ゲストは文芸評論家の三宅香帆さんと、作家の綿矢りささん。
カルチャー作品を讃えるアワード『CINRA Inspiring Awards Edition 2026』で審査員を務めた三宅さん。三宅さんが選出したのが、女性同士の恋愛を描いた綿矢りささんの小説『激しく煌めく短い命』でした。京都と東京を舞台に、中学時代の二人の出会いと別れ、32歳で再会を経てふたたび惹かれ合う様子を描いた超大作です。
本作を「平成史でもあり、労働史でもある」と表現する三宅さん、そして著者ご本人の綿矢さんと、たっぷり語り合いました。
三宅香帆さん、綿矢りささんのこれまでの交流は?/綿矢さんの手紙を飾っている三宅さん/『激しく煌めく短い命』をどう読んだのか/平成〜令和時代、長いスパンで描かれるからこそ受け取ったもの/平成の「生々しく嫌なところ」も振り返る/体を張って仕事をする主人公が描かれる第二部の社会人編/「この小説が労働の話だったなんて、誰か知らせてくれ」/綿矢さんの労働に対する解像度の高さ/年代の間に挟まってるのがちょうど主人公の年齢の人/時代と労働の価値観の変化について/職場や仕事の評価=自分自身の評価になってしまうと不健康/仕事と家を往復する生活だと大切にする自分すら見つからない/「自分」というものが社会のものになっていく感覚/仕事だけじゃない自分を見つけて大切にすること/こういう風になりたいという欲望を追いかけているうちに、大切なものを見失ってしまうかも/自分をすり減らさずに大人になるって難しい
■CINRA Inspiring Awardsについて
「CINRA Inspiring Awards」は、ジャンルを問わず「これからの時代を照らす」創造性や芸術性を持つ作品を讃えるアワードです。既存の形式にとらわれず、社会的課題や未来の生き方を考えさせるカルチャーやアート作品に焦点を当てることを特徴としています。今年度は、2025年以降に発表されたクリエイター・アーティストによる作品が選出されます。
■審査員一覧(五十音順、敬称略)
朝井リョウ(小説家)、大島依提亜(グラフィックデザイナー)、おかざき真里(漫画家)、三宅香帆(文芸評論家)、山中瑶子(映画監督)、吉田恵里香(脚本家・小説家)
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◆出演
生田綾(CINRA編集長)、南 麻理江(CINRAフェロー・株式会社湯気)