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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
SEO の話になると、どうしても「何が一位の要因なのか」「どのランキングファクターが効くのか」という問いに引っ張られがちです。けれど、この回で語られていた結論はかなりはっきりしています。細かなランキング要因を追いかけること自体には、もうあまり大きな意味がない、というものです。
もちろん、Google が何を重視しているのかをざっくり把握しておく必要はあります。ただ、それを「この項目が一位、次がこれ」と分解して攻略する発想は、今の検索環境では長持ちしません。アルゴリズムが複雑になり、機械学習の比重も高まり、何がどう効いているかを単純な一覧表で扱える段階ではなくなっているからです。
昔は、タイトルタグ、リンク、配置、内部構造といった個別要素が、比較的わかりやすく効いていた時代がありました。だからこそ、ランキング要因を並べて解説する情報にも意味がありました。しかし、今は事情が違います。要因が増え、絡み合い、しかも何がどれだけ効いているかが外からは見えにくい。そうなると、「200個あります」と言われても、優先順位の判断にはほとんど役立ちません。
実際の現場で知りたいのは、網羅的な一覧ではなく、今どこに注力すべきかです。その答えを、細分化されたテクニック集だけから取り出すのは難しい。だからこそ、この回ではランキングファクターという言葉に振り回されるより、Google がどんな検索体験を良しとしているのかを見るべきだと話が進みます。
Google が目指しているのは、検索した人が答えにたどり着き、生活や仕事の質が上がることです。だとすれば、そこに合うページをつくるのが王道になります。検索者の悩みに答えているか、タイトルや中身が期待とずれていないか、モバイルで読みづらくないか、必要な導線があるか。そうした全体の体験を積み上げるほうが、個別要因を追いかけるよりも資産になります。
この考え方は遠回りに見えて、実は一番ぶれにくい方法です。コアアップデートごとに細かい噂話を集めても、一時的な調整で終わることが多い。一方で、検索者にとってよい体験を提供する方向で改善したものは、長く残りやすい。そこが大きな違いです。
では何を手がかりに改善していけばいいのか。この回で勧められていたのは、まず自分自身の検索行動をもっと観察することでした。自分はどんなときにそのページを開きたくなるのか。どんなタイトルだと不安になるのか。開いてみたら期待と違って離脱した経験はないか。そうした感覚は、検索者の気持ちを理解する上でかなり役立ちます。
そのうえで、自社のページに置き換えて考えてみる。こういう言葉で検索されるはずなのにコンテンツがない。出てきてもタイトルが弱い。クリックしても中身がずれている。モバイルで読みにくい。そうした欠けを、複数人の目で見つけていく。五人くらいでやったほうが「かたより」が減るという話も、現場感があります。
もちろん、テクニカルな情報が全部不要という話ではありません。大まかなトレンドを把握する、Google の方向性を読む、明らかな技術的問題を直す。そうした用途では役に立ちます。ただし、それを「ここだけ直せば順位が上がる」という短絡的な期待に変えてしまうと、かえって判断を誤ります。
SEO に強いとされるテーマやノウハウも、単体で何かを劇的に変えてくれるわけではありません。商品やサービスの設計、コンセプト、そして検索者との接点全体のほうが、ずっと大きな影響を持ちます。この回の話は、そこへ視点を戻す内容でした。
ランキング要因を細かく追いかけることは、昔ほど有効な近道ではありません。今の SEO で大切なのは、Google が上げたいと思うページを、正面からつくることです。
そのためには、検索者としての自分の感覚を観察し、自社サイトに置き換えて改善点を見つけていくこと。タイトル、中身、読みやすさ、期待との一致。その積み重ねのほうが、曖昧なランキング要因の表を信じるよりも、はるかに長持ちする土台になります。
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株式会社ラウンドナップ(ラウンドナップWebコンサルティング)
代表取締役・コンサルタント 中山陽平
Webサイト:https://roundup-inc.co.jp/
投稿 第307回:Googleの「ランキング要因」を追いかける事に意味はあるのか? は 中小企業専門WEBコンサルティング会社・ラウンドナップWebコンサルティング(株式会社ラウンドナップ) に最初に表示されました。
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
自社で動画を作ろうとすると、どの編集ソフトを使うかが気になると思います。外注していたものを自分たちで作りたい、これから動画を始めたい。どちらの場合も、道具をそろえるところから考えたくなりますよね。
ただ、中小企業がお客様に商品や会社のことを伝える動画なら、私はソフトから入らない方がいいと考えています。先に決めたいのは、何を見てもらい、どういう印象を持っていただきたいかです。
外へ頼んで立派な動画ができると、「いいものができた」と思いますよね。PRやCMとして使うなら、それが必要なこともあります。でも、販売や問い合わせにつなげたい場合、きれいに仕上がっていることと、使いやすいことは別なんです。
私が一つの目標にしていただきたいのは、お客様に「これは実際の姿なんだな」と思ってもらえる動画にすることです。その土台の上に、伝えたいメッセージを載せます。
商品を実際に手に取るとどんな感じなのか。写真で見た印象と違わないのか。そういうところを確かめたい人に、現物の様子を見せる。企業の立派さを演出するより、それが助けになる場面があります。
ただ、生の姿を見せることと、日常をそのまま流すことも違います。長くて余分な部分が多い、見ていて嫌な気分になる。それではよい印象になりません。お客様が知りたいことに絞り、必要な内容を気持ちよく見てもらえるようにしたいですね。
お客様に何を見せたとき、「おお、そうなんですね」と反応してもらえたか。何を動画で伝えたいか。まず、そこを整理してください。
そのうえで、お客様の目線に立ったら何が必要なのか、どういう順番で見せるのかを紙に書いて決めてしまう。ここまでは、編集ソフトは関係ありません。
後で編集して何とかするつもりで撮るより、話すことと見せる順番を決めてから撮る方が、作業も楽になります。撮った後は余分な部分を切れば出せる、というくらいまで考えておくといいと思います。
私自身、長く話すと同じことを繰り返してしまい、もっとコンパクトにできるなと感じることがあります。お客様に見てもらう動画なら、なおさらです。長い説明をそのまま撮るのではなく、短い時間で必要なことが分かる構成を先に作ってください。
撮影するときに、まず気にしていただきたいのは音声です。映像を見たり見なかったりしていても、音はずっと聞いていることがありますよね。私も昔は野球中継をラジオで聞くのが好きで、音だけだからこそ想像が広がる感覚がありました。
それだけに、聞き取りにくさや余分な音があると気になります。声がクリアに入るか、周りの話し声が邪魔していないか、自分の口癖や口の音が気にならないか。一度、自分の声を聞いてみてください。人にも聞いてもらうと、自分では気づかなかったところが見つかります。
録った音を実際に聞き、内容を聞く前に嫌になってしまう要素を減らしましょう。自分の声を聞くのはつらいかもしれませんが、ここはやっておいた方がいいと思います。
動きながら物件や現場を説明する場合と、座ったまま話す場合では、声の録り方も変わります。また、地元の方へ親しみを持って話すのか、落ち着いた印象を伝えるのかでも、話し方は違います。お客様へ向けて話していることを意識して、聞こえ方まで確かめてください。
次は、どこを撮るかという画角と、手ぶれです。お客様に動画を撮っていただくと、「ここが見たいのに切れている」「近すぎる」「見せたいところが小さすぎる」といったことがあります。
建てた家の中や物件、ホテルの外観など、歩きながら撮る場合は揺れも気になります。移動の仕方や撮り方を変えたり、揺れを抑える道具を使ったりして、見ていてつらくならないようにしたいですね。
照明も、目で見た感じと録画された映像とで違うことがあります。暗くて分からない、顔の色が不自然に見える、といったことがないかを見てください。人を撮るなら、照らす方向や光の色でも印象が変わります。
音声・画角と手ぶれ・照明を、短い撮影で試してから本番に進むといいと思います。何を見せるための動画なのかが決まっていれば、「これなら分かるね」という判断もしやすくなります。
構成を考え、素材の段階で見やすく聞きやすいものが撮れたら、編集でやることはそれほど多くありません。最初は、余分な部分を切ってつなぐことと、文字で見せたい部分にテロップを入れることが中心でいいと思います。
ソフトを使いこなせるようになると、いろいろな機能を試したくなるんですよね。PowerPointに慣れ始めた頃のように、急に文字を動かしたり、変わった画面切り替えを入れたりしたくなる。でも、それに凝るほど、お客様が知りたい内容から離れてしまうことがあります。
編集の機能をたくさん使うことより、伝えたい内容を邪魔せず見てもらうことを優先してください。装飾やアニメーションが増えても、知りたいことが分かりやすくなるとは限りません。
まず企画を考え、撮影する素材を整える。その後で、必要なカットと文字を加える。自社の商品や仕事の様子を伝える動画なら、その順番で取り組んでいただくのがいいと思います。
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投稿 第306回:自社の動画制作で押さえたい、構成・音声・撮影・編集の順番 は 中小企業専門WEBコンサルティング会社・ラウンドナップWebコンサルティング(株式会社ラウンドナップ) に最初に表示されました。
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
ホームページを改善しようとすると、ページの中身ばかりを見てしまいがちです。でも、お客さんがそこへ入ってくる前に、検索結果でどのように見えているかも確認しているでしょうか。
自分たちが力を入れているキーワードで検索して、周りにどんな会社やコンテンツが出ているかを見る。今回は、順位の数字だけでは分からない「選ばれ方」の話をしたいと思います。
自分の仕事とは関係のないことを検索するときを思い出してください。候補がずらっと出てきても、全部のページを開くことはありませんよね。いくつか見た中から、この二つか三つを見よう、あるいはこれだけでよさそうだと選ぶはずです。
そのときの判断材料になるのは、タイトルやその下の説明文、画像があれば画像です。特にスマートフォンでは、画面に出ている限られた情報で選ぶことになります。
検索結果に出たことと、そこから自分たちを選んでもらえることは別の問題です。順位が変わっていなくても、見え方が変わればクリックされ方や、訪ねてくれる人が変わる可能性があります。
例えば、ホームページの制作費用を調べたときに、どの候補も「ホームページ制作費用」というような似た名前だったらどうでしょう。内容は分かっても、どこの会社が出しているのか、何が違うのかは判断しづらいですよね。
似たサービスや情報が増えるほど、誰が出しているかは選ぶ材料になります。この会社の説明なら信頼できる、このサイトの情報は役に立った。そういう記憶があっても、検索結果でそれを見分けられなければ、うまく結びつかないわけです。
リアルの商売であれば、あの会社とはよく相見積もりになるとか、近くに新しいお店ができたとか、日々の仕事の中で競合が見えることがあります。
ネットでは意識して見に行かないと分かりません。ショッピングモールに例えると、隣や向かいのお店が次々と入れ替わるような世界なんですね。しかも、その入れ替わりを自動的に知らせてもらえるわけではありません。
Webの活用に熱心な会社は、検索結果でどう選ばれるかも改善しています。タイトルや説明文の書き方を変えたり、別の訴求を試したりする。その結果、自分たちと似たアピールをする会社がすぐ近くに出てくることもあります。
自社の順位だけでなく、同じ画面に並ぶ相手が何を伝えているかまで見てください。似た説明の会社が増えたなら、これまでの書き方では違いが伝わりにくくなっているかもしれません。
そのままだと選ばれる機会が分かれてしまうなら、別のアピールポイントを説明文に出した方がよさそうだと考えられます。自社のページだけを見ていても、この判断はしづらいと思います。
まず、自分たちの集客に重要だと思うキーワードを十個くらい選んでみてください。私なら「ホームページ改善」「Web活用」といった言葉や、コンテンツに関係する「何とかのやり方」のような言葉で、どんなページが並ぶかを見ます。
毎日見るのはやりすぎだとしても、月に一回は見ておいた方がいいと思います。状況に応じて週に一回、隔週くらいで確認することも考えてください。大切なのは、気になったときだけではなく、変化に気づけるようにしておくことです。
その際、自分たちのタイトルと説明文がどう見えるかに加えて、画像や動画、地図などがどこに出ているかも見ます。順位では一位だと思っていたのに、実際にはかなりスクロールしないと自社のページが出てこない、という見え方もあり得ます。
順位の数字を、実際にお客さんが見る画面と照らし合わせることが必要です。どの場所で、何に囲まれて、どのような情報として見えているかを確認して初めて、改善を考える土台になります。
すでに検索結果を見ている方は、そこから行動までつながっているかも振り返ってみてください。見て終わりなら、どこを変えるともう少し選んでもらえそうかを、一つ考えるところまで進めたいですね。
検索結果を見て改善することは、ホームページの中身を大きく作り直すことに比べれば、自分たちでも取り組みやすい一歩です。少し順位が下でも、その中で選んでもらうには何が伝わればよいかを考えられます。
そのヒントは、普段の自分の行動にもあります。仕事以外の検索で、なぜそのページを開いたのか。この言葉が気になったのか、説明が分かりやすかったのか。自分の選び方を振り返って、自社にも応用できるところを探してみてください。
SNSの投稿文は、どう書けば反応してもらえるかを考える方が多いと思います。それに比べると、検索結果に出るタイトルや説明文は、あまり気にされていないことがあります。検索から来てもらう会社であれば、そこも同じように大事な入口です。
ページに来た後の改善と合わせて、来る前に何を見て選ばれているかを考えてください。小さく試して反応が出れば、次の改善も動かしやすくなります。
ホームページの中だけに目を向けず、自分たちが競争している場所へ出てみる。検索結果に関心を持つところから、改善を始めていただければと思います。
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投稿 第305回:検索順位だけでなく、検索結果でどう選ばれるかを確認する は 中小企業専門WEBコンサルティング会社・ラウンドナップWebコンサルティング(株式会社ラウンドナップ) に最初に表示されました。
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地方の企業と、都市圏で副業をしたい方を結びつける。そういう事例を読むと、自社でも安い費用で良い人に手伝ってもらえるのでは、と感じるかもしれません。ただ、そこに書かれている形を、そのまま実践できると思うと危ないんですね。
社外の人材を活用すること自体は、中小企業にとって大事です。距離が離れている人や、限られた時間だけ働ける人にも力を貸していただく。そのとき、成功しているように見えるマッチングを、どこから見るかという話をしたいと思います。
きっかけになったのは、日経トップリーダーの2021年10月号に載っていた、鳥取県の副業・兼業人材活用の記事です。県内の中小企業が、間に入る組織の支援を受けながら、都市圏の人材とつながるという事例でした。
その記事を読んで私が気になったのは、金銭だけで釣り合いが取れているのか、ということです。地域を助けたい、プロジェクトを通じて学びたい。そうした思いのある方が、仕事を引き受けていました。受け入れる会社側からも、この報酬でここまでやってもらっていいのか、という声が出ていたんですね。
安い金額で依頼できているなら、その差を何が支えているのかまで見たいところです。地域に貢献できることや、経験、実績を得られることに価値を感じているなら、その分も含めて成り立っているわけです。
それをすぐに、やりがいだけに頼っていると片づけたいわけではありません。ただ、同じように依頼先が増えたときも、自社を選んでもらえるのか。続けるうちに、その動機が変わってこないか。そこまで考えないと、継続する仕事としての形は見えてきません。
「この金額で、こんなにやってくれてありがたい」。それだけ価値を感じているのなら、報酬を上げることも考えた方がいいと思います。役に立ってもらっているのに、最初の条件のままずっと続くとは限りません。
副業の方には、依頼しやすい面がありますが、同じように、別の仕事へ移りやすい面もあります。もっと報酬が欲しいと強く言うのではなく、黙って離れていくかもしれないんですね。
やってほしい仕事と、相手が受け取るものが釣り合う形を考える必要があります。予算を増やせないなら、その条件でどんな仕事をお願いするか、どういう経験の方にお願いするかも関わってきます。
最初は慣れていない人でも、一緒に仕事をするうちに上達してくれればいい、という考え方もあるでしょう。ただ、力がついたときに、それに見合う条件のところへ移ってしまう可能性はあります。育ってくれれば、そのまま自社に残ってくれるという前提にはしない方がいいと思います。
小さな企業に、出せる費用の限界があることは分かります。その予算感で成り立つ仕事を組み立てられるなら、取り組む意味はあります。ただ、受ける方の善意や学びたい気持ちが、ずっと同じ強さで続くという形には頼りすぎないことです。
もう一つ、その事例で大きかったのは、間に入る人の働きです。組織があるからというだけではなく、中にいる方が、依頼する企業と受ける人の間を細かく調整していました。
「この人に返事をしましたか」「この仕事の粒度は大きすぎますよ」「作業ではなく、課題を伝えないと」。そういうところまで見てくれる方がいる。発注や、できたものを確かめる検収ができる人が間にいるから、成り立っている部分があるんですね。
人を紹介してもらうことと、一緒に仕事を進められる状態を作ることは、同じではありません。同じ仕組みを別の場所で作っても、調整できる人がいなければ、うまくいかないことがあります。
依頼側が、自分でもイメージできていないものをざっくり投げてしまう。戻ってきたものに「何となく違う」と差し戻しを重ねれば、受ける方も嫌になってしまいます。逆に、依頼した側も「この仕上がりでは、お金を払えない」と感じるかもしれません。
安く良い人を見つけるところだけ見ていると、この間にある仕事が抜け落ちます。事例を読むなら、誰がそこを担っているのかまで見ていただきたいと思います。
その後も、副業人材に関するご相談をいただいています。第537回:副業人材を迎える前に、自社が受け入れられる条件を考えるでは、任せたい仕事と相手の経験、社内との関わり方について、あらためてお伝えしています。
では、社外の人材を使えるようになるために、何をしたらいいのでしょうか。私は、基本的なWebの知識や、発注・検収の仕方は、自分たちでも学ぼうと切り替えていただきたいと思っています。
私のお客様でも、そこを勉強している会社は、だんだん独り立ちしています。何が問題なのかを解決してほしいのか、それとも、やることは分かっているけれど手が足りないので作業を頼みたいのか。その判断ができるだけでも、依頼の仕方が変わります。
まず、自分たちが何を頼み、何を確かめるのかを、ある程度分かるようにすることです。一回で成功するとは限りません。失敗しながら、失敗する割合を下げていくようなものだと思います。
その上で、自社で埋められない専門分野を持つ方や、一緒に考えてくれる方をパートナーとして選ぶ。結果として、その人が副業で仕事をしているのか、専業のフリーランスなのか、会社として活動しているのかがついてくるんです。
最初から「副業人材を活用するぞ」と決めるより、必要な支援に合う相手を探す方が、順番として自然ではないでしょうか。自治体や団体が何とかしてくれるのを待つだけでなく、自分たちにも依頼する力をつける。そうして外の力を借りられるようになると、安定した形で仕事を続けやすくなると思います。
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投稿 第304回:地方の副業人材活用事例は、報酬と調整役まで見て読む は 中小企業専門WEBコンサルティング会社・ラウンドナップWebコンサルティング(株式会社ラウンドナップ) に最初に表示されました。
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お客様と話したり、自分の本棚を見渡したりしていて、改めてお伝えしたいと思ったことがあります。Webやマーケティングには、いろいろな新しい名前の考え方が入ってきますよね。ただ、現場の感覚からいうと、その言葉を追いかけるだけでは、あまり役に立たないことが多いんです。
その考え方に携わっている方には申し訳ないのですが、なぜそう感じるのか。言葉の背後にあったものが、名前だけになると抜け落ちてしまう、というところを押さえていただきたいと思います。
例えば、「赤い色鉛筆を取って」と言われたときに、自分が想像している赤と、相手が想像している赤は違うかもしれません。「今日のお客様は、とても反応が良かったです」という報告でも、自分の思う反応の良さと、報告した人の思う反応の良さは、全然違うことがあります。
言葉は物事を伝えることを優先するために、後ろにあるいろいろな情報を畳み込んでいるんですね。新しい用語も同じです。最初に考えた人は、背景の知識や思考があって、「こういう考え方をしたらいいのではないか。では、名前をどうしよう」と付けたはずです。
名前だけを受け取っても、その考え方が生まれた背景まで受け取れているとは限りません。いろいろな人を経由していくうちに、背景が抜けたり、違う解釈が加わったりします。
例えば「ブルーオーシャン戦略」という名前になった段階で、受け取る側にはそれぞれの理解が生まれます。その用語について本が出て、それをまねしても、うまくいかない。「本に書いてある戦略をやってみたけれど、うまくいきませんでした」というご相談でも、そういうことがあるんですね。
こうした考え方を使うなら、特にオリジナルに当たることです。何を背景に生まれて、もともと何を意図していたのか。原点にある一次情報を見て、それを基に自社に役立てることを考えないと、二次、三次と出回ってくる情報には、ゆがみがあると思った方がいいのではないでしょうか。
これは、悪意のある情報や嘘だけに気をつけようという話ではありません。善意で流されている情報でも、実際に効果があった情報でも、その背景まで自分たちに伝わるかというと、なかなか難しいんです。
「何かいいものはないか」と手法を探すときも、それが自社で使える条件まで分かっているかを考えてください。手法の部分だけを拾って実行しても、うまくいかないことがあります。
以前は、同じようにマーケティングに取り組む会社が少なく、裏の情報が分からなくても、手法をまねすれば成果が出ることがありました。でも、周りも同じように取り組んでいれば、そのやり方だけでは勝てなくなります。情報を拾ってきて実行するやり方で、以前ほどうまくいかなくなったという声を聞くのも、そういうことだと私は感じています。
Webマーケティングというと、いろいろなことを数字で観測できるイメージがあるかもしれません。結果を定量的に評価できる数字が得られるのは事実ですし、意思決定の判断材料になるものを得られるのは、デジタルのありがたいところです。
ただ、それを実行するまでに何を考え、どう判断するかというところは、定性的に行われている部分が大きいと思っています。数字で結果が分かることと、何をすべきかが数字だけで決まることは、同じではないんですね。
お客様のことを肌感覚を持って知る機会を、きちんと持っておきたいと思います。店舗がある、あるいは直接お客様と接する機会があることは、大きな強みです。
私も、以前のお客様で、すでに契約が終わっている方に、ちょっとしたアドバイスをする代わりに、いろいろ教えていただくことがあります。現場の肌感覚や情報を失わないために、そういうことをかなりやっています。
新しい名前を覚え続けるより、お客様と接して得られる生の情報を社内で共有する。その上で「こういうことをしたらいいのではないか」と考えて、試していく。私は、そこに力をかけていただきたいんです。
最近うまくいっている、あるいは、うまく回るだろうなと感じる会社は、まずお客様のことを理解して、その上でこういう手段を取ろうと考えています。結果として、この手法を選ぶという流れになっているんですね。
現場で得たことをホームページに反映して、その後のヒートマップの動きの変化などを見る。実際の接点から施策を考え、やってみて、反応を得る。動きの出発点を、ネット上で見つけた情報、特にSNSで流れてきた情報に置くと、うまくいかないことが多いと感じます。
実行した後も、アクセス解析を見て満足せず、お客様にどう受け取られたかを聞いてみてください。「こういうことをしたのですが、どうでしたか」「こう変えたのですが、どう思いますか」と、直接聞くこともできます。
私自身、SNSを情報源として次々に見て回ることは、あまりしていません。ネット上の情報をそのまま自分たちの施策に使うのは、難易度が高いと思うからです。その時間の代わりに、お客様から得た情報を共有して、施策を試して反応を返してもらうところを回していく方がいいと思っています。
名前が一人歩きしている考え方を使うなら、最初の原点に当たり、背景も含めて理解する。そして、自分たちのお客様から得られる定性的な情報とのつながりを、常に作っておく。用語を追いかけることが、自社のお客様を知ることの代わりにならないようにしていただければと思います。
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投稿 第303回:Webマーケティングの用語を追う前に、背景とお客様を知る は 中小企業専門WEBコンサルティング会社・ラウンドナップWebコンサルティング(株式会社ラウンドナップ) に最初に表示されました。
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
今回の話は、一見すると別のテーマを扱っています。中小企業デジタル化応援隊事業の不正問題と、BNPL、いわゆる後払いの広がりです。ただ、この二つを並べて考えると、今の市場で起きている変化が見えやすくなります。
共通しているのは、人が「払ってから確かめる」ことに以前より強く抵抗するようになっている点です。とくに、助言やコンサルのような無形サービスは、その変化の影響をかなり受けています。
中小企業デジタル化応援隊事業は、助言やアドバイスの費用を補助するという、かなり珍しい制度でした。条件面だけ見れば、使う側にとっては相当においしい仕組みです。ところが、実際には存在自体を知らなかった人がとても多かった。業界の中では盛り上がっていても、世間にはほとんど届いていなかった印象があります。
ここから見えてくるのは、助言やコンサルのような形のない価値に対して、お金を払う心理的ハードルがまだ非常に高いということです。制度として用意されても、そこへ飛び込む人は多くありませんでした。
今は情報が多すぎて、何を信じればよいのかが見えにくい時代です。無形サービスはとくに、買う前に品質を判断しづらい。だからこそ「まず払ってください」という売り方そのものが敬遠されやすくなっています。
一方で、後払いの仕組みは広がっています。先に使って、納得したら払う。返品も簡単。そういう体験が日常になると、企業向けでも個人向けでも、「まず体験したい」という感覚はさらに強まります。ここに、制度が浸透しなかった背景と後払い需要の伸びがつながってきます。
今後は、商品やサービスを売るときに、お金が後で動く設計をどれだけ用意できるかが重要になります。もちろん、何でも完全後払いにすればよいわけではありません。ただ、少なくとも入口では、体験して価値を感じてもらってから継続や本契約に進んでもらう流れの方が受け入れられやすいはずです。
コンサルのようなサービスなら比較的その形に寄せやすいかもしれません。反対に、Webサイト制作のような仕事は前受けが必要になる場面もあります。その場合でも、全部先払いではなく、一部を体験や診断、初期相談のような軽い接点に分けるなど、お金の動き方を見直す余地があります。
後払い型の発想に寄るということは、売る前の説得力より、使った後の満足度が問われるということでもあります。だから、今のお客さんが何に価値を感じているかをちゃんと聞き、それを次の見込み客に対しても再現できる形に整えることが大事になります。
この方向へ進めば、合わないお客さんを早めにふるい分けやすくなり、不当なクレームやミスマッチも減らせます。体験してもらってから選んでもらう流れは、売る側にとっても守りになります。
もちろん、医療や治療のように簡単に後払い型へ寄せにくい業界はあります。それでも、フロントに小さな体験商品を置く、初期相談を受けやすくする、成果物の出し方を段階化するなど、お金を動かすタイミングを工夫する余地は残っています。
大事なのは、従来の「先に払ってください」が当然ではなくなっていることを前提にすることです。市場の変化に合わせて、売り方そのものを調整する必要があります。
中小企業デジタル化応援隊事業が広く浸透しなかったことと、後払いニーズが強まっていることは、別々の現象ではありません。どちらも、形のない価値や見えにくい価値に対して、先にお金を払うことへの抵抗が強まっていることを示しています。
これからは、サービスそのものだけでなく、お金の流れまで含めて商品設計を見直す必要があります。まず体験してもらい、納得してから払ってもらう。その流れに寄せていけるかどうかが、売りやすさを大きく左右していきます。
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投稿 第302回:中小企業デジタル化応援隊事業失敗とBNPL(後払い)ニーズに共通するもの は 中小企業専門WEBコンサルティング会社・ラウンドナップWebコンサルティング(株式会社ラウンドナップ) に最初に表示されました。
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SEOの情報を探そうとすると、今でもSNSやネット上には大量のノウハウが流れています。タイトルタグの書き方、見出しの付け方、キーワードの攻め方など、手法だけを切り出した話は目に入りやすいです。ただ、中小企業の集客を支える立場から見ると、そうした情報は事業会社には合わないか、合っても意味が薄いことが少なくありません。
今回の中心にあるのは、SEOを「検索エンジン最適化」という言葉のまま受け取ると、手段だけを追いかけて失敗しやすい、という話です。
SEOは本来、検索エンジンから見込み客を集めるための一つの手段です。ところが「SEO」という言葉が独り歩きすると、何を実現したいのかを飛ばして、タグやキーワードのような細かい施策ばかりを見てしまうんですよね。
もちろん、個々の施策に意味がないわけではありません。ただ、それは戦略や目的が先にあって初めて効いてきます。どんなお客さんに来てほしいのか、何を見てもらいたいのか、そのためにサイトのどこを改善すべきか。そこが抜けたままテクニックだけ集めても、アクセスは伸びない、あるいは伸びても問い合わせにつながらない、という状態に陥りがちです。
昔は、文字数を増やす、キーワードを詰める、リンクを積むといった施策が効いた時代がありました。しかし今は、そうした人為的な操作をGoogleが嫌う方向へ進んでいます。だから「こうすれば上がる」という魔法の杖のような情報は、どんどん効きにくくなっています。
それでもテクニック論が人気なのは、わかりやすく、すぐ試せそうに見えるからです。ですが、やることだけを先に受け取っても、前提が違えば結果は変わります。特に事業会社は、単に順位を上げたいのではなく、商売につながる集客をしたいはずです。そこを見失うと、努力の向きがずれていきます。
SNSやネットで発信されるSEO情報には、大きく分けて二種類あります。一つは、もっと上の戦略から考えようという話。もう一つは、細かなテクニックを並べる話です。後者の方が目を引きやすく、試したくもなります。
ただ、そこで語られている前提は、全国向けに集客するメディアやアフィリエイトサイト、ブロガー型のビジネスであることが多いです。地域密着型の会社や、限られた商圏で仕事をする会社がそのまま持ち込んでも、力が弱いか、ほとんど効きません。ネットの世界では前提が省略されがちなので、その情報が誰向けなのかを読み違えやすいのです。
では何を軸に考えるべきかというと、まずはお客さんです。お客さんが何を求め、どういう場面で検索し、何を見たら安心するのか。検索エンジンの前に、その理解が必要です。そのうえで、Webサイトを役立つ情報の置き場として育て、アクセス解析やサイト内の反応を見ながら改善していく方が、ずっと実際の現場的です。
この考え方に立つと、SEOはWebサイト活用全体の一部になります。検索だけでなく、他の流入経路も含めて、お客さんに届く導線を作る。その中で必要な施策としてSEOを見る方が、手段に振り回されません。
今後は、単語を入れたから評価されるという世界から、コンテンツの中身と検索する人の意図の対応をより深く見る方向へ進んでいくはずです。そうなるほど、タグの小手先より、誰のために何を書いているかの方が重要になります。
だからこそ、見出しタグがどうだ、タイトルタグがどうだという断片的な議論に時間を使いすぎるより、顧客理解とサイト全体の役割を見直した方がよいのです。
SEOの情報があふれている今、事業会社がやるべきことは、手法をたくさん集めることではありません。その情報がどんな商売を前提にしているのか、自社の集客構造と合っているのかを確かめることです。
SEOは目的ではなく手段です。検索エンジン最適化という言葉に引っ張られすぎず、お客さんに見てもらい、問い合わせや商談につなげるためにWebサイトをどう使うか。その上の視点から見直すことが、遠回りに見えて一番確実です。
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投稿 第301回:SNS上のSEO情報は事業会社には合わないか意味が薄い…その理由と背景 は 中小企業専門WEBコンサルティング会社・ラウンドナップWebコンサルティング(株式会社ラウンドナップ) に最初に表示されました。
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ホームページをリニューアルする際に、「この機会にSNSもちゃんと活用したい」とご相談いただくことがあります。周りの会社が使っていたり、成功した話を聞いたりすると、気になりますよね。
ただ、中小企業、特に営業エリアが決まっている会社の方には、SNSに期待しすぎないでいただきたいとお伝えしています。始めること自体より、そこで何を得たいのか、自社の商売につながる使い方なのかを先に考えてほしいんです。
SNSで発信すると、自分たちの営業エリアの外にも情報が届きます。見てもらうためには、地域の同業者だけでなく、全国で発信している会社や人たちとも、関心を引くための競争をすることになります。
ところが、営業エリアの外にいる人には、商品やサービスを提供できない商売もありますよね。フォロワーや「いいね」が増えたとして、その人たちは自社のお客様になり得るのか。そこを一緒に考えなければいけません。
SNS上で反応が増えることと、自分たちの営業エリアで商売につながることは、同じではありません。近隣のお客様に来ていただく商売なら、広く見られたという数字だけでは判断できないんです。
全国に商品を届けるメーカーや通販、Web上で完結するサービスなら、話は違ってきます。広く届くことが、そのままお客様との接点になりやすい。そういう会社の成功を、自社にもそのまま当てはめない方がいいと思います。
「投稿する素材は日々の仕事から取ればいいんですよ」と気軽に言われることがありますが、それも大変じゃないですか。普段やっていなかったことを、新しく仕事に加えるわけです。
素材を集めて、投稿を作り、続けていく。そのための時間も人件費もかかります。バズらせ方や数字の見方を勉強する前に、それだけの力を使う意味があるのかを考えていただきたいですね。
運用方法を覚える前に、SNSで自社の事業にどんな変化を起こしたいのかを確かめてください。媒体の中で存在感を出すことだけが目的になると、頑張ったけれど結局何が変わったのか分からない、ということになってしまいます。
私自身、SNSをかなり頑張った時期があります。でも、その労力に対して大きな反響があったかというと、そうではありませんでした。私のやり方の問題もあるとは思いますが、音声配信やメールマガジン、ホームページを見ていただく経路の方が、ご相談につながってきたという経験があります。
ではSNSには意味がないのかというと、そんなことはありません。私は、入口を逆に考えていただくといいと思っています。
SNSの中で有名になって、そこから人を集めることだけを考えるのではなく、ホームページを見に来た人に、会社の日々の姿も見てもらう。そのためのコンテンツとして使うんです。
普段どんな仕事をしているのか、どんなお客様が来ているのか、どんな雰囲気で働いているのか。そうした写真やちょっとした動画から伝わるものがあります。会社紹介の文章だけでは見えない、「今、ちゃんと活動している会社なんだな」という感触ですね。
まだ知らない人へ広く売り込むだけでなく、会社を調べている人へ日々の様子を伝える役割もあります。私がお付き合いしている会社でも、写真の投稿をお客様が見ているケースがあります。
以前ならホームページに業務日誌を書いていたような内容を、SNSで見てもらう。ホームページからそうした投稿に触れてもらえる流れを作るのであれば、使う意味を考えやすいと思います。
地域の商売でも、全国へ発信する理由がある会社はあるでしょう。ほかの会社とつながって団体を作りたい、同じ思いを持つ人を探したい、取材してもらうきっかけを作りたい。そうした目標があるなら、地域外に届くことにも意味があります。
お客様への情報配信に使うという考え方もありますね。どの媒体を使っているかはお客様によって違いますから、その方たちが受け取りやすい場所で届ける。広く発信することとは、また違う使い方です。
自社の目的に合う使い方があるかどうかで判断し、SNSを使うこと自体を必須にしないでください。面白い情報を流せば何か起こるだろう、というだけでは、力のかけどころを決めにくくなります。
動画も同じで、動画を見てもらうことに価値があるのか、その配信サービスの中で人を集めることを目指すのかは分けて考えられます。うちのお客様には動画で大きな反響を得た方もいますが、扱う分野の需要や悩みを、以前から調べ続けていた方です。その結果だけを見て、どの会社も同じようにできるとは考えない方がいいと思います。
ホームページなど、自分たちで情報を整えられる場所も大事にしながら、必要な役割をSNSに持たせる。限られた時間をどこへ使うかという視点で、取り組み方を決めていただければと思います。
こちらのフォームへどうぞ。
株式会社ラウンドナップ(ラウンドナップWebコンサルティング)
代表取締役・コンサルタント 中山陽平
Webサイト:https://roundup-inc.co.jp/
投稿 第300回:地域の中小企業にSNSは必須?商圏・運用の手間・使う目的から考える は 中小企業専門WEBコンサルティング会社・ラウンドナップWebコンサルティング(株式会社ラウンドナップ) に最初に表示されました。
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
WebやITが苦手だというお話を、ご相談の中でもよく聞きます。世の中に出ている活用事例を見ると、自分たちだけが使いこなせていないのでは、と感じるかもしれません。
でも、取り上げられるのは、うまくいった事例が中心です。苦手だと感じている会社もありますから、そこだけ見て焦らなくてよいと思います。ただ、分からないから全部外へ任せて、結果だけ聞けばよいという状態からは、少しずつ進んでいただきたいんですね。
会社を続けるためのやり方も、先輩経営者が試行錯誤してきたことを、私たちは受け継いでいます。書籍やセミナーから学ぶこともあるでしょう。ただ、そこで聞いた方法を、そのまま自社へ持ち込んでも、うまくいかないことがありますよね。
Webも同じで、外から取り込んだものを、自社の文化や仕事のやり方に合わせる必要があります。そのときに、自分たちでもやってみた経験があるかどうかは、大きいと思います。
経験があると、説明を聞いたときに、自分たちの仕事へ引きつけて考えられるようになります。例えば野球観戦でも、野球をやったことがあれば、見つけられる楽しみや、気づくところが違いますよね。
ホームページの提案を受けたときにも、以前ここで引っかかった、問い合わせは来たけれど、その後がうまくいかなかったという記憶があれば、質問する内容が変わります。それによって、提案が妥当か、相手と話が合うかも、考えやすくなります。
だから、苦手意識がある方には、何らかの形で経験してみてくださいと、私はお伝えしています。
経験するといっても、今から自分たちだけでホームページ全体を運用してください、という話ではありません。それは、さすがにリスクが大きすぎます。
これから独立する小さな会社なら、自分で始めるという選択もあるでしょう。それでも、マーケティングや営業、お客様への対応といったことを学んでから取り組んだほうがよいと思います。
既存の運用を大きく動かさず、一商品、一ページなど、影響を限ったところで経験を積むことをお勧めします。外部の会社と作って、更新してもらっているサイトがあるなら、その運用は続けながら、ここだけ自分たちで試してみるという形です。
ランディングページ一枚でも構いません。そこへアクセス解析やヒートマップを入れ、どんな動きがあるかを見る。広告を使うなら、どれくらい使い、どのように見られ、問い合わせや購入があったか、なかったかを、自分たちでも追ってみます。
すでに広告代理店へお願いしている場合は、先に相談してください。別々に出した広告が、出し方によっては互いに食い合うこともあります。小さく始めるつもりでも、既存の取り組みとの関係は考える必要があります。
最初はお知らせの更新から、というケースも多いと思います。ただ、それだけでは、お知らせを更新する操作を覚えたところで終わってしまいます。
WordPressで簡単なページを作れるようになることと、何を変えるとお客様がどう動くかを知ることは、違うんですね。
何を変えたらどうなったか、どんな人が来てどう動いたかを、自分たちで確かめることが大切です。どんなキーワードで入ってきたのか、どこで関心を持ったのか、何が効果的だったのか。そういうことを身をもって経験していただきたいんです。
ですから、単に更新の練習をするより、営業や売上につながる行動をしてもらうページを、一枚運用してみるところから始めるのがよいと思います。
失敗したときの影響は小さくする。でも、試す内容は、事業に関係するものにする。操作方法を覚えたかどうかだけを、成果にしないでいただきたいんですね。
担当者の育成も兼ねるなら、その方に任せながら進めることになります。ただし、担当者だけに閉じないでください。特に小さな会社では、経営者がWebやITに苦手意識を持ったままなのは、良くないと思います。
経営者や営業の上司など、意思決定に関わる方も入って、特別なプロジェクトとして取り組んでみてはどうでしょうか。
お客様はこんなふうに動くのか、という経験を、社内の判断する人たちも共有してください。外の会社へ次の依頼をするときにも、こういうことをしたい、これは効果がありそうだけれどどうだろうと、具体的に話せるようになります。
外部の専門家とは、そういう議論ができる関係になっていただきたいと思います。私たちも、何もかも任せてもらうことより、最後は皆さんのところのノウハウで回せるようになることを目指しています。
その上で、別の見方をお伝えしたり、まだ気づいていないところを指摘したり、必要な情報を持ってきたりする。そういう立場で支援できることが、一つのゴールです。
新しい趣味ができると、急に関連する情報が目につくようになることがありますよね。自分から探すようにもなります。Webも、やり始めると、情報を受け取るアンテナが変わります。
やっていなければ関心を持ちにくかったことも、自分たちの経験とつながるようになる。試して反応を得ることで、知見もたまっていきます。
分かってから始めるだけでなく、少し始めた経験を足場にして、分かることを増やしていくんです。外へ任せて結果だけ聞いている状態では、得にくいものがあります。
これを変えたら成果が出た、こっちは駄目だった。そうやって反応が返ってくると、では次はどうだろうと、楽しくなってくる方もいます。会社の目標設定やマネジメントにも関わるので、一概には言えませんが、楽しくなってくると進みやすいんですね。
苦手だからと全部を遠ざけず、かといって大きな仕事をいきなり抱えず、まずは限った範囲で、お客様の反応を知る経験をしてみてください。その積み重ねが、外の提案を自分たちで判断し、使いこなす力につながると思います。
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株式会社ラウンドナップ(ラウンドナップWebコンサルティング)
代表取締役・コンサルタント 中山陽平
Webサイト:https://roundup-inc.co.jp/
投稿 第299回:Webが苦手なら、一ページの実践から経験をためる は 中小企業専門WEBコンサルティング会社・ラウンドナップWebコンサルティング(株式会社ラウンドナップ) に最初に表示されました。
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
環境が変わったので、自分たちの会社も変わらなければいけない。そう思って大きく動こうとしたのに、社内外の反発でうまく進まず、結局は今までのやり方を強めるだけになってしまった。そういうご相談を受けることがあります。
このときに考えたいのが、一度に起こそうとしている変化の大きさです。大きな変化を何とか通そうとする前に、小さな変化を日常に組み込めないか、というお話です。
2021年版の小規模企業白書を読んだとき、事例をどう受け止めるかが大事だなと感じました。新型コロナの影響で売上が落ちた中で、何をしたかという事例がいろいろ載っていたんですね。
例えば、地元の精油を使ったオリジナルの香りを作ってほしいという旅館からの依頼に応えた話。タクシー会社が、テイクアウト商品の配達や薬の受け取りなどをするサービスを始めた話。ヨガ教室で、パソコンやスマートフォンは使わないおばあちゃんがDVDは見ていることに気づき、DVDを作った話などです。
読んでみると、「それはうちでも考えた」「ちょっとしたところからつながったんだね」と感じるかもしれません。いかにもセミナーで紹介されそうな、驚くような話ばかりではありません。
そこで見ていただきたいのは、会社の中で小さい変化を作り出せていること自体です。これをそのまままねすればいい、という受け止め方とは少し違います。
私が読んだ範囲では、事業全体に対してどのくらいの成果なのかまでは分からないものもありました。まだ売上の数パーセントという場合もあるかもしれません。それでも、何か問題が起きたときに、少しでも変われたところに注目したいんです。
うまく会社を動かせなかったというご相談で、多いと感じるのは、かなり大きく変わろうとして失敗したケースです。
販売する商品を思い切り絞り込もうとしたり、組織を大きく変えようとしたりする。そこで反発が起き、結局は元に戻って、「今までやってきたことを、もっと強くやろう」となってしまうんですね。
この状態で、大きな変化を成功させることだけを目指すのは、いったんやめた方がいいと思います。会社を作っているのは人です。人は、今の状態から変わることに不安を感じます。
会社が長く続くと、「この雰囲気が好き」「この商品が好き」「この文化が好き」という人も集まります。今の会社を好きな人がいる中で、それを大きく変えると言えば、抵抗が起こることもありますよね。
反対されたのは、変わること自体ではなく、一度に変えようとした量が大きすぎたからかもしれません。そこを分けて考えてみていただきたいんです。
大きな変化への反発を見て、この会社は何も変えられないと考えてしまうと、次の動きも取りにくくなります。まずは小さな要望に応える、少し売り方を変えるといったところから考えてみます。
社内から「こんなふうに変えてみたらよかったです」という話が上がったとき、それを受け入れて業務の進め方を変える。お客様からのちょっとした要望に、きちんと応えてみる。そういう小さな変化に寛容な会社が、動けているのではないかと私は感じました。
派手な事例には見えなくても、その裏には、書かれていない苦労や、さらに細かな変化があると思います。たまたま一つ当たったというより、受け入れられる柔軟性があったのではないか、というのが私の印象です。
小さな変化を拾って当たり前にし、それを何度も繰り返せる状態を目指してください。気がついたら、ずいぶん遠いところまで来ていた、という形ですね。
経営者や管理職の方には、そういう方向を目指していただきたいですし、従業員の方も、そのような会社にしていくという考え方を持てるといいと思います。
変化への怖さを減らすには、毎回大きな提案をするより、日常に小さな変化を組み込んでいく。どのくらいの大きさなら自社で受け入れられるのかを知ることも大切です。
もう一つ、私がよくお伝えするのが、今やっていることだけでなく、自分たちにできることに着目する、という話です。
今の事業だけに縛られると、「私たちは何々業だから、これとこれしかできない」という考え方になり、選択肢が狭くなります。
そうではなく、会社としてこういうことができ、こういう技術がある。従業員の中には、こういうことができる人や、こういう経歴の人もいる。そうやって、できることを見ていくんですね。
業種の名前から考えるより、人や会社が持っている力から考えた方が、次にできることのヒントを見つけやすくなります。小さく変えてみるための選択肢も、そこから見えてくると思います。
外から大きな変化が来たとき、環境がよくなるのを待つだけでなく、何かしら変えられる会社でありたいですよね。そのために、一つひとつの変化をあえて小さくしながら、日々の中で繰り返していく。自社ならどんな変化を受け入れられるか、という観点で考えていただければと思います。
こちらのフォームへどうぞ。
株式会社ラウンドナップ(ラウンドナップWebコンサルティング)
代表取締役・コンサルタント 中山陽平
Webサイト:https://roundup-inc.co.jp/
投稿 第298回:会社が変われないときは、一度に起こす変化を小さくする は 中小企業専門WEBコンサルティング会社・ラウンドナップWebコンサルティング(株式会社ラウンドナップ) に最初に表示されました。
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