シーズン11／最終話／古代都市ウルファの巨大神殿／高度な組織構造と文化を有する国家／農業を持たず、狩猟採集社会で国家の形成された歴史はあったのか／巨大神殿とその周辺地域の謎に迫る発掘／農業→定住→国家の形成という流れから逸脱した歴史を巡る物語／後半はミヤさんの感想／農業を手に入れた人類は“境界“を意識するようになった／時間・土地・社会階層の分化／これまでお話してきた農業を手に入れて以降の人類の歴史を覆す可能性がある説から、シーズン11のまとめまで。

シーズン11／第8話／農業を手に入れた人類が定住して、国家を作り、文字を生み出した歴史は「文明」を手に入れたと言い換えることができる／文明とは何か／文明の要素と、文明が発生する条件に深く関わる農業／多様な願望と、多様な供給が文明を構成する／多様な願望と、多様な供給は、農業社会を構成する要素でもある／文明の発達と農業の関係とは／文明と灌漑システムの密接な関係／農耕技術と文明／人類の現在地までつながる文明の成立と農業の密接な関係。

シーズン11／第6話／人類の初期コミュニケーションの歴史／認知革命で人類が得たもの／意思疎通が狩猟採集社会を作る／狩猟採集社会は口頭コミュニケーション／農業社会以降の定住、そして人口増加／農耕・牧畜技術の伝達・伝承／生産物の管理・取立と配分／口伝での国家運営は限界を迎える／記録・記憶・伝達媒体としての“文字”／コミュニケーション手段・記録媒体として、人間社会の拡大にも使われる文字／人間社会・国家の維持に必要不可欠な存在／いま我々が当然のように使う“文字”は、人類が農業を始めて農業社会が拡大、その必要性が高まった結果誕生したもの。

シーズン11／第5話／農業社会が安定して定住がスタンダード化すると人口が増えてきた／コミュニティが大きくなる／大きくなったコミュニティ…社会を管理監督する組織の必要性が高まる／組織を、社会を牽引するリーダーシップが誕生／支配する層と、支配される層といった、社会にヒエラルキー構造が生まれる／狩猟採集社会では平等が大原則／農業社会では様々な社会階層が、社会を維持するために生まれる／ヒエラルキー構造を何世代も繰り返した維持して大きくなった農業社会は、規模がさらに巨大化／これが国（国家）、または後に国と呼ばれるものの始まり／人類が農業（農耕と牧畜）を始めて定住して、支配層・非支配層を生み出したことは国家形成の源泉／農業がなければ、人類は定住しておらず、国と呼ばれるコミュニティは誕生してなかったのかも／途中で何故か元寇から『鎌倉殿の13人』トーク／本編中で北条政村を五代執権と説明してますが、正しくは七代執権でした。

シーズン10／振り返り後編／2022年10月20日、日銀総裁による長期金利変動幅修正の発表／事実上の利上げとの受け止め／”円高”と報道されているが、そもそもまだ超円安水準／為替の粗い値動きと輸入事業者としての価格設定の難しさ／原油高騰に起因する輸入品価格上昇…成熟したグローバル経済の負の側面／デジタル化・オンライン処理が進む貿易業務／2023年8月より植物検疫の厳格化に伴って原本（紙媒体）での提出の義務化／電子媒体での提出・申告は今のところ認められていない／WTO加盟国で締結する貿易の円滑化／途上国・先進国を問わず世界中で進む貿易業務のオンライン化／ヤシガラ培土をはじめ、植物検疫対象となる農業資材の輸入全般に関係する規制強化／本編の内容は2022年12月下旬時点の情報です。

シーズン10／振り返り前編／本編の流れを振り返りながら、ミヤさんの疑問に沿って補足／シノダが考える途上国ビジネスに携わるものとしての心構え／"低コスト”の意味…安易な値下げではなく構造上の課題解決／貿易周辺のお仕事…フォワーダー・通関士／船会社から派遣されるサーベイヤー／海事代理士のお仕事とは／意外と認知度がなかった輸入消費税／円安の影響が直撃する輸入消費税／円安の影響もあって日本の農水産物の輸出が好調／輸入米の事情…アメリカ産コメの実情と価格／そもそも培土ってなに？／ヤシガラ培土は100%植物／天然土は輸入厳禁／肥料原料の一部を国内で生産する実験／農業資材・肥料原料の海外依存を脱却できるのか／海上貨物・航空貨物のレギュレーション／海外のホテル事情と選び方／映画『ポセイドン・アドベンチャー』のお話／本編の内容は2022年12月下旬時点の情報です。

シーズン11／第4話／農業を手に入れたことで人間社会が激変／農業は、地球上で人間のポジションが大きく変わるきっかけ／人類は食糧を自ら作り出すことができる唯一の存在に進化／自然との相互依存関係／自然との競争的排除関係／自然との棲み分け的共存関係／野生の動植物と、野生ではない動植物の誕生…育成動物として家畜と、栽培植物として作物／人間が生活する上での日常的行為と結びつく存在／鳥獣害や雑草など、有害な動植物／農業社会にとって有害・無害ライン上にはいない動植物…生活空間では干渉しない存在／人間・農業にとって社会的利害の外にいてバッティングしない存在が野生動植物／前EPの続きから隕石衝突の話／隕石つながりで映画『ドラえもん のび太と竜の騎士』ネットフリックス『ドント・ルック・アップ』往年の日本映画『妖星ゴラス』／鳥害の話から、鳥が人間を襲う映画『鳥』。

シーズン11／第3話／同じカロリーを得るための必要な労働量について…狩猟採集と比較して農業は必要な労働量が多い／狩猟採集と比較して農業は労働時間が長く専門性も高くコスパは良くない…ではなぜ人類は狩猟採集から農業へシフトチェンジしたのか／農耕の牧畜の始まりについての予想／隕石が地球に衝突したことが人類が農業を始めるきっかけ？／乱獲し過ぎて狩猟採集社会が終了したのかも／狩猟採集社会が安定して人口増加したら農業ニーズが爆上がり？／定住したから農業を必要としたのか、農業をはじめたから定住したのか／人類にとって農業と定住はワンセット／農業を始めて定住することで、人間社会は食糧を自ら生み出す生産経済へと変貌／古代から現代までつながる人類の生産経済構造の礎となった農業のはじまり物語。

シーズン11／第2話／人類に取って「農業」と同等レベルで革命的だった「土器」の登場／なぜ土器が教科書に載っているのか／食べるオプションを飛躍的に増やした土器／人類の衛生レベルを爆上げした土器／最古級の土器は日本〜海鮮鍋を食べていた日本人／狩猟採集社会と農業社会の生活スタイルの違い／狩猟採集社会は労働時間が短い？／非常に専門性が高い農業社会／土地についての考え方…狩猟採集社会は移動が前提／農業社会は定住が前提／狩猟採集社会は格差のない平等社会／農業社会は定住からコミュニティが大規模化しやすくヒエラルキー構造が生まれる／所有についての概念の違い／ジェンダーと高齢者についての考え方／農業を手に入れた人類の社会構造がどう変わったのか…狩猟採集社会との比較論で解説。