こんにちは。河野です。
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「得意なことを伸ばせばビジネスはうまくいく。」
「起業家は得意なことに集中せよ。」
耳にタコができるほど聞く話です。
だからというわけじゃないですが、
これって事例と照らしても”正解”だと僕も思います。
”得意なこと”を伸ばすと、
誰しもたいていはうまくいってるんですよね。
業績だって伸びちゃってます。
でも得意なことって何?
からはじまり、
そもそも私得意なことなんてありません。
みたいなこともあると思うんですよね。
ということで今日は、
ビジネスが伸びるといわれる”得意なこと”の”得意”ってなんなのか?から、
得意なことがないって話までの対処についてお話してみたいと思います。
■ビジネスは得意なことを伸ばすと成功するらしいけど、その得意なことがないってオチ
僕らはいろんなビジネスをする方を
コンサルティグさせてもらっていますが、
何度かの改善を経てやっと成果がグンと伸びたり、
ビジネスそのものを変更して成果が出たりってこともあります。
その逆に、
「スムーズに立ち上がったなー。」
そういう感想を持つ人も一定の率でいらっしゃるんですよね。
この場合は大きく分けて理由が2つあるんです。
想像しやすいのは、
「需要があってライバルも多すぎないものを売った」
これは稼動がめちゃくちゃ早いです。
すぐに売り上げがたちます。
もうひとつは、
「得意なことをした人」
です。
この場合は商材はあんまに関係なくって、
得意だからビジネスにするまでにすべてが有利に働いた。
って感じなんですよね。
たとえば、
韓国でアパレルの仕入れや製造のアテンドをしている方は、
もともとプロのビジネス通訳者。
レベルが最高といわれる同時通訳もなさいます。
ビジネス通訳のプロ中のプロです。
間違いなく得意なことはビジネス通訳。
アパレルは素人に見えます。
ですが、この方の”得意なこと”は通訳だけじゃなくて、
そもそもプロとしてガチんこ勝負の商談に何時間何百時間お付き合いして
相手の方が満足するポイントを見つけてこられてきた
「リアルタイムで人を満足させること」なわけです。
通訳としてプライドばかり高い人も世の中には
いたりするのですが、この方の場合はそれがないので
評価も高くリピートばかり。
この得意なことを生かせているので、
アテンドのビジネスもどんどん受託されています。
こういう「得意なこと」をビジネスに選んだ場合
立ち上がりは早いなと。
プロの自然療法士として長い年月活動されている方も、
普段はクリニックでお悩みに接してこられてます。
つまり「得意なこと」は療法の知識以外に、
「悩めたり、困っている人と対峙して
よりそい解決の手助けをする」ことだったりするんですよね。
得意なことでビジネスがスムーズな人に共通することは、
・その事柄に使ってきた時間、経験した回数が圧倒的に多い
・得意なポイントがいかせるビジネスモデルにしてある。
この2つです。
僕も実はそうだったりします。
僕はカスタマーサポートという業務(電話で対話する仕事)そのものを
3年はやっていました。
特にクレームを中心にです。(笑)
毎日6時間くらい通話します。
月に120時間、年間1440時間。
3年間で4320時間。
管理職的な立場でも5年くらいはやってました。
そのときは人の通話を聞いて指示したり改善したり。
毎日3時間聞いていて60時間720時間 3600時間
「ティッピングポイント」で有名な著者マルコム・グラッドウェルさんによると、
「天才! 成功する人々の法則」のなかで一流になるには
1万時間必要とおっしゃってます。
(結構有名ななので知っている人も多いですよね?)
一流までいかなくても、
そこそこ得意なレベルには達していると思うんですよね。
マーケティングというか起業論的なものも僕はそうしたいと
思ってから結構はまって通勤、ランチの時間、
車でサーフィンの往復、自宅で、とにかくオーディオセミナー的なものや
手がふさがっていないときは本でひたすら読んで聞いてました。
毎日5時間くらい。独身で暇なころからなので365日全部使っているので
33歳から独立までの5年だとしたら1万時間くらいは読んだり聞いたりしていることに
なるんですよね。
やってる内容は情報ばっかり得ていて
気持ち悪いのですが(笑)
そういう情報は得意と呼べる状態にはなっていたのじゃないかなと。
”ビジネスの内容を話す。””対話をして満足してもらう。”
こういうビジネスなら「得意なこと」だったのだろうなって思ったりもします。
僕の場合は偶然振り返るとそうだったってことなんですが、
立ち上がりを早く継続性をあげるなら
やはり「投下してきた時間の長い」「得意な要素」を
使えるビジネスをしたほうがいいってことになると思うんです。
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とまあ・・・
ここまでは正論っていうか、
「う、うん、まーそうだよね」って話です。
ただ、
話さなければならない絶望的なこともがひとつ。
・たいていの人は”得意なこと”なんてなかったりする。
ってことなんです。
あ。ある人もいるんですよ?
たくさんいると思います。
ただ、ない人も多い。
それはわかりやすく言えば、
あることに時間を投下した時間が多いってことは、
A・暇つぶしや、友達と飲んだりしているよりやりたいことがあって
それをオタク的にやってきた。
か
B・勤務している会社の仕事を本気でがんばって成果を出して、
または出そうと努力してきて、キャリアはあまり変えてこなかった。
どっちかじゃないと「得意」になってないからなんです。
Aだと思い込んでいてもたいていは、
「好き」のレベルは超えていなくて、
「得意」じゃーないんですよね。
しかも、そっちのほうが普通だったりします。
そもそも仕事に努力を重ねている人とか、
お宅的なことに没頭している人は
起業したいと思ったりしなかったりするってオチもあるんで、
僕のケースのように「起業」がオタク的に没頭することでもない限り
なかなかないですよね。
ってことでたいていは「好き」のレベルを超えていない程度のこと
しか持ち合わせてなかったりするのです。
その証拠に想像してみていただきたいのですが、
「好きなことをして生きよう。あなたの好きなことはなんですか?」
といわれると心が躍り、
「得意なことだけ伸ばしてください。あなたの得意なことはなんですか?」