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今夜は目前に迫った大型連休におすすめの小説を3作品ご紹介します。
高級住宅地で起こる事件、病院で起こる連続不審死、母親を介護する娘のお話……といずれもちょっと怖いお話です。
勝手に貸出カード
・『誰かがこの町で』佐野広実さん
・『本日はどうされました?』加藤元さん
・『チョウセンアサガオの咲く夏』柚月裕子さん
これはもう今年のベストブック入り間違いなしだと思っています。
今日の勝手に貸出カードは、井上荒野さんの『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』です。
小説講座の人気講師が受講生への性暴力で告発される物語です。指導者からのハラスメントはなぜ起こるのか、被害者の家族、そして加害者の家族はどう受け止めるのか……。
「職場の同僚の女子のずうずうしいところやずるいところが目につくようになってしまって。彼女にイライラしたり、大人気ない排除やいじわるをしたくなってしまう自分にもまた落ち込む」というリスナーさんからのご相談に、今夜の勝手に貸出カードは、高瀬隼子さんの『おいしいごはんが食べられますように』にしました。料理が得意でリアクションの可愛いあざと系女子・芦川さんに一緒にイライラしていただけたらと思います!
今日の勝手に貸出カードは、児玉雨子さんの『誰にも奪われたくない/凸撃』です。児玉雨子さんはハロプロなどのアイドルソングやアニメ主題歌、キャラクターソングなどを手掛ける人気作詞家さん。小説「誰にも奪われたくない」は、そんな児玉雨子さんご自身を意識させるような、若手作詞家の園田レイカと、楽曲提供をしたアイドルグループの人気メンバー佐久村真子との交流を描いた物語です。
うすら寂しさと闇を抱えた二人がどんどん仲良くなっていくシスターフッド的な物語を安易に期待すると裏切られます。
今日ご紹介する勝手に貸し出しカードは、川上未映子さんの『春のこわいもの』。パンデミック直前の2020年春の東京を舞台に、なんとも得体の知れない、とらえどころのないこわさを感じる短編小説です。
ギャラ飲みの面接を受ける二人の女性のお話「あなたの鼻がもう少し高ければ」や、高校時代の親友から久しぶりにかかってきた電話に、自分の過去のしうちを思い出す「娘について」など、胸がギュッとなるので、どうぞ心してお開きください。
今夜は、最近読んだ激推しの本を勝手に紹介するシリーズです。今日の勝手に貸出カードは、酒井順子さんの最新刊『うまれることば、しぬことば』にしました。
ポリティカル・コレクトレスの意識が高まり、生まれても、流行っていても使えなくなることばがある一方、一気に市民権を得て、老若男女が使い出すことばもあります。そんなことばにまつわるモヤモヤや支持を得た背景などを酒井さんが静かに、鋭く分析した本です。
ついに第100夜を迎えました! ありがとうございます! 今夜は、これまでにみなさまからいただいたお便りをたくさんご紹介しつつ、貸出カードを出したり、出さなかったり、自由におしゃべりしていきます。“図書室はいつだって、ちょこっと現実逃避できる心の止まり木。わさわさした気持ちやわさわさした人、やらなきゃいけないあれこれはしばし忘れて、自分だけの時間を”と、2020年3月14日にスタートしたこのPodcast。本を読んでも読まなくても、聴くだけで読んだ気になれちゃう、ちょっとだけ気分転換できる、そんな時間になっていたら嬉しいです。
今日の勝手に貸出カード/
『文藝』2022年春季号 「母の娘」特集号
『女優の娘』吉川トリコさん
『ぼくの宝物絵本』穂村弘さん (河出文庫)
『ころべばいいのに』ヨシタケシンスケさん
『砂嵐に星屑』一穂ミチさん
『パラソルでパラシュート』一穂ミチさん
『ひみつのしつもん』岸本佐知子さん
今夜の勝手に貸出カードは、川上未映子さんの『人生が用意するもの』です。2012年に単行本化されたこの本は、大震災直後の混乱する日本や胸のつぶされそうな思い、行き場のない怒りなどが綴られています。川上さんの生々しい表現や、挟まれるエピソードとユーモアに、今またあらためて救われる部分の多いエッセイ集です。リクエストくださったのは、これから結婚するマリッジブルー気味のリスナーさんと、旦那さんの介護中というリスナーさん。有事の際の”夫婦”という特別な肩書きについてを考察しました。
今日の勝手に貸出カードは『悲劇的なデザイン ―あなたのデザインが誰かを傷つけたかもしれないと考えたことはありますか?』です。怒りを煽る失礼なテクノロジーや、思いがけず悲しみを呼んでしまうSNSの仕様など、ユーザー側として嫌な体験したことがあるものもあれば、提供者として配慮が欠けていたかもとハッとさせられるものもありました。最近体験した自動検温器で凹んだことをちらっとお話しします。
今夜は私が最近読んだ本の中からおすすめの文庫本を2冊ご紹介します。一つ目は奥田亜希子さんの『五つ星をつけてよ』。もう一冊は、山本文緒さんの『パイナップルの彼方』です。この二つの本にはある共通点があるのですが……。
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