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1.5 Vṛttayaḥ pañcatayyaḥ kliṣṭākliṣṭāḥ.
Vṛttayaḥ pañcatayyaḥ kliṣṭā (kliṣṭāḥ)-akliṣṭāḥ.
kliṣṭāḥ 苦しみの原因となるもの
akliṣṭāḥ 苦しみの原因とならないもの
たとえば、第一章は、出家してヨガを学ぶ人に向け、第二章は、家庭生活を送る一般人に向けだった、などと言われますが、ヨーガ・スートラが編纂されたのは、いまから2000年も前のこと。詳しい時期や作者の詳細は分かっていませんが、悠久の時を経て、現代を生きる私たちに愛読されたり、研究されることになるとは、当時の人々思いもよらなかったでしょう。
これまでのエピソードでは、パタンジャリのヨガスートラの第一章1節から4節までをご紹介してきました。ヨガの目的、また、こころ本質について。きょうご紹介する5節目からは、移り変わるこころ、マインドの働きを意味するVrttiについて具体的な解説が始まっていきます。5節をご紹介したあとに、第一章の1節から通しで音読していきます。とても短いスートラばかりです。前後関係も確認しながら、音読にチャレンジしてみてください。
このスートラの鍵となるのが、sva rupe sva, 自分自身の、rupa 姿/形。この言葉は、英語でTrue Natureと訳されることがあります。
私が私だと認識している私をひとつずつ手放していったときに、意識の鏡に映し出される私の姿、それを見ている存在が Drasta です。
心が静まった状態のとき、私は「見ている存在」に留まることができると解釈されます。
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ヨーガ・スートラ第1章 3節
Tadā draṣṭuḥ svarūpe-avasthānam.
そのとき、人は、本来の自分自身の姿に留まることができます。
sva : own, self 私の
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押さえつけるようにコントロールすることではなく、私が私だと認識しているそのセルフイメージをいまいちど明らかにして、そこから少しずつ距離を取っていうこと。それは未知なるものを達成することではなく、内側にある、曇りのない、集中した状態、静寂とともにある本来の自分自身の姿を見ていくことにつながります。
インドでヨガスートラを学びたい、というと、すこし意地悪な質問をされることが、あります。 「誰のヨガスートラですか?」 と聞かれるのです。 これは、ヨガスートラというのが、固有名詞ではありませんよということです。
では、Yogaってなんですか?と聞かれたら、どのように答えますか?
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Śrīpātañjalayogadarśanam パタンジャリのヨガスートラ
Atha Prathamaḥ Samādhipādaḥ
第1章 サマディパーダ
2. Yogaścittavṛttinirodhaḥ.
Yogaś (yogaḥ)-citta-vṛtti-nirodhaḥ.
心、マインドが静まった状態を、ヨガといいます。
キーワード:citta-vritti 心の働き。マインド。
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パタンジャリのヨガスートラ 第1章1節から音読をスタートします。
Śrīpātañjalayogadarśanam パタンジャリのヨガスートラ
Atha Prathamaḥ Samādhipādaḥ 第1章 サマディパーダ
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1.1. Atha yogānuśāsanam.
Atha yoga-anuśāsanam.
いまから、ヨガの教えについて紐解いていきます。
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次回のエピソードでは、第1章の2節を音読します。
最も有名なスートラですが滑らかな発音にはコツがありました。難解な専門用語は使いません。音読しながら、一緒に楽しく学びましょう。
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