1495回)

    ノンフィクションライターの蛯谷敏 さんより、楽天グループ代表の三木谷浩史さんが、Visional(ビジョナル)社長の南壮一郎さんに言われた言葉に感動しました


    三木谷さん曰く

    "「いいか南、課題は無数にある。問題は、そこからどれを自分の課題として選ぶかだ。それは、どれだけの人の課題を解決するのか。事業としてやる以上、社会にインパクトを与え、世界を変えるようなスケールの大きな問いに向き合わなくては意味がない。そこに、大義があるのか」"


    "「社会課題を解決するという大きいモチベーションはあるけれど、やっぱりそれが楽しい、おもしろいと思えるから色々なことを考えられるんです。意図的に何かやっている感覚はありませんね」"


    ここから私は思いました

    1、個人的好奇心

    2、本質的課題

    3、社会的意義


    1、個人的好奇心

    あのビズリーチ創業者の南さんの人生が、壮絶かつパワフルでパッションに溢れていることに、改めて感動しました。その中で、三木谷さんとの出会いがとても印象的かつめちゃくちゃ勉強になりました。


    三木谷さんの言葉から、まずは個人的好奇心のあることに、突っ込む大切さを教えて頂いた気がします。わたしはこれは、好きなことをやる、と言うこととは少し違っていて、自らのパッションの源に火がつくことに、突っ込んでいくことと理解しました


    パッションのポートフォリオは、大好きなこともありますが、利他パッション、個性派パッション、成長・脱出パッションと、ひとそれぞれ、またはそのときその時で全く変わってくるものと思ってます


    問題はそれに、自分で気づけるか、と言うことがとても大切と思っています。デシ&ライアンの「内発的動機づけ理論」のように


    "「人は報酬や外圧ではなく、“おもしろさ”や“意味”によって動くとき、創造性が最大限発揮される」"

    なので、与えられたことをやっているうちは、なかなか辿り着けない、そんなものだなあと思いました


    2、本質的課題

    三木谷さんがいわれるとおり、世の中には至る所に課題があるのですが、実はなかなか気がついていないと言うか、もっと言えば、仕方がないで、スルーしてることもあると思います


    それに気づくことが、まずは、山口周さんが言われるところの、アジェンダシェイパーだと思うのですが、さらにそれの根本的な課題が何に起因しているのか、何でずっとその課題があり続けるのか、そこまで深ぼることがとても大切だと思います


    あのピーター・ドラッカーが『イノベーションと企業家精神』(1985)の中で


    「イノベーションの源泉は、目に見える問題や出来事ではない。それは、誰もが気づかず、あるいは当然と思っている“基本的な前提”に疑問を投げかけることから始まる。」


    と言われてる通り、ロジカルシンキング、ラテラルシンキング、クリティカルシンキングを駆使して、本質は実はどこにあるのかを、とにかく掘ることが、大きなインパクトを得るためにも必要だと思いました


    3、社会的意義

    そして三木谷さんが言われるように、その本質的課題が、解決することで、どれだけの人たちが幸せになれるのか?という、まさに大義を何とするのか?またはどんな大義へ向かうのか?ということが


    実はピッションの源に火をつけること以上に、重要となってくると、まさに思いました


    それは、私がいつもお話ししている、イノベーター3つのフレーム、またはイノベーターリップルモデルといっている、自らのパッションに火がついて、そして、仲間と共に行動に走り、そして自分たちだけではない沢山の人たちを幸せにする大義へと向かう


    これがイノベーターとなる、またはイノベーションを実現する、鉄則なのだなあとあらためて感じさせて頂きました


    それは、フレデリック・ラルーが『ティール組織』で言われている通り


    「真の革新は、『何が社会にとって本当に意味のあることなのか?』という問いから生まれる。組織の進化は、個人や集団がより高次の目的に奉仕するときにこそ促進される。」


    中間や、お客様、さらには世間の人々の幸せを実現する大義へ向かうからこそ、沢山の見方や支援が生まれてドライブしていく、そんなことなのかと思いました


    実はその先に、価値の還元も必要というのは、以前お話しした通りなので、ここでは触れませんが。


    ということで、一言で言えば

    そこに大義があるのかノベーション


    そんなことを思いました^_^


    参考:本:突き抜けるまで問い続けろ —巨大スタートアップ「ビジョナル」挫折と奮闘、成長の軌跡 2021年6月29日 著者—蛯谷 敏 発行所—ダイヤモンド社

    21 min
  • 正義のトレードオフ・ノベーション(1494回)

    Netflixオリジナルドラマのガンニバル見させて頂き、スリルと感動と、そして深く考えさせられました。


    シーズン2のホームページより

    “この村では、人が喰われるらしい―”

    美しい村がひた隠しにしてきた恐ろしい噂。

    その真相に警察官・阿川大悟が迫る中、村の秘密を守ろうとする後藤家がついに一線を越え、警官隊と衝突する。


    “狂った村の真実を暴くには、狂うしかない―やつらよりも”

    後藤家との狂乱の戦いに自ら身を投じていく大悟は、止められない狂気の渦の先にある衝撃の真相を突き止められるのか?

    全ての鍵は、呪われた一族・後藤家の過去にあった…。"


    ここから私は思いました

    1、異質性への想像力

    2、正義とは何か

    3、アンラーニングの勇気


    1、異質性への想像力

    ある村における人肉食という衝撃的な習慣に出会ったときに、その異質性をどう捉えたらいいのか?ということに深く考えさせられました


    文化人類学者のクロード・レヴィ=ストロースが、『野生の思考』(1962年)の中で


    「野蛮人とは、自分たちの慣れ親しんだ文化の外にあるものを、無意味であると見なす人々のことである」


    と言われていますが、実はその村を外から眺めて、理解ができないと突き放すことこそ、実は我々自身が野蛮人である、ということを言われているのを思い出しました


    世界中で起きている様々な紛争も、この各々における正義をどう理解し合うことができるかということに、帰結している気がします


    レミゼラブルも、進撃の巨人も、良質なエンタメもこのテーマに深く切り込んでいることが多いのも、人類の大きな課題感がここにあるということなのだと思います


    どんなに自分とは違い、常識が通用しないと思っても、異質なものや人を理解しようとする、対話をしようとする、そんなことが必要だなあと思いました


    2、正義とは何か

    各々の国における正義というのは、ある意味、同じ民族の間ではある程度共有されていて、そこから外れると制裁があるというものかと思いますが


    世界や社会という単位での正義とは何なのか?ということについては、本当に難しい話になると思います


    そのときに思い出すのは、マイケル・サンデル教授の『これからの「正義」の話をしよう』(2010年)で言われている


    「正義とは単に手続きの問題ではなく、目的や徳についての議論を避けてはならない」


    というお話です。そしてさらには、マルクスガブリエルの倫理資本主義から


    「倫理とは、単に『善くある』ことではなく、『他者の存在を前提とし、かつ説明責任を持って関わる』という、人間的関係性の実践なのである。」


    ということを思うに、各々で、正義や倫理を語るのではなく、他者との関わりの中から、発見または、創発していくものであるということかと理解しました。


    3、アンラーニングの勇気

    ガンニバルのような、強烈な価値観の違いとの中に飛び込む際には、これまでの常識を一旦取っ払って臨む必要があるのかもしれないとも思いました


    アンラーニングという言葉が一時期流行りましたが、まさに人を食ってはいけない、というかなり基本的なコモンセンスを一旦、アンラーニングすることができるのか?


    その上で、対話をしながら、真のその意味を問うていく、またはそこに横たわる真の課題へ到達すべく、ネガティヴケイパビリティしまくっていくということが


    イノベーターとしての、常識を破壊しながら、新たな常識を探し続ける、行動なのかもしれないなと


    しかし、そこには、決して迎合することではなく、最終的には、相手の意も理解しながら、自らのパッションの源を見つめながら、仲間と共に、新たな大義を目指す


    そんなことが大切なのかもしれないと改めて思いました


    一言で言うならば

    正義のトレードオフ・ノベーション


    そんなことを思いました^^


    参考:Netflixオリジナルドラマ ガンニバル■原作:『ガンニバル』二宮正明(日本文芸社刊)■監督:片山慎三、佐野隆英、大庭功睦■脚本:大江崇允、廣原暁■プロデューサー:山本晃久、半田健■アソシエイトプロデューサー:山本礼二■出演:柳楽優弥、笠松 将、吉岡里帆、他https://disneyplus.disney.co.jp/program/gannibal


    動画で観たい方はこちら

    https://youtu.be/5zlcSm_NFvA


    15 min

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