今井むつみ先生の講義にゲスト出演しました。「オノマトペは脳内で環境音として処理されている」「”捨てる”より”ポイする”の方が子どもに伝わりやすいのはなぜ?」「架空の動詞"ネケってる"は分からないのに、"ノスノスしてる"は分かる」などオノマトペを中心に子どもの言語習得について話していきます。
06:17 大学時代の後悔を語るオジサンふたり
07:47 子どもでも使うけど「ほくほく」を定義することは不可能
17:43 映像でうまく言語習得できないのは〇〇があるから
31:29 音に意味をもたせるのがオノマトペ
33:08 日本語話者以外に「桜ひらひら」は難しい
37:00 オノマトペは環境音として脳内で処理されている
56:32 子どもはオノマトペで文法の存在に気がつく
01:06:37 「ネケってる」「ノスノスしてる」どちらが適切?
01:16:08 今井先生の講義の予習になるかもしれないラジオ
オノマトペ・音象徴の言語学研究で世界に知られ、今井先生が「オノマトペ研究の生き字引、私の知恵袋」と頼りにする名古屋大学の秋田喜美先生の新著。オノマトペ言語学研究の最前線を高校生にもわかるようにわかりやすく紹介していて、オノマトペが言語学的になぜ重要なのか、日本語オノマトペがなぜ世界で注目されるのかがとてもよくわかります。オノマトペ研究本の新たな古典となる名著
ゆる言語学ラジオ的インパクトファクターが激高な本。一般向けに研究の面白さを書き起こす今井先生のすごさが余すことなく味わえる。今井先生の本を読みたければまずはここから。オノマトペについても少し言及アリ。
今井むつみ先生・針生悦子先生が仮説の確からしさを検証する様子が追体験できるVR本。第8章は「擬態語の学習」とドンピシャ。興味を持った人はこの章だけでも読んでみるといいかも。
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日本語学者・山口仲美先生の著作集。今井先生と打ち合わせをしてる時に「そういえばこれ、読みました? 面白いですよ」と軽いテンションで勧められたが、700ページ×2冊で絶望した。が、興味のある個所を拾い読みするだけでも面白い。
分厚い2冊(合計14000円)に挑戦する勇気がない方はまずこちらからどうぞ。楽しめます。
オノマトペに関する研究のオムニバス。編著は#85でおなじみの窪薗晴夫先生。6章は今井先生の「オノマトペはことばの発達に役立つの?」、そして7章は窪薗先生の「どうして赤ちゃん言葉とオノマトペは似ているの?」。
音象徴回でも言及した、オノマトペ研究のオモシロ論文がまとまった本。第9章で今井先生が共著論文「語意習得における類像性の効果の検討」を寄稿。ポケモン言語学で有名な川原繁人先生もいくつか論考を寄せてます。
音象徴に関する一般向けの著書を多く執筆している川原繁人先生の本。音と意味の結びつきについて深めたければこれが一番手っ取り早いかと。
59:06当たりの話がピンとこない方はぜひ。日本語のオノマトペが持つ法則性を知りたいならこちら。やや専門的だが、オノマトペについて深めたいならうってつけの書。
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慶應義塾大学理工学部卒。専門は情報工学。WEBにコンテンツを作り散らかすことで生計を立てている。現在の主な収入源は「アカデミックに人の悪口を書くnote有料マガジン」。
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某大手出版社で編集者として勤務。言語学の知識が本業に活きてるかと思いきや、そうでもない。
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